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生物地理区(せいぶつちりく、Ecozone / Biogeographical Region)とは、地球上の地理区分のひとつ。生物の分布をとらえて、地理区分を行ったものである。 古代から、生物の分布は地域により異なることが知られており、気候や生物の移動を遮断する海や高い山脈などが要因としてあげられてきた。現代のプレートテクトニクス理論による大陸の移動(合同や分散)、孤立した地域での独自進化や分岐などを考慮すると、生物地理区の生物分布の違いは地球規模の大陸移動や数億年の生物史の現在におけるスナップショットを示しているものといえる。 また、生物地理区は生物多様性の保持の目的のため、環境保護の分野でも重要な概念である。例えば、世界自然保護基金(WWF)では、これを基礎として陸上・淡水域・海水の3種類の生物環境を保全するために利用されている(グローバル200 旧北区 (Palearctic ecozone
概説
8つの生物地理区の概略
旧北区
東洋区東洋区とオーストラリア区の境界線。最も左に位置しているのがウォレス線である。
東洋区 (Indomalaya ecozone) は、東アジアの一部(日本のトカラ列島小宝島以南の南西諸島、台湾、中国の秦嶺山脈以南)、東南アジアの大部分、インド亜大陸を含むエリア。このうちインド亜大陸は、ゴンドワナ大陸から分離し、始新世にユーラシア大陸と合体した。合体後も、形成されたヒマラヤ山脈が障壁となったため、ユーラシア大陸の他の地域とは生物相が異なる。そのほとんどが亜熱帯や熱帯地域である。オーストラリア区との境界はウォレス線と呼ばれる。面積は750万平方キロメートル。 エチオピア区 (Afrotropic ecozone オーストラリア区 (Australasia ecozone
エチオピア区
オーストラリア区
オセアニア区オセアニア区
オセアニア区 (Oceania ecozone) は、太平洋の島々のうち、オーストラリア、ニュージーランド、ニューギニア島およびそれらの周辺諸島をのぞいた残りの島々のエリアである。ミクロネシア、ニュージーランドを除くポリネシアおよびフィジー諸島から成り、日本の小笠原諸島も含まれる[1]。孤島にはクイナ類など固有種が多い。