男鹿線
男鹿線を走行するEV-E801系電車
(2017年4月1日 脇本駅 - 羽立駅間)
基本情報
通称男鹿なまはげライン
国 日本
所在地秋田県
種類普通鉄道(在来線・地方交通線)
起点追分駅
終点男鹿駅
駅数9駅
電報略号フナセ(船川線時代)[1]
開業1913年11月9日
所有者東日本旅客鉄道(JR東日本)
運営者東日本旅客鉄道(JR東日本)
使用車両EV-E801系
路線諸元
路線距離26.4 km
軌間1,067 mm
線路数単線
電化方式全線非電化(男鹿駅構内のみ交流電化)
閉塞方式特殊自動閉塞式[2]
保安装置ATS-SN[3]
最高速度85 km/h
路線図
赤線が男鹿線、青線は奥羽本線乗り入れ区間
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停車場・施設・接続路線
凡例
0.0追分駅
5.1出戸浜駅
8.3上二田駅
10.4二田駅
13.2天王駅
14.9船越駅
18.9脇本駅
23.7羽立駅
26.4男鹿駅
28.4船川港駅 -2002
男鹿線(おがせん)は、秋田県秋田市の追分駅と同県男鹿市の男鹿駅を結ぶ、東日本旅客鉄道(JR東日本)の鉄道路線(地方交通線)である。奥羽本線秋田駅 - 追分駅間を含む秋田駅 - 男鹿駅間には「男鹿なまはげライン」の愛称が付けられている。
男鹿半島の南側を日本海に沿って走る。海側からの強風等に備え、沿線には防風林が整備されている箇所が多い。羽立駅からは男鹿温泉郷方面、男鹿駅からは門前方面へ秋田中央トランスポートなどの路線バスが発着している。
路線データ
管轄(事業種別):東日本旅客鉄道(第一種鉄道事業)
区間・路線距離(営業キロ):追分 - 男鹿 26.4 km
軌間:1,067 mm
駅数:9(起点駅含む)
男鹿線所属駅に限定した場合、起点の追分駅(奥羽本線所属[5])が除外され、8駅となる。
複線区間:なし(全線単線)
電化区間:なし(全線非電化)
ただし、男鹿駅構内は、蓄電池駆動電車の充電用に交流20,000 V 50 Hzで電化。
閉塞方式:特殊自動閉塞式[2]
保安装置:ATS-SN[3]
最高速度:85 km/h
運転指令所:秋田総合指令室(CTC)
IC乗車カード対応区間:全線(Suica秋田エリア)
全線秋田支社の管轄である。 普通列車のみで1日15往復運行されている。約1時間間隔運転であるものの、日中時間帯は1時間半以上間隔が開く時間帯がある。かつては一部の列車に線内運転があったが、現在は全列車が奥羽本線秋田駅まで直通する。全列車でワンマン運転(駅で運賃収受を行う都市型ワンマン)を行っている。 2021年3月13日のダイヤ改正以降、全ての列車が秋田総合車両センター南秋田センター所属の蓄電池電車EV-E801系「ACCUM」(アキュム)により運行されている。 EV-E801系は2017年3月4日のダイヤ改正から運用を開始した[6][7][8][9]。2020年12月18日には、JR東日本秋田支社から本系列の追加投入が発表され[10]、上掲2021年3月13日のダイヤ改正で、在来のキハ40系列(キハ40・48形)を全て置き換えた。また、同改正をもって連結車両数に関係なく全列車でワンマン運転を開始し、従来の先頭車両での車内精算型から、すべての車両のドアで乗降でき、運賃収受は駅で行う都市型ワンマンへと変更している。線内でのSuica(交通系ICカード)は追分駅(自動改札機設置)を除き各駅の簡易Suica改札機での入出場対応となる[11]。 EV-E801系導入以前は同じく秋田総合車両センター南秋田センター所属のキハ40系列により運行されており、車外扉横付近にはなまはげのイラストが描かれていたが、これはEV-E801系にも踏襲されている。 EV-E801系導入後は、2両または4両で運転されている。キハ40系列時代は、最大5両での運転があった[12]。 1994年7月19日まではDD51形ディーゼル機関車牽引による客車列車も運行されていた。 秋田と男鹿半島の船川(船川港)を結ぶため、軽便鉄道法を準用して建設された路線である。1913年(大正2年)から1916年(大正5年)にかけて船川軽便線(ふなかわけいべんせん)として全通した。
運行形態
車両
2017年に営業運転を開始したEV-E801系
(2019年8月3日 秋田駅)
男鹿線用のキハ40系
(2020年9月2日 天王駅 - 船越駅間)
歴史廃止された貨物専業区間を行く貨物列車(2000年11月16日)