男坂
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この項目では、車田正美の漫画作品について説明しています。その他の「男坂」については「男坂 (曖昧さ回避)」をご覧ください。
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このフィクションに関する記事は、ほとんどがあらすじ・登場人物のエピソードといった物語内容の紹介だけで成り立っています。製作過程や社会的影響、専門家による批評や分析など、作品外部の情報の加筆を行い、現実世界の観点を説明してください。(2024年2月) (使い方)

『男坂』(おとこざか)は、車田正美による日本漫画作品である。
概要

現代に生きる最後の硬派・菊川仁義の生き様を描く。作者の車田の過去作『リングにかけろ』や『風魔の小次郎』とは違い、超人的な描写は少ない。
『ジャンプ』連載時

週刊少年ジャンプ』(集英社)において、1984年第32号から1985年第12号まで連載された。

車田はジャンプ・コミックス版第1巻のまえがきで「この作品を描くために漫画屋になった」と言い切るほどの意気込みを見せていたが、半年ほどで終了が決まる。車田はこれを非常に不本意に思い、物語を完結させず、最終ページには大きく「未完」と記して連載を終わらせた。

車田はジャンプ・コミックス版第3巻のまえがきで「読者の熱い支持を得られれば、すぐにでも連載を再開したい」と希望し、後年出版された文庫版のあとがきでも「なぜ打ち切られたのか?何故読者の支持が得られなかったのか?それはハッキリしている。面白くなかったからだ」と、不人気による連載終了であったことや、短期間で連載が打ち切られた作品としては珍しく単行本が重版を続けたことを明かすと共に、「『男坂』に対する作家としてのオレの決着(けじめ)はまだついていない」との一文を寄せている。
連載再開

2014年4月30日に、車田のオフィシャルサイトにて「同年6月の連載開始に向けて製作中」と告知が打たれた後[1]、『週プレNEWS』にて連載が再開される。以降、単行本1冊分ごとの短期集中連載を繰り返し、2017年7月14日(プロローグは同年7月7日配信)からは『少年ジャンプ+』へ移籍して、短期集中連載を継続。2023年11月11日の更新をもって完結を迎えた[2]
あらすじ

1985年、九十九里にある東雲中学に入学した菊川仁義は、入学早々番長の安岡にケンカを売り、これを倒して名を上げた。しかし、その後、アメリカに留学する前に九十九里に立ち寄った武島将に生まれて初めての敗北を喫する。

やがて仁義は崖から飛び降りて生還したことを見込まれて伝説のケンカ屋・喧嘩鬼に弟子入りし、「108つのケンカの心得」を10日間で習得。力をつけるために闘吉連合総勢100名を壊滅させ、総長・黒田闘吉との海上での決闘をも制し、カナヅチの闘吉を助けて嵐の海を泳ぎきる。自分を背負って嵐の海を泳いだ仁義に深い感銘を受けた闘吉は仁義と義兄弟の契りを結び、ここに仁義軍団が旗揚げされた。

続いてフレイザー率いるジュニア・ワールド・コネクション(JWC)・シカゴの侵攻を単独で退けた仁義は、世界と戦うため日本中の硬派をまとめ上げることを決意する。まず、武島の刺客に襲われる仁義を救った赤城のウルフと上州赤城ウルフ軍団総勢130名が参加。さらに兄・鸞丸、弟・蘭丸の梓兄弟が率いる昭和白虎隊、神威剣が率いるみちのく奥羽連合にもことごとく勝利し、傘下に収めてゆく。そして剣の妹・雪との交流を経て、仁義は動物と会話し動物を手なずける能力を得たのだった。

横浜では闘吉の不始末が原因で横浜百花撰のヘッド・ジュリーと戦うことになったが、ジュリーのロッドをあえて土下座で受け、けじめをつけたことで和解。かくして東日本を治めた仁義は、鸞丸との協議で武島本陣を叩く前に西の三傑を落とすことを決め、まず総勢100名の昭和奇兵隊を率いる高杉狂介に喧嘩状を送り萩へと向かう。

仁義は高杉と朝から夕方まで及ぶ死闘を繰り広げた末に勝利し、鯨海乙女塾を率いる四国の女傑・堂本竜子と謁見。巨大な白鯨の「赤目」を銛で討とうとしていた竜子を説得し心を開かせる。

ところが、九州を統一する九州男志連を率いる南郷大作と相撲で勝負した際、仁義は勝ちはしたものの、最後に本気の力で投げ飛ばされたせいで全身に大怪我を負ってしまう。全身に包帯を巻いて、傷が癒えないままカサブランカ号で帰路につく途中、ヘリコプターで武島の妹・雅の下へ行くはめになった仁義は武島の息がかかった病院へ入院。救出に来た闘吉たちが武島の軍勢と死闘を繰り広げた後、ベッドに乗せられたまま、仲間と共に九十九里に帰る。

やがて武島軍団軍師・大徳寺崇伝より決戦状が九十九里に届いた。時は1週間後、場所は富士裾野。全国統一を賭けた最後の戦いが始まろうとしていた。

決戦直前、ロサンゼルスでは再びJWC会議が開催されていた。武島はジャーメィンにシカゴの所有権を譲渡して日本へ戻るつもりでいたが、ジャーメィンよりJWC連合軍(イギリス、オランダ、スペイン、フランス、イタリア、西ドイツ、イスラエルプエルトリコ)1万が数週間前に九十九里に向けて出発したと知らされる。武島は連合軍8ヵ国のドンに日本刀を突きつけ「兵を帰らせろ」と要求するも受け入れられず、結局連合軍は九十九里浜に上陸。仁義は今回もただ一人でこれを迎え撃ち、武島もジャーメィンが用意したジェット機で日本へ向かった。

時を同じくして、富士裾野には両軍が集結。ついに激突が始まると思われたその時、キボウからJWC上陸の報せを得た鸞丸が止めに入り、仁義軍はJWCを倒しに急ぎ九十九里へ帰還する。西の三傑もそれに続き、やがて武島軍も九十九里へ向かう意向を示した。

そしてキボウもまた、ついに仁義と対面する。九十九里浜は遠浅のため、上陸用ミニボートに乗れるのは3人×8ヵ国で一度に24人までしか上陸できないという弱点を突かれ、JWCの雑兵は仁義一人に完敗。さらにキボウが敵船のコンピューターにハッキングをかけ、一網打尽にしていった。

JWCは切り札の殺し屋3兄弟を送り込み、巨漢の次男・三男に追い詰められた仁義は殺されかけるが、そこへ神威兄妹が到着し3兄弟を倒す。それでもまだ6千人の敵を倒さねばならず、6千対4の戦いとなった。

残り4千になった時、雅が手配した多数のヘリで仁義軍団が九十九里に到着。西の三傑軍もヘリで敵船の上空を抑える。高杉が船長を倒し、敵船に乗っていた雑兵も西の三傑軍に倒されて、JWCは逃げていった。

かくして、仁義・闘吉・ウルフ・鸞丸・剣・ジュリー・キボウ・狂介・竜子・大作が全員揃い、男坂を共に駆け登る「仁義九兄弟」が誕生した。そこへようやく武島も現れ、大みそかの夜、仁義とのタイマンにて全ての因縁に決着をつけることを決める。

最後の戦いは、日本の首領を決めるための戦いではなく、仁義と武島、2人の硬派の信念のぶつかり合いであった。
登場人物
東日本
九十九里
菊川 仁義(きくかわ じんぎ)
声 -
森田成一(聴くジャン)ケンカが何よりも好きな本編の主人公。13歳。「太陽のような男」「敗北よりも死を選ぶ地上でただ一人の男」「最後の硬派」の異名を持つ。九十九里の星龍山王林寺に住む。出生は本人も知らず、小船に乗せられ、朝陽と共に九十九里・不知火海岸に流れ着いたところを王林寺の菊川道元和尚に拾われ、育てられたことしかわかっていない。当初は武島と同じく世界と戦うため日本中の硬派をまとめ上げることに熱心だったが、やがて誰もが心の底から笑って暮らせる世の中を作るために男坂を登ることを決める。「仁義軍団」「仁義一家」などと呼ばれるグループのリーダーとされるが、本人はこれらの名称を使用したことはなく、グループ内の上下関係の意識は希薄。「大将」とは呼ばれる。必殺技は、フレイザーや剣の拳が砕けるほどの石頭。視力は両目ともに2.3である。
東京
黒田 闘吉(くろだ とうきち)
声 -
酒井広大(聴くジャン)99の中学を制圧し、東京と千葉の南西部をその傘下に治める闘吉連合のヘッド。13歳。特攻服に身を包み、腕には「必勝無敗」の文字、顔の左側に傷がある。闘吉連合の軍旗は日の丸に「東京」の文字。非常に血の気が多いが、女性には甘い一面も。また、部下のアンパンを禁ずるなど「軟派みてえなマネ」を嫌っている。天涯孤独。昭和白虎隊との邂逅では当初、鸞丸と蘭丸を見分けられず苦戦した。昭和白虎隊には「戦いは仕掛けないが侵略してくる敵は全力で迎え撃つ」という掟があり、鸞丸は蘭丸と争った闘吉を疑ったが、心の中の声を白刃を通して伝え誤解を解く。横浜ではジュリーを捜索する最中、ぶつかった大泉京子に惚れてしまい、スケ番たちに捕まるも、ウルフの助けで窮地を脱する。その後、肉まんを食べていたところ、またしても京子に騙されて、山下公園で横浜百花撰に遭遇。死闘の末、80名の兵隊を撃退し、ようやくジュリーと相対したが、大切な人形(偽物)を壊したせいでジュリーの逆鱗に触れ、ロッド技に敗れてしまった。南郷大作との戦いを終えた仁義が武島軍団に拉致された際は、ヘリを追ってカサブランカ号で京都へ上陸。団子を食べていたところウルフに遭遇し、高熱で倒れた仁義をウルフに代わって人力車で病院へ運搬中、武島軍団一番隊隊長の姉小路鬼麿と戦う。鬼麿の天狗の技に圧倒されたが、立ち上がり仁義を庇って倒れる。その後、清水寺でウルフ、鸞丸、ジュリーと合流し、4人で武島本陣へ向かったが門番に止められる。ウルフ、ジュリーと共に門番を倒したものの、門は開かず3時間待機させられた挙句、ベッドに乗せられたまま仁義を返された。九十九里に帰る途中、武島橋の真ん中で鬼麿と再戦。その最中、仁義に命を預ける理由を鬼麿に説く。最後は鉄扇で叩かれながらも鬼麿もろとも川へ転落し、ウルフとジュリーに助けられ、5人で帰路に着いた。富士裾野での決戦開始寸前、鸞丸からJWC侵攻を知らされ、仁義に加勢するため九十九里へ到着した。実はキョンキョンこと小泉今日子の大ファンで、ハラマキの中にブロマイドを隠している。
寺岡
闘吉連合のナンバー2。
上州
赤城のウルフ(あかぎのウルフ)
声 -
中井和哉(聴くジャン)上州赤城ウルフ軍団(総勢130名)のヘッド。アーチェリースリングショットの名手。


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