小惑星については「田島征三 (小惑星)」をご覧ください。
田島 征三(たしま せいぞう, 1940年1月9日 - )は、日本の絵本作家、美術家。同じ絵本作家の田島征彦は同年生まれの双子の兄弟だが、苗字の読み方は征三が「たしま」、征彦が「たじま」を名乗っている。本来の読み方は「たしま」だが、征三が先に「たしま」で世に出たため、征彦はそれと区別する意味で「たじま」と改めた。血液型はB型。辰年生まれ。山羊座生まれ。力強いタッチで描かれた作品に定評がある。
略歴
大阪府堺市生まれ。父は軍人であり、中国でスパイを斬殺した事件が新聞に報道されたことがあった。このため戦犯として追及されることを恐れた父の意向により、戦後まもなく父の郷里の高知県芳原村(現在の高知市春野町)に一家で移住。ここで幼少期を過ごす。土佐高校卒業後、多摩美術大学図案科を卒業。在学中に『しばてん』(1971年に改作・出版)を制作する。
1964年、初めての絵本『ふるやのもり』(福音館書店)を出版。
1969年、東京都西多摩郡日の出町でヤギや鶏を飼い、農耕など自然と接するかたわら創作に取り組む。同年、『ちからたろう』で第2回世界絵本原画展「金のりんご賞