田中光二
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その他の「たなかこうじ」の同名の人物については「Wikipedia:索引 たなか#たなかこ」をご覧ください。

田中 光二
たなか こうじ
誕生田中 光二
(1941-02-14) 1941年2月14日
日本統治下の朝鮮京城ソウル
言語日本語
国籍 日本
最終学歴早稲田大学第二文学部英文科卒業
活動期間1972年-
ジャンルSF作家推理作家
代表作.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul{line-height:inherit;list-style:none none;margin:0;padding-left:0}.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol li,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul li{margin-bottom:0}

『幻覚の地平線』(1974年)

『大いなる逃亡』(1975年)

『幻魚の島』(1977年)

『黄金の罠』(1980年)

『血と黄金』(1980年)

『樹―審判の日』(1991年)

『オリンポスの黄昏』(1992年)

主な受賞歴

第1回吉川英治文学新人賞

第6回角川小説賞

デビュー作『幻覚の地平線』(1974年)
親族田中英光
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田中 光二(たなか こうじ、1941年2月14日 -)は、日本小説家SF作家推理作家冒険小説作家。日本の「SF作家第二世代」を代表する作家の一人。
人物

日本統治下の朝鮮京城ソウル)生まれ。父親は漕艇オリンピック選手であり作家でもあった田中英光私小説的作品『オリンポスの黄昏』で、父との葛藤を描いている。父の自殺に伴い、父方の祖母に引き取られ、厳格な躾に反撥して育つ。

高校生の時、養家を出て実母のもとに引き取られる。NHKに入局し、教養番組のプロデューサーを務める。勤務のかたわら、6年がかりで早稲田大学第二文学部英文科を卒業する[1]

1971年にNHKを退社。『宇宙塵』1972年2月号から4回連載した『幻覚の地平線』[2]で小説家としてデビューする(同作品の『SFマガジン』への転載は1972年12月号)。また、同1972年、「科学技術と経済の会」主催の「SFコンテスト」に「赤い海」が入選(「技術と経済」誌・1972年7月号に掲載)[2]。また、1974年には初の長編『大滅亡(ダイ・オフ)』を刊行する。

初期には海洋やジャングルを舞台とした冒険SFを得意としたが、後にアクション物、架空戦記物などにジャンルを広げ、人気を博す。

1974年、『幻覚の地平線』で第2回泉鏡花文学賞候補。1975年、『大いなる逃亡』で第74回直木賞候補。1977年、『幻魚の島』で第5回泉鏡花文学賞候補。1980年、『黄金の罠』で第1回吉川英治文学新人賞を受賞。同年、『血と黄金』で第6回角川小説賞を受賞。『黄金の罠』では第33回日本推理作家協会賞長編部門候補作ともなった。1991年、『樹―審判の日』で第19回泉鏡花文学賞候補。1992年、『オリンポスの黄昏』で第20回泉鏡花文学賞候補。

1983年、日本冒険作家クラブの創設の発起人の一人となる。1988年から1991年の間、日本SF作家クラブの6代目会長を務めた。

2012年2月には著作が300冊となった[3]。2月1日に日本SF作家クラブが主催で「田中光二さん300冊記念パーティ」が催された。同年3月29日、青山霊園の先祖の墓前で自殺を図ったが、軽傷であった[4]

2013年、他のベテラン作家らとともに日本SF作家クラブ名誉会員となった[5]。だが、2023年4月現在は、会員名簿に名前がない。
作品リスト

『大滅亡(ダイ・オフ)』(
祥伝社、1974年、のち角川文庫)

『幻覚の地平線』(早川書房、1974年、のちハヤカワ文庫角川文庫ハルキ文庫

わが赴くは蒼き大地』(早川書房、1974年、のちハヤカワ文庫、角川文庫、ハルキ文庫)

『爆発の臨界』(祥伝社、1974年、のち角川文庫、集英社文庫

『スフィンクスを殺せ』(早川書房、1975年、のちハヤカワ文庫、角川文庫)

『大いなる逃亡』(角川書店、1975年、のち角川文庫、徳間文庫

『ぼくたちの創世記』(徳間書店、1976年、のち角川文庫)

『失なわれたものの伝説』(トクマノベルス、1976年、のち角川文庫、徳間文庫、ハルキ文庫)

『異星の人 エーリアン・メモ』(早川書房、1976年、のちハヤカワ文庫、角川文庫、徳間文庫、ハルキ文庫

『君は円盤を見たか』(角川文庫、1976年)

『エデンの戦士』(文化出版局、1976年、のち角川文庫、ハルキ文庫)

『怒りの聖樹』(祥伝社、1977年、のち角川文庫)

『幻魚の島』(講談社、1977年、のち講談社文庫


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