生物地理区
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出典検索?: "生物地理区" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2021年11月)
WWFによる8つの生物地理区のうちの6つ .mw-parser-output .legend{page-break-inside:avoid;break-inside:avoid-column}.mw-parser-output .legend-color{display:inline-block;min-width:1.5em;height:1.5em;margin:1px 0;text-align:center;border:1px solid black;background-color:transparent;color:black}.mw-parser-output .legend-text{}  新北区   旧北区   エチオピア区   東洋区   オーストラリア区   新熱帯区   オセアニア区及び南極区は図示せず

生物地理区(せいぶつちりく、Ecozone / Biogeographical Region)とは、地球上の地理区分のひとつ。生物の分布をとらえて、地理区分を行ったものである。
概説

古代から、生物の分布は地域により異なることが知られており、気候や生物の移動を遮断するや高い山脈などが要因としてあげられてきた。現代のプレートテクトニクス理論による大陸の移動(合同や分散)、孤立した地域での独自進化や分岐などを考慮すると、生物地理区の生物分布の違いは地球規模の大陸移動や数億年の生物史の現在におけるスナップショットを示しているものといえる。

また、生物地理区は生物多様性の保持の目的のため、環境保護の分野でも重要な概念である。例えば、世界自然保護基金(WWF)では、これを基礎として陸上・淡水域・海水の3種類の生物環境を保全するために利用されている(グローバル200(英語版))。
8つの生物地理区の概略
旧北区

旧北区 (Palearctic ecozone) は、東アジアの大部分(日本トカラ列島悪石島以北、中国秦嶺山脈以北、朝鮮半島)、北アジアおよび中央アジア中東アラビア半島南部およびイラン南部は除く)、ヨーロッパを含むヒマラヤ山脈以北のユーラシア大陸と、北アフリカサハラ砂漠以北)から成るエリア。区内は、亜熱帯温帯冷帯寒帯と様々で、四季の変化がはっきりしている。代表的な動物は、ラクダヒツジウマノガンなど。ユーラシア大陸はローラシア大陸の一部として北アメリカ大陸とつながっていた時期があり、特に植物相は両者で共通するグループが多い。植物地理区では新北区と旧北区を合わせて全北区として区分する。面積は5410万平方キロメートル
東洋区東洋区とオーストラリア区の境界線。最も左に位置しているのがウォレス線である。

東洋区 (Indomalaya ecozone) は、東アジアの一部(日本のトカラ列島小宝島以南の南西諸島台湾、中国の秦嶺山脈以南)、東南アジアの大部分、インド亜大陸を含むエリア。このうちインド亜大陸は、ゴンドワナ大陸から分離し、始新世ユーラシア大陸と合体した。合体後も、形成されたヒマラヤ山脈が障壁となったため、ユーラシア大陸の他の地域とは生物相が異なる。そのほとんどが亜熱帯や熱帯地域である。オーストラリア区との境界はウォレス線と呼ばれる。面積は750万平方キロメートル。
エチオピア区

エチオピア区 (Afrotropic ecozone) は、アラビア半島南部、イラン南部、アフリカ大陸のサハラ砂漠以南(サブサハラアフリカ)を占めるエリア。そのうち、マダガスカルは約8000万年前にゴンドワナ大陸から分離し、それ以来アフリカ大陸とは海峡で隔てられているので、生物相が異なっている。固有の鳥類は、ダチョウヘビクイワシタイヨウチョウ科ホロホロチョウ科ネズミドリ目の6グループが挙げられる。新熱帯区に対して、旧熱帯区と呼ばれることもある。面積は2210万平方キロメートル。
オーストラリア区

オーストラリア区 (Australasia ecozone) は、オーストラリアニュージーランドニューギニア島および周辺諸島オーストララシア)と、東南アジアのうちロンボク海峡マカッサル海峡以東のエリアで、ウォレス線によって東洋区と分離している。さらにオーストラリア大陸は、長期間、孤立した大陸であるため、特異な生物グループが生息している。チロエオポッサムアメリカ有袋大目以外の有袋類と、単孔類はオーストラリア区のみに生息している。オーストラリア区固有科の鳥類は、エミュー科カグー科クサムラドリ科クビワミフウズラ科コトドリ科ツチスドリ科フエガラス科などが挙げられる。面積は770万平方キロメートル。
オセアニア区オセアニア区

オセアニア区 (Oceania ecozone) は、太平洋の島々のうち、オーストラリア、ニュージーランド、ニューギニア島およびそれらの周辺諸島をのぞいた残りの島々のエリアである。ミクロネシア、ニュージーランドを除くポリネシアおよびフィジー諸島から成り、日本の小笠原諸島も含まれる[1]孤島にはクイナ類など固有種が多い。


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