畑田国男
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畑田 国男(はただ くにお、本名:畑田 国雄[1]1944年昭和19年)10月11日[1] - 1996年平成8年)3月11日[1])は、日本漫画家著述家

漫画集団日本漫画家協会、東横沿線を語る会、ドラフト会議倶楽部、箸ばみの会、日本三大協会、姉妹型の会、三姉妹クラブ、東横文化研究会、各会員[2]

岡山県生まれ[1]東京都出身[1]
来歴

慶應義塾大学経済学部を卒業後、同大学院経済学専攻に進み、1967年に博士課程修了[1]。在学中、漫画研究会に所属し、鈴木義司に師事した[1]大沢商会広告課を経て漫画家専業となる[1]

漫画家としては主に「悪魔」をモチーフとしたイラスト・漫画作品を『SFアドベンチャー』や『週刊ベースボール』などに掲載していた。

1973年に自費出版した「宇宙船ノア」で第2回日本漫画家協会賞大賞を受賞[1]。第2回読売国際漫画大賞優秀賞、ペスカラ国際漫画大賞優秀賞を受賞する[1]

また著述家としては「兄弟姉妹型」の研究についての書籍を多く発行し、「姉妹型の会」世話人も務めた[1]

プロ野球中日ドラゴンズのファンで、アンチ巨人としても知られ、他チームのプロ野球ファンとともに1982年にアンチ巨人ファンの集まり「嫌巨会」を結成。「畑田国男と嫌巨会」の名義で『アンチ巨人読本』『アンチ巨人狂本』の2冊の本を刊行している。のちに漫画情報誌『コミックボックス』で、畑田ら数人の漫画家が電気事業連合会原子力発電推進広告にかかわったことを批判的に取り上げた際、勘違いからか「畑田氏と言えば巨人ファンとして知られるが、巨人ファンはやはり体制迎合なのだろうか」というキャプションが付けられていた。

週刊読売』1990年3月4日号の連載コラム「女の目男の目」の中で、「家畜人・アッシー君」と題する文中の、「士農工商・代理店・そのまた下のフリーランス」表現が問題となった[3]。翌週号で「お詫び」が出され、そのエッセイの「全面取り消し」の措置が取られ、畑田はレギュラー執筆陣から降ろされた[3]

1996年に51歳で死去。急性心不全とも伝えられているが[4]横田順彌は「畑田さんはぼくの本を幾つかやってくれたんですけど、若くして自殺しちゃったんです。理由は何だかよく判らなかったですね」と発言している[5]
「兄弟姉妹の日」

畑田は「兄」「弟」「姉」「妹」にそれぞれ記念日を制定した。
兄の日 - 6月6日
ふたご座」生まれ(5月22日 - 6月21日)の中間日とした。
弟の日 - 3月6日
「兄の日」の3ヶ月前とした(「姉」「妹」との整合性も兼ねている)。
姉の日 - 12月6日
1992年制定。「3姉妹を救った伝説」で知られる聖ニコラウスの命日であることや、「妹の日」の3ヶ月後という設定にしている。
妹の日 - 9月6日
1991年制定。「妹の可憐さ」を象徴する「おとめ座生まれ」(8月22日 - 9月22日)の中間日とした。
著作

『世界浮世絵草紙』講談社 1977

『ザッツ・ブラックパロディ』講談社 1980

『悪魔のことわざ辞典』(
集英社)1982 「悪魔のことわざ」徳間文庫 

『天使のことわざ辞典 Joke&cartoon』(集英社)1983 

『高見の見物 新東京面白ビルめぐり』(集英社)1983 

『悪魔のスクープ』(角川書店)1985 

『悪魔の東京見聞録』集英社 1985

『姉妹型の発見! 新女性分類学入門』毎日新聞社ミューブックス 1987

『ビル・ウォッチング』(河出書房新社)1987 

『姉妹型性格判断 相性と適職を知りたいあなたに!』パンリサーチインスティテュート 1988

『兄弟型プロ野球珍獣図鑑』(コア出版)1989 

『「姉妹型」相性占い 姉か妹かで幸せがきまる』ネスコ 1989 のち広済堂文庫 

『「姉妹型」結婚大作戦 ベストカップルはココが決め手』(関西テレビ放送)1989 

『商店街のヒ・ミ・ツ 「姉妹型」東京学』平凡社 1989

『畑田国男の「姉妹型+兄弟型」占い入門 生まれた順でわかるあなたの性格、彼との相性』日本文芸社 1990

『姉・妹・ひとりっ子の心理がわかる本』三笠書房・知的生きかた文庫 1991

『「妹の力」社会学』(コスモの本)1991 

『やせるヤセる姉妹型 あきらめないで!ヘルシーな方法はこれ』実業之日本社 1991

『「弟の力」伝説』(コスモの本)1992 

『ちょっと意外な東京雑学 街に出よう!』同文書院 1992 快楽脳叢書

『私は動物プロフェッショナル』平凡社 1992


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