田口食品株式会社
TAGUCHI & CO.,LTD.種類株式会社
本社所在地 日本
〒678-0003
兵庫県たつの市揖保町揖保中300
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯34度49分54秒 東経134度32分6秒 / 北緯34.83167度 東経134.53500度 / 34.83167; 134.53500
田口食品株式会社(たぐちしょくひん、TAGUCHI & CO.,LTD.)は、兵庫県に本社を置く日本の洋菓子、アイスクリーム等の食品製造業者。 1949年創業[2]。アイスクリームの製造販売や、シュークリームなどの洋生菓子の製造も行っている。 創業当初はアイスクリームの製造販売のみを行っていたが、季節商品であり、暑い時期には売上が伸び、寒くなる冬場は売上が下がるといったサイクルを毎年繰り返していた[2]。年間を通じての収益を安定させるため、1年を通して需要がある商品としてシュークリームの製造を開始[2]。アイスクリームの製造を通じて徹底していた衛生管理のノウハウを活かして、数億円単位の費用をかけシュークリームの製造工場を作った[2]。この後、「オランジェ」ブランドで作るシュークリームは田口食品の看板商品となる[2]。 日本だけでなく米国や欧州へ販路を拡大している。 2023年3月にアメリカ合衆国ニューヨーク州の焼き菓子メーカーである「ブルックリンブランズ」を買収[2][3]。 田口食品では2016年からアイスクリームや洋生菓子の輸出を行っている[4]。輸出は好調で、2021年時点では出荷量の1割超が輸出向けとなっている[4]。輸出量については増加の見込みだが、日本国内では生産現場の人手不足が課題となっており、関税や輸送費といった輸出コストに加え、新型コロナウイルスの影響で輸出先国の港湾施設の稼働が急遽停止するなど、物流が不安定になっている[4]。また、日本国内では原材料価格の値上がりなどもあり、2021年にアメリカ合衆国に製造工場に建設を決定した[4]。 日本の製菓業界は、コロナ禍と鶏卵や砂糖などの原料価格の高騰によって2019年の洋生菓子の小売金額が4154億円だったのに対し、2020年には3740億円と大幅な売り上げ減となっている[2]。しかしながら、ライフスタイルの変化によって、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどで手軽に購入できる洋生菓子の売上は伸びている[2]。この流れで日本国外進出を果たすなど、伸びている企業の1つが、洋菓子ブランド「オランジェ」を手がける田口食品である[2][5]。
会社概要
日本国外進出
特徴
菓子メーカーではあるが、パティシエはいない[2]。
1時間で数千から1万個程商品を製造できるラインを40本保有しており、この製造ラインは機械化されている[2]。
製造ラインの機械化によって人件費分をカットすることで製品の小売り価格を下げると共に、カット分を原料費に回してこだわることで味を追求している[2]。
一例として、シュークリームのカスタードクリームの原料となる牛乳は、24時間以内に搾乳された牛乳を自社で低温殺菌処理を行っている[2]。
中小企業であるため、稟議書を通すといった承認工程がなく、社員から出た意見を実行に移すまでのスピードが迅速[2]。
2000年頃までは営業職はほぼ男性社員であったが、2010年頃より女性社員が増え、30%を占めるようになっている[2]。
田口食品の売れ筋商品である「ひかえめに言ってクリーム多めのシュークリーム」の名付け親は、当時入社3年目だった営業部の女性社員である[2]。「ひかえめに言って」というフレーズは若い世代に流行した[2]。
概況
代表的な製品
ひかえめに言ってクリーム多めのシュークリーム・カスタード
Size:21 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
担当:undef