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出典検索?: "町田街道"
この項目では、「八王子市高尾から町田を経由して横浜町田IC付近までを結ぶ街道」について説明しています。「藤沢と町田を結ぶ街道」については「東京都道56号目黒町町田線」、「藤沢街道」をご覧ください。
都道47号線(三塚交差点、町田市原町田)都道141号線(町田市辻交差点、町田市鶴間)
町田街道(まちだかいどう)は、東京都八王子市東浅川町の町田街道入口交差点(国道20号交点)から町田市中心部を通って、町田市鶴間の町田市辻交差点(国道246号交点)までを結ぶ道路の通称である。俗に町街(まちかい)と呼ばれる。ここでは、町田街道のバイパスとして整備が進められている新町田街道についても併せて記述する。
町田市内の全区間が東京湾(鶴見川水系)と相模湾(境川水系)の分水界で、武蔵国と相模国の国境となっていた境川に沿ったルートとなっている。
概要滝の沢交差点。左方向が新道(通称:五間道路)、右方向が旧道。路線バスの大半が旧道へ向かう。
町田街道は、町田市を北西から南にほぼ縦断する主要道路で、後述の通り江戸後期から明治期にかけて多摩・甲州・上州などと横浜との交易に用いられた絹の道・八王子街道(神奈川往還)の一部である。
終日に亘り交通量が非常に多く、路線バスの主要な運行経路にもなっている。しかし、都市計画や路線整備の遅れもあって、2013年現在でもほとんどの区間が幅員に余裕のない片側一車線道路であることや、周辺道路との交差や信号機が多いこともあって交通の流れは良好とは言えない。境川を挟んだ神奈川県側を並行する国道16号など、周辺道路の混雑時に通過交通の流入が起きることもあり、特に市内南部(鶴間・金森)や北西部(小山)などでは激しい渋滞が慢性化している。そのため、後述の通り拡幅と新道整備が進められている。
町田市中心部では、後述の経緯もあって駅前の商店密集地を貫くルートになっていることもあり、1960年代までにはこれを迂回する片側1.5車線のバイパス(滝の沢交差点から三塚交差点、通称五間道路)が整備され、以後の交通の流れはこのバイパスがメインとなっている。1984年に道路通称名としての町田街道はこの新道経由となった。なお、商店密集地を貫く本線(旧道)のうち、町田駅脇の小田急線玉川学園8号踏切(通称・町田第一踏切)から町田ターミナル付近まで(原町田4丁目、6丁目)は、町田駅前のメインストリートの一つ(原町田中央通り)で、一方通行になっているほか、時間帯や日によって歩行者天国となる。この旧道は旧町田街道、絹の道栄通り、栄中央通り、町田一番街等と呼ばれている。
かつては町田市辻交差点を越えて上川井IC付近の旧八王子街道に接続していたが、1968年の大和バイパス開通及び横浜町田IC開設に伴い分断された。現在は町田市辻交差点付近の700mと環状4号付近から旧八王子街道までの1100mが現存している。
町田駅付近旧道の一部と新町田街道の一部を除いて、全区間が都道となっている。各区間のデータに関しては下記の項目を参照のこと。
町田街道入口交差点 - 三塚交差点:東京都道47号八王子町田線
三塚交差点 - 南橋交差点:東京都道56号目黒町町田線
南橋交差点 - 町田市辻交差点:東京都道141号辻原町田線
新町田街道町田3・3・36号線(町田市木曽東)
慢性化した町田街道の渋滞対策として、相原付近 - 常盤駐在所間の拡幅整備と、常盤駐在所から南町田グランベリーパーク駅にかけて更なるバイパス(町田都市計画道路3・3・36号線、通称新町田街道)の整備が計画されており、新道は一部区間(常盤駐在所 - 町田市民病院間)が既に供用されている。計画上では、整備予定の全区間が片側2車線以上となっているものの、桜美林学園付近 - 町田市民病院付近までは多摩都市モノレール町田延伸構想の導入空間として広い中央分離帯を確保しており、当該区間においては(2024年現在では)片側1.5車線としての供用・整備となっている。
町田市民病院付近から先芹が谷・南町田グランベリーパーク方面については、2024年現在、町田市民球場へ大きく回って芹が谷、高々坂、町田街道金森郵便局交差点付近と金森交差点付近を経て、国道16号線の南町田グランベリーパーク駅付近までの整備が計画されている。