疑心暗鬼
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この記事の参考文献は、一次資料や記事主題の関係者による情報源に頼っています。信頼できる第三者情報源とされる出典の追加が求められています。(2017年4月)

この項目では、一般的な「故事」について説明しています。古代中国で慣習法化した先例については「故事 (先例)」をご覧ください。

この項目には、JIS X 0213:2004 で規定されている文字が含まれています(詳細)。

目次

1 あ行

1.1 圧巻

1.2 井の中の蛙

1.3 烏合の衆

1.4 塩車の憾み


2 か行

2.1 偕老同穴

2.2 臥薪嘗胆

2.3 画竜点睛

2.4 完璧

2.5 管鮑の交わり

2.6 疑心暗鬼を生ず

2.7 杞憂

2.8 玉石混淆

2.9 漁夫の利

2.10 愚公山を移す

2.11 蛍雪の功

2.12 鶏肋

2.13 逆鱗

2.14 五十歩百歩

2.15 鼓腹撃壌


3 さ行

3.1 塞翁が馬

3.2 宰相殿の空弁当

3.3 先んずれば将ち人を制す

3.4 三顧の礼

3.5 死屍に鞭打つ

3.6 四面楚歌

3.7 守株

3.8 酒池肉林

3.9 少年老いやすく学なりがたし

3.10 食指が動く

3.11 助長

3.12 水魚の交わり

3.13 推敲

3.14 折檻

3.15 糟糠の妻

3.16 宋襄の仁

3.17 漱石枕流


4 た行

4.1 他山の石

4.2 蛇足

4.3 断腸の思い

4.4 朝三暮四

4.5 天衣無縫

4.6 登龍門

4.7 虎の威を借る狐


5 な行

5.1 泣いて馬謖を斬る

5.2 嚢中の錐


6 は行

6.1 背水の陣

6.2 白眼視

6.3 白眉

6.4 破竹の勢い

6.5 髀肉の嘆

6.6 刎頸の交わり


7 ま行

7.1 矛盾

7.2 明鏡止水

7.3 孟母三遷


8 や行

8.1 病膏肓に入る

8.2 羊頭狗肉


9 ら行

9.1 梁上の君子

9.2 洛陽の紙価を高からしむ

9.3 李下に冠を正さず


10 わ行

10.1 災い転じて福となす


11 出典・補注

12 関連項目

ウィクショナリーにカテゴリ:故事成語の項目があります。

ウィキクォートに故事成語に関する引用句集があります。

故事(こじ)とは、大昔にあった物や出来事。また、遠い過去から今に伝わる、由緒ある事柄。特に中国古典に書かれている逸話のうち、今日でも「故事成語」や「故事成句」として日常の会話や文章で繁用されるものをいう。

故事成語/故事成句(こじ せいご/こじ せいく)とは、故事をその語源とする一群の慣用語句の総称。本来の中国語ではただ「成語」というが、日本では故事を語源とするものをその他の熟語や慣用句と区別するために、このような呼び方となった。

ものごとのいわれ(由来)や、たとえ(比喩)、おもい(観念)、いましめ(標語)など、面と向かっては言い難いことを婉曲に示唆したり、複雑な内容を端的に表したりする際に便利な語句で、中には日本語の単語として完全に同化したもの(「完璧」「矛盾」など)や、日本語のことわざとして定着したもの(「井の中の蛙大海を知らず」「虎の威を借る狐」など)も多い。

以下には日本でも繁用される主な故事成語を五十音順にあげた。
あ行
圧巻「wikt:圧巻」も参照

古代中国で行われた官吏登用試験の科挙で、もっとも成績の良かった者の答案(巻)を圧するように常に一番上に置いたことから、書物の中で一番優れた詩文を圧巻と呼ぶようになり、書物以外にも用いられるようになった。
井の中の蛙「wikt:井の中の蛙大海を知らず」も参照

井戸の中にいるは、自分が一番大きな生き物だと思っていた。しかし、それを海亀が覗き込む。その体は蛙より何倍も大きく、彼は蛙に「こんな狭いところで何をしているのか?」と不思議そうに訊ねた。蛙はそれが聞き捨てならず、海亀にここの住み心地のよさを教え、彼に井戸に入るよう勧めるが、海亀は狭すぎて入れたものじゃないと答える。続けて海亀が自分が住んでいる海の広さを語ると、蛙は驚いた[1]

これはある儒者が、荘子の教えを聞いてからは自分の考えが世に通用しないのを憂い、友人に相談を持ちかけたところ、その才のある友人が窘めたたとえ話である。つまり、この男はその儒者に「まだまだ考え方が狭い。だから、もっと広い視野で学問を見よ」と暗示したのである。

このことから、見識が狭いこと、またそのような人を井蛙、井蛙の見などと呼ぶようになり、日本では井の中の蛙大海を知らずということわざで知られるようになった。
烏合の衆「wikt:烏合の衆」も参照

ただ寄り合っただけで秩序や統制が何もなく、役に立たない群衆や軍勢のこと。烏(カラス)の群れは数は多くても常にばらばらでまとまりがなく、一度脅すだけで散り散りになってしまうことから。新末後漢初の動乱時、光武帝の功臣で後漢創業の立役者の一人となった??が敵対する王郎の勢力をこう評した故事にちなむ[2]。ただし、同じ頃に同じく光武帝の功臣で後漢創業の立役者の一人となった耿?がやはり王郎の勢力を同じように言い表すくだりがあり、文献の上ではこちらの方がこの成句の初出となる[3]
塩車の憾み詳細は「塩車の憾み」を参照

「塩車(えんしゃ)の憾(うら)み」「驥(き) 塩車に服す」あるいは「驥服塩車」は、才能のあるものが見出されず世に埋もれている状態の例え。
か行
偕老同穴詳細は「偕老同穴」を参照
臥薪嘗胆詳細は「臥薪嘗胆」を参照


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