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出典検索?: "異世界からの企業進出!?転職からの成り上がり録"
異世界からの企業進出?
ジャンルファンタジー
なろう系
小説
著者七士七海
イラストよー清水
出版社早川書房
掲載サイト小説家になろう
レーベルハヤカワ文庫JA
連載期間2016年9月9日 -
刊行期間2018年10月18日 - 2019年2月20日
巻数全3巻
漫画
原作・原案など七士七海(原作)
作画鵜山はじめ
出版社講談社
掲載サイトヤングマガジンサード
発表号2019年Vol.9 - 2020年Vol.12
巻数全3巻
テンプレート - ノート
プロジェクトライトノベル
ポータル文学
『異世界からの企業進出?転職からの成り上がり録』(いせかいからのきぎょうしんしゅつ?てんしょくからのなりあがりろく)は、七士七海による日本のライトノベル。
小説投稿サイト『小説家になろう』で2016年9月9日から連載開始され、一部がハヤカワ文庫JAより書籍化された。メディアミックスとしてヤングマガジンサードの2019年Vol.9より鵜山はじめの作画で『異世界からの企業進出? ?元社畜が異世界転職して成り上がる! 勇者が攻略できない迷宮を作り上げろ?』と題して漫画化が開始された[1]が、鵜山の体調不良のため2020年V0l.12で連載終了となった[2]。 ブラック企業に勤めて早六年、せめてもの憂さ晴らしにタバコが欠かせない田中次郎は、徹夜して仕事を終えてやっと喫煙休憩が取れると喫煙室に入ったところで、喫煙休憩を注意され怒りに任せて辞職した。自宅に帰宅できなかった期間に郵便受けに溜まりに溜まったチラシの中に変わった求人チラシを見かける。「ダンジョンテスター募集!」……仕事の内容は、勇者が攻略できないダンジョンを作るためのテスト要員。半ば悪戯と思いつつした転職を機に、剣と魔法のファンタジーあふれる環境で新たな職業を歩むことになった。
あらすじ
入社編
好待遇と、ファンタジー的な魅力、美人で誠実なスエラに惹かれて入社してみたものの、怪我など危険があると明記されていたことは半端ではなく、新人研修は厳しいものであった。しかし、ブラック企業で働いていた時とは違う自分の意志で生きていると実感できる状況を楽しんでいる部分があった。方向性の違いから他のダンジョンテスターから孤立してソロ活動することになる。厳しい現実に辞めていくダンジョンテスターが多いため、ブラックな状況の人事部を見てかつての仕事場を思い出した次郎は、仕事とはいえ自分を心配してくれるスエラたちをねぎらうのであった。
勧誘編
ソロ活動に限界を感じ、店の常連客として仲が良くなったメモリアに相談してみると、やはり勇者という存在は特殊な存在であるようだ。18人にまで減ったダンジョンテスターに危機感を覚えた人事部は、新たな同僚となる人材のリクルートをダンジョンテスターたちに命じた。拒否する同僚が多い中で、正社員でソロ活動している次郎には拒否権はなかった。リクルートといっても、前提条件となる魔力適性がある人材は少なく、いても求人広告を見せると胡散臭がられるだけで成果はなかった。ダメもとで前の職場の後輩である海棠を飲み会に誘ってみると魔力適性があったので勧誘した。その飲み会の帰りに一人の少女との出会いがあった。のちに数奇な運命を迎えるアメリアである。次郎はリクルート活動をする中で所沢勝を勧誘する。所沢勝は仕事に興味を持ったという幼馴染の知床南を伴ってきた。仲間が増え彼らの研修が始まるなか事件が起きた。開発中の実験用魔物が逃走したのである。避難を呼びかけるスエラの目の前で次郎と海堂はその襲撃を受けて瀕死の重傷を負ってしまう。次郎への気持ちを自覚したスエラを受け入れて交際を開始した。次郎たちは、仕事の危険性を覚悟したうえで、パーティとして新たな段階にステップアップするのだった。
夏期編
次郎個人の業績はともかく、他のパーティよりスタートアップが遅かったため、パーティとしての進捗度は他のパーティより低いものとなっていた。スエラをライバル視するスエラの同僚にそこを指摘され侮辱される。スエラを侮辱された次郎は、パーティにブートキャンプを行なって強化するとともに、比較の対象となった火澄透たちのパーティを上回る進捗を上げるのであった。その結果強化されたダンジョンにより、それまで順調に活動してきた火澄透たちのパーティはダンジョンの攻略に失敗し、次郎たちは名誉を挽回するのだった。夏を迎え、仕事に区切りをつけた次郎は、パーティメンバーと世話になっている人事部のスエラとケイリィ、贔屓店のメモリアを誘って社内のリゾート施設で休みを過ごすことにする。そこに火澄透と痴情のもつれの憂さ晴らしに来た北宮香恋が加わった。北宮香恋の相談にのると、魔王軍は多夫多妻だからけじめと序列をつければ問題ないという魔王軍の女性たちが答え、その流れでメモリアからプロポーズされスエラもそれを受け入れてしまった。恋愛観の差に戸惑いながらも次郎もそれを受け入れるのだった。そんな中、社内でテロが発生する。魔王軍の問題だからと次郎たちに脱出することを勧めるスエラに対して、スエラたちをそのままにしておけないと行動を共にすることを次郎は決意するのだった。避難する組と、テロ対策する組とに分かれる中で、火澄透と七瀬美樹がデートしていたことが発覚し、北宮はパーティを抜け次郎たちと行動を共にすることを決意した。次郎たちは、仲間と装備を増やしながらテロリストに対抗しつつ最終層に到達した。そこに空間を断ち切って鬼王が部下を伴って登場するが様子がおかしい。鬼王についてきた鬼王の末娘のイナが次郎に挑んできたのである。父親から次郎のことを聞いていたイナは実力を試させろという。鬼王からの圧力を感じながらもこれに辛勝する。人質の解放が進む中で、他のダンジョンテスターたちはやはり魔王軍に協力的ではなかった。