生物資源
[Wikipedia|▼Menu]

この記事は検証可能参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。
出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(2008年6月)

 
再生可能エネルギー



太陽エネルギー

水力発電

風力発電

潮力発電

波力発電

海流発電

地熱発電

バイオ燃料

バイオマス

地中熱











バイオマス(biomass)とは、生態学で、特定の時点においてある空間に存在する生物bio-)の量を、物質の量(mass)として表現したものである。通常、質量あるいはエネルギー量で数値化する。日本語では生物体量、生物量の語が用いられる。植物生態学などの場合には現存量(standing crop)の語が使われることも多い。転じて生物由来の資源を指すこともある。バイオマスを用いた燃料は、バイオ燃料(biofuel)またはエコ燃料 (ecofuel) と呼ばれている。
目次

1 生態学におけるバイオマス

2 産業資源としてのバイオマス

2.1 バイオマスの特徴

2.2 利用状況

2.3 日本政府の取り組み

2.4 主なバイオマス資源

2.5 利用形態

2.6 供給形態

2.7 利用上の留意点

2.8 資材


3 脚注・参照資料

4 関連項目

5 外部リンク

生態学におけるバイオマス

生態学、特に群集生態学生態系生態学において、バイオマスとは特定地域に生息する生物の総量、あるいはその中の群ごとの総量を指し、訳語としては生物量、あるいは現存量を使う。むしろ訳語を用いることの方が多い。

一般には単位面積あたりの該当生物の乾重量で表す。単位面積あたりの現存量を生物の栄養段階に分けて表すと、階層の低いものほど大きく、高いものほど小さくなる。これを生態ピラミッドという。
産業資源としてのバイオマス

枯渇性資源ではない、現生生物体構成物質起源の産業資源をバイオマスと呼ぶ。新技術として乾留ガス発電を用いたエネルギー利用が脚光を浴びている。日本政府が定めた「バイオマス・ニッポン総合戦略」では、「再生可能な、生物由来の有機性資源で化石資源を除いたもの」と定義されている[1]
バイオマスの特徴
カーボンニュートラル
バイオマスは
有機物であるため、燃焼させると二酸化炭素が排出される。しかしこれに含まれる炭素は、そのバイオマスが成長過程で光合成により大気中から吸収した二酸化炭素に由来する。そのため、バイオマスを使用しても全体として見れば大気中の二酸化炭素量を増加させていないと考えてよいとされる。この性質をカーボンニュートラルと呼ぶ。石油などのいわゆる化石燃料に含まれる炭素もかつての大気中の二酸化炭素が固定されたものであると考えられているが、それらが生産されたのは数億年も昔のことであり、現在に限って言えばそれらを使用することは大気中の二酸化炭素を増加させている。従って、化石燃料についてはカーボンニュートラルであるとは言わない。
再生可能性
バイオマスエネルギーの源は、元を辿れば植物によって取り込まれた太陽エネルギーである。このため、正味でエネルギーが獲得できれば再生可能エネルギーである。
利用状況

1990年代以降、バイオマスは二酸化炭素削減(地球温暖化対策)、循環型社会の構築などの取り組みを通じて脚光を浴び、旧来のなどの利用に加え、バイオマスエタノールバイオディーゼルなど各種のバイオマス燃料の利用も拡大している[2]。しかしその一方で生産のための森林破壊食料との競合などの問題も指摘されており、より弊害の少ない技術の開発が進められているほか、技術水準に応じた規制も検討が進んでいる[3]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:34 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef