田中利明_(政治家)
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日本政治家田中 利明たなか としあき
2022年7月28日内閣総理大臣官邸にて
生年月日 (1951-05-13) 1951年5月13日(73歳)
出生地大分県佐伯市
出身校宮崎大学農学部卒業
所属政党(無所属→)
自由民主党→)
無所属
佐伯市長
当選回数2回
在任期間2017年4月17日 - 現職
第71代大分県議会議長
在任期間2015年5月14日 - 2017年3月29日
第93代大分県議会副議長
在任期間2013年3月28日 - 2014年3月27日
大分県議会議員
選挙区佐伯市選挙区
当選回数5回
在任期間1999年4月30日 - 2002年
2003年4月30日 - 2017年4月2日
佐伯市議会議員(旧制)
当選回数4回
在任期間1983年 - 1999年
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田中 利明(たなか としあき、1951年昭和26年)5月13日[1] - )は、日本政治家大分県佐伯市長(2期)。元大分県議会議員(5期)、元佐伯市議会議員(4期)。
経歴

大分県佐伯市出身[2]。1971年(昭和46年)3月、大分県立佐伯鶴城高等学校卒業。1975年(昭和50年)3月、宮崎大学農学部卒業[3]

1983年(昭和58年)4月、旧佐伯市議会議員選挙に立候補し初当選。4期連続当選。1999年(平成11年)4月、大分県議会議員選挙に立候補し初当選。

2002年(平成14年)11月、佐伯市長の小野和秀が任期途中で死去。これに伴って同年12月22日に行われた市長選挙に立候補するも、元市長の佐藤佑一に敗れ落選[4]

2003年(平成15年)の県議選に無所属で出馬し2期目の当選を果たす[5]。2007年(平成19年)の県議選は自由民主党公認で3選[6]。通算5回目の当選後の2015年(平成27年)5月14日、大分県議会議長に就任した[7]

2017年(平成)4月2日告示、4月9日執行の佐伯市長選挙にて無投票で初当選した[8]。4月17日、市長就任[9]

2021年(令和3年)1月13日、体調不良で前日に早退した副市長の阿部邦和はPCR検査を受診。新型コロナウイルスに感染していたことが判明した。そのため田中ともう一人の副市長の菅隆久も検査を受けたが、陰性だった[10]

同年4月11日投開票の佐伯市長選挙に自民党推薦無所属で立候補。元市議の冨高国子、元市議会議長の三浦渉[注 1]日本維新の会公認を受けた江藤健続の新人3候補を下し、再選した[12]

※当日有権者数:59,352人 最終投票率:66.88%(前回比:pts)

候補者名年齢所属党派新旧別得票数得票率推薦・支持
田中利明69無所属現17,240票43.95%(推薦)自由民主党
冨高国子64無所属新12,970票33.06%
三浦渉72無所属新5,545票14.13%
江藤健続47日本維新の会新3,474票8.86%

副市長2人が逮捕

再選12日後の2021年(令和3年)4月23日、大分県警は、告示前に市職員に選挙運動したとして、公選法違反(事前運動、公務員の地位利用)の疑いで副市長の菅隆久を逮捕した[13]。複数の関係者の証言により、菅が応援したのは田中であることが明らかとされた[14]。市職員の労働組合は冨高国子を支援したため、菅は労組に加入していない市幹部らに支持を広げようとしていたという。田中は同日、市役所で記者会見し、自身の関与や指示について「私は知らない」と否定した[15]。4月30日、菅は副市長を辞職。5月9日、副市長の阿部邦和はコロナ感染から回復するも、任期満了により退任[16]

同年5月13日、大分県警は、菅と阿部を公選法違反の疑いで逮捕。菅は2度目の逮捕。なお、田中が県議会議長を務めていたときの県議会事務局長が阿部だった[16]。6月4日、大分区検察庁は2人を公選法違反の罪で略式起訴し、大分簡易裁判所は菅前副市長に対して罰金50万円、阿部前副市長に対して罰金30万円の略式命令を出した[17]

市が設置した調査委員会が2021年8月に市に提出した調査報告書で、前副市長2人の依頼に応じて、管理職75人が現職の支援とりまとめに関与したと認定された。市は、3月当時に管理職で現在も市に在籍する67人を文書訓告などの処分にすると発表した[18]
脚注
注釈^ 三浦渉は、佐伯市の番匠川漁協組合長を務めていたときに使途不明金があったとして、2019年6月19日、業務上横領の疑いで書類送検された。これを受けて佐伯市議会は同年6月21日、議長だった三浦に対する不信任決議案を賛成多数で可決した[11]

出典^ 『全国歴代知事・市長総覧』日外アソシエーツ、2022年、425頁。
^ “田中県議会議長出馬へ 佐伯市長選”. 大分合同新聞. (2017年1月11日). オリジナルの2017年1月12日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170112191026/https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2017/01/11/133527918 2017年7月20日閲覧。 
^ “市長プロフィール”. 佐伯市. 2022年5月30日閲覧。
^ “過去の選挙結果(2002年10月から12月まで)”. Geocities. 2002年12月17日時点の ⇒オリジナルよりアーカイブ。2022年5月30日閲覧。
^ “大分県議会議員選挙(2003年4月13日)”. Geocities. 2006年3月30日時点の ⇒オリジナルよりアーカイブ。2022年5月30日閲覧。
^ “大分県議選 : 開票結果 : 統一地方選2007”. 読売新聞. 2007年4月10日時点の ⇒オリジナルよりアーカイブ。2022年5月30日閲覧。
^ “歴代議長・副議長一覧”. 大分県ホームページ. 2022年5月30日閲覧。
^ “佐伯市長に田中氏 無投票当選、54年ぶり”. 大分合同新聞. (2017年4月3日). オリジナルの2007年4月2日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170402204317/https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2017/04/03/JD0055622681 2017年7月20日閲覧。 
^ “長・議員の任期満了一覧表”. 大分県ホームページ. 2022年5月30日閲覧。
^ 佐藤幸徳、寿柳聡 (2021年1月15日). “大分・佐伯市の副市長が感染 市長は陰性”. 朝日新聞. https://www.asahi.com/articles/ASP1H3H3ZP1GTPJB00H.html 2021年4月23日閲覧。 
^ “佐伯市議会 横領容疑書類送検の議長、不信任案可決 /大分”. 毎日新聞. (2019年6月22日). https://mainichi.jp/articles/20190622/ddl/k44/010/266000c 2021年5月14日閲覧。


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