田村正紀(たむら まさのり、1940年1月6日[1] - )は、日本の経営学者。神戸大学名誉教授。専門は流通論、マーケティング論[2]。 1966年神戸大学大学院経営学研究科博士課程中退後、神戸大学経営学部助手、専任講師、助教授、教授。 1992年学部長、2006年定年退官、名誉教授、流通科学大学流通科学研究所教授兼所長、同志社大学特別客員教授。 1974年「マーケティング行動体系の構造発生・維持過程の研究」で神戸大学から商学博士の学位を取得。 1986年『日本型流通システム』で日経・経済図書文化賞受賞。 1996年日本商業学会会長[3]。2018年秋の叙勲で瑞宝中綬章を受章[4]。指導学生に山下貴子同志社大学教授など[5]。
来歴
著書
『マーケティング行動体系論』千倉書房 1971
『消費者行動分析』白桃書房 現代経営学全集 1972
『小売市場構造と価格行動 食品小売競争の実証分析』千倉書房 1975
『現代の流通システムと消費者行動 構造転換にどう対応するか』日本経済新聞社 1976
『大型店問題 大型店紛争と中小小売商業近代化』千倉書房 1981
『流通産業-大転換の時代 あすの飛躍めざす戦略経営』日本経済新聞社 1982
『日本型流通システム』千倉書房 1986
『現代の市場戦略 マーケティング・イノベーションへの挑戦』日本経済新聞社 1989
『マーケティング力 大量集中から機動集中へ』千倉書房 1996
『マーケティングの知識』日本経済新聞社 日経文庫 1998
『機動営業力 スピード時代の市場戦略』日本経済新聞社 1999
『マーケティング論』放送大学教育振興会 1999
『流通原理』千倉書房 2001
『先端流通産業 日本と世界』千倉書房 2004
『バリュー消費 「欲ばりな消費集団」の行動原理』日本経済新聞社 2006
『リサーチ・デザイン 経営知識創造の基本技術』白桃書房 2006
『業態の盛衰 現代流通の激流』千倉書房 2008
『立地創造 イノベータ行動と商業中心地の興亡』白桃書房 2008
『マーケティング・メトリクス 市場創造のための生きた指標ガイド』日本経済新聞出版社 2010
『消費者の歴史 江戸から現代まで』千倉書房 2011
『ブランドの誕生 地域ブランド化実現への道筋』千倉書房 2011
『旅の根源史 映し出される人間欲望の変遷』千倉書房 2013
『セブン-イレブンの足跡 持続成長メカニズムを探る』千倉書房 2014
『経営事例の質的比較分析 スモールデータで因果を探る』白桃書房 2015
『経営事例の物語分析 企業盛衰のダイナミクスをつかむ』白桃書房 2016
『流通モード進化論』千倉書房 2019
『因果過程追跡の基礎 : 経営革新事例の即応研究法』白桃書房 2023
共編著
『商業論』鈴木安昭共著 有斐閣新書 1980
『日本流通研究の展望』石原武政共編 千倉書房 1984
『日本の組織 戦略と形態 第8巻 消費文化のインターフェース 流通と販売の組織』石原武政共著 第一法規出版 1989
『ヤング・スクリーム 若者消費のキーワードを読む』ファースト・ヤング研究会共著 PHP研究所 1990
『マーケティング研究の新地平 理論・実証・方法』石井淳蔵,石原武政共編著 千倉書房 1993
『金融リテール改革 サービス・マーケティング・アプローチ』編著 千倉書房 2002
『観光地のアメニティ 何が観光客を引きつけるか』編著 大津正和