『異国の出来事』
トム・ウェイツ の スタジオ・アルバム
リリース1977年9月
録音1977年7月28日-8月15日 ハリウッド
ジャンルロック、ジャズ
時間41分53秒
レーベルアサイラム・レコード
プロデュースボーンズ・ハウ
専門評論家によるレビュー
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スモール・チェンジ
(1976年)異国の出来事
(1977年)ブルー・ヴァレンタイン
(1978年)
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異国の出来事(いこくのできごと、原題Foreign Affairs)は、トム・ウェイツが1977年に発表したアルバム。 英文ライナーノーツのクレジットによれば、本作のレコーディングは全曲とも、オーケストラも含めて一発録りで行われた。 「アイ・ネヴァー・トーク・トゥ・ストレンジャーズ」では、ベット・ミドラーがトムとデュエット。アルバムのクレジットで、トムはベットに関して「本当に凄い(absolutely colossal)!」という賛辞を書いている。映画監督のフランシス・フォード・コッポラは、この曲を聴いて「コンセプトはこれだ!」と思い、映画『ワン・フロム・ザ・ハート』のサウンドトラックにトムとベットを起用することを決めた(最終的には、ベットのスケジュールが合わず、クリスタル・ゲイルを起用)[1]。 アルバム・ジャケットには、当時の恋人リッキー・リー・ジョーンズが写っている[2]。 メタファーやダブル・ミーニングが多く、日本盤CD(WPCP-3586)の対訳を担当した山本さゆりは、ネイティヴ・スピーカー5人と議論をしながら訳した苦労談をライナーノーツに記している。 「ミュリエル」は女性の名前と葉巻きたばこのブランド[3]のダブル・ミーニング。「バーマ・シェイヴ」はシェイヴィング・クリームの商品名(en:Burma-Shave 特記なき楽曲はトム・ウェイツ作。
解説
歌詞
収録曲
シニーのワルツ - "Cinny's Waltz" - 2:17
ミュリエル - "Muriel" - 3:33
アイ・ネヴァー・トーク・トゥ・ストレンジャーズ - "I Never Talk to Strangers" - 3:38
メドレー: ジャックとニール?カリフォルニアにやって来た - "Medley: Jack & Neal/California, Here I Come" ("California, Here I Come" written by Joseph Meyer, Al Jolson, Buddy De Sylva) - 5:01
想い出に乾杯 - "A Sight for Sore Eyes" - 4:40
ポッターズ・フィールド - "Potter's Field" (Tom Waits, Bob Alcivar) - 8:40
バーマ・シェイヴ - "Burma-Shave" - 6:34
バーバー・ショップ - "Barber Shop" - 3:54
異国の出来事 - "Foreign Affair" - 3:46
カヴァー
「異国の出来事」は、マンハッタン・トランスファー『Extensions』(1979年)で取り上げられた。
参加ミュージシャン
トム・ウェイツ - ボーカル、ピアノ
ベット・ミドラー - ボーカル(on 3.)
ジム・ヒューアート - ベース
シェリー・マン - ドラムス
フランク・ヴィカリ - テナー・サックス
ジャック・シェルドン - トランペット
ジーン・チプリアーノ - クラリネット
ボブ・アルシヴァー - オーケストラ・アレンジ
脚注^ 『ワン・フロム・ザ・ハート』リマスターCD(MHCP 218)ライナーノーツ(フランシス・フォード・コッポラ、日本語訳:丸山京子、2003年)
^ Foreign Affairs - Tom Waits : AllMusic
^ ⇒The Muriel Collection Cigars by Altadis U.S.A. Inc
^ 『トム・ウェイツ 素面の、酔いどれ天使』(パトリック・ハンフリーズ:著、金原瑞人:訳、東邦出版、ISBN 978-4-8094-0705-5)p.47-48