田坂 八十八（たさか やそはち、1892年（明治25年）2月25日[1] - 1981年（昭和56年）3月1日[1][2]）は、日本の陸軍軍人。最終階級は陸軍中将。
経歴

広島県出身[1][3]。1913年（大正2年）5月、陸軍士官学校（25期）を卒業[1][4]。同年12月、歩兵少尉に任官した[4]。

1939年（昭和14年）2月、盛岡陸軍予備士官学校生徒隊長に就任し、同年3月、歩兵大佐に昇進[3]。1940年（昭和15年）3月、歩兵第54連隊長に発令され日中戦争に出征[1][3]。予南作戦などに参戦した[1]。1941年（昭和16年）3月、大阪陸軍幼年学校長に転じた[2][3]。1943年（昭和18年）3月、陸軍少将に進級し歩兵第53旅団長に発令され中国戦線に出征[1][3]。済南に駐屯して治安維持活動に従事した[1]。1945年（昭和20年）1月、独立混成第75旅団長に発令され台湾に赴任し、新竹南方で防御準備を実施[1][3]。同年4月、陸軍中将に昇進し第9師団長に親補され終戦を迎えた[1][2][3]。

1981年3月、胃癌と老衰のため河内長野市の国立大阪南病院で死去した[2]。
脚注^ a b c d e f g h i j 『日本陸軍将官辞典』441頁。
^ a b c d 『現代物故者事典 1980?1982』197頁。
^ a b c d e f g 『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』336頁。
^ a b 『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』328、336頁。

参考文献

福川秀樹『日本陸軍将官辞典』芙蓉書房出版、2001年。

『現代物故者事典 1980?1982』日外アソシエーツ、1983年。

外山操編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。