生徒会の一存
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生徒会の一存
ジャンル
学園[1]空気系[2]ラブコメ[3]
小説:碧陽学園生徒会議事録
著者葵せきな
イラスト狗神煌
出版社富士見書房

その他の出版社
ソウル文化社 (ko:?????) 〈Jノベル (ko:J ??) 〉[4]
台湾角川〈Fantastic Novels〉[5]
広州天聞角川動漫

レーベル富士見ファンタジア文庫
刊行期間2008年1月19日 - 2012年1月20日
巻数全10巻
その他本編
小説:碧陽学園生徒会黙示録
著者葵せきな
イラスト狗神煌
出版社富士見書房→KADOKAWA
掲載誌ドラゴンマガジン
レーベル富士見ファンタジア文庫
連載期間2008年2月号 - 2018年3月号
刊行期間2008年9月20日 - 2018年7月20日
巻数全9巻
その他番外編
小説:碧陽学園新生徒会議事録 新生徒会の一存
著者葵せきな
イラスト狗神煌
出版社富士見書房
掲載誌ドラゴンマガジン
レーベル富士見ファンタジア文庫
刊行期間2012年11月20日 - 2013年3月20日
巻数全2巻
その他外伝・後日談

漫画
漫画
原作・原案など原作:葵せきな
キャラクターデザイン:狗神煌
作画10mo
出版社富士見書房
掲載誌ドラゴンエイジピュア
月刊ドラゴンエイジ
発表号ドラゴンエイジピュア:
Vol.11 - Vol.15
月刊ドラゴンエイジ:
2009年3月号 - 2013年1月号
発表期間2008年6月20日 - 2012年12月9日
巻数全8巻
漫画:生徒会の一存 にゃ☆
原作・原案など原作:葵せきな
キャラクターデザイン:狗神煌
作画水島空彦
出版社角川書店
掲載誌コンプティーク
発表号2009年6月号 - 2010年1月号
発表期間2009年5月9日 - 2009年12月10日
巻数全1巻
漫画:生徒会の一存 ぷち
原作・原案など原作:葵せきな
キャラクターデザイン:狗神煌
作画砌煉炭
出版社角川書店
掲載誌月刊コンプエース
コンプティーク
発表号月刊コンプエース:
2009年11月号 - 2011年8月号
コンプティーク:
2010年2月号 - 2011年7月号
発表期間2009年9月26日 - 2011年6月25日
巻数全2巻
漫画:生徒会の日常
原作・原案など原作:葵せきな
キャラクターデザイン:狗神煌
作画アシオ
出版社富士見書房
掲載誌月刊ドラゴンエイジ
エイジプレミアム
発表号月刊ドラゴンエイジ:2011年7月号 - 9月号
エイジプレミアム:Vol.1 - Vol.12
発表期間2011年6月9日 - 2012年7月9日 
巻数全1巻
漫画:生徒会の一存 乙
原作・原案など原作:葵せきな
キャラクターデザイン:狗神煌
作画水島空彦
出版社角川書店
掲載誌コンプティーク
発表号2011年10月号 - 2013年3月号
発表期間2011年9月10日 - 2013年2月10日
巻数全3巻
漫画:新生徒会の一存
原作・原案など原作:葵せきな
キャラクターデザイン:狗神煌
作画すえみつぢっか
出版社富士見書房
KADOKAWA
掲載誌月刊ドラゴンエイジ
発表号2013年2月号 - 2014年3月号
発表期間2013年1月9日 - 2014年2月9日
巻数全3巻

アニメ
アニメ
原作葵せきな、狗神煌
監督佐藤卓哉
シリーズ構成花田十輝
脚本花田十輝
キャラクターデザイン堀井久美
音楽かみむら周平
アニメーション制作Studio DEEN
製作碧陽学園生徒会
放送局テレビ愛知ほか
放送期間2009年10月2日 - 12月18日
話数全12話
アニメ:生徒会の一存 Lv.2
原作葵せきな、狗神煌
監督今泉賢一
シリーズ構成吉田玲子
キャラクターデザイン小野田将人
音楽安齋孝秋
アニメーション制作AIC
製作新・碧陽学園生徒会
放送局TOKYO MXほか
放送期間2013年1月9日 - 3月13日
話数全10話 + OVA1話
その他2012年10月よりニコニコ生放送
にて先行配信

ゲーム
ゲーム:生徒会の一存 -DSする生徒会-
ゲームジャンル妄想アドベンチャー
対応機種ニンテンドーDS
発売元角川書店
メディアDSカード
プレイ人数1人
発売日2010年3月25日
レイティングCERO:C(15才以上対象)
キャラクターボイス有
その他DS版の詳細や『生徒会の一存 Lv.2 PORTABLE』
についてはゲームを参照。

インターネットラジオ
ラジオ:碧陽学園☆校内放送
配信期間2009年10月9日 - 12月25日
配信サイト ⇒テレビアニメ公式サイト 内 ラジオ
角川チャンネル[注 1]
配信日毎週金曜日
配信回数全12回
配信形式ストリーミング
パーソナリティ本多真梨子(桜野くりむ役)
富樫美鈴(椎名深夏役)
堀中優希(椎名真冬役)
ラジオ:碧陽学園☆校内放送 放課後編
配信期間2010年1月1日 - 6月25日
配信サイト ⇒テレビアニメ公式サイト 内 ラジオ
角川チャンネル[注 1]
配信日毎週金曜日
配信回数全26回
配信形式ストリーミング
パーソナリティ本多真梨子(桜野くりむ役)
富樫美鈴(椎名深夏役)
堀中優希(椎名真冬役)
ラジオ:碧陽学園☆校内放送 Lv.2
配信期間2012年10月19日 - 2013年3月29日
配信サイト ⇒テレビアニメ公式サイト 内 ラジオ
角川チャンネル[注 1]
配信日毎週金曜日
配信回数全25回(1回+24回)
配信形式ストリーミング
パーソナリティ本多真梨子(桜野くりむ役)
美名(紅葉知弦役)
富樫美鈴(椎名深夏役)
野水伊織(椎名真冬役)
その他第0回は『碧陽学園☆校内放送R(仮)』として
2012年10月12日に配信

テンプレート - ノート
プロジェクトライトノベル漫画アニメ
ポータル文学漫画アニメラジオ

『生徒会の一存』(せいとかいのいちぞん)は、葵せきなによる日本ライトノベルシリーズ。イラスト狗神煌。略称は「生存」[6]富士見ファンタジア文庫富士見書房KADOKAWA)より2008年1月から2018年7月まで刊行された。

当初は各巻のタイトルに必ず付けられる「碧陽学園生徒会議事録」(へきようがくえんせいとかいぎじろく)をシリーズ名としていたが、長すぎて覚えにくいため第1巻のタイトル『生徒会の一存』がシリーズ名となった[7][8]。さらに短縮されて「生徒会シリーズ」[9]と呼ばれている。2012年12月時点でシリーズ累計発行部数は600万部を記録している[10]
概要

私立高校・碧陽学園の生徒会の役員たちが生徒会室で繰り広げる駄弁を書き綴った連作短編小説。各話タイトルは「○○する生徒会」となるのが基本。

作中にメタフィクションが仕組まれており、「生徒会の優秀さを全校生徒に知らしめるため会長のくりむの命令で副会長の鍵が生徒会の日々を描いた小説を執筆し、富士見書房に掛け合って出版している」としてこの小説について言及される。第1期アニメ版では一話ごとに一ヶ月ずつ月が流れている。

作者自ら「4コマ小説」と評する[11]登場人物のコミカルなやり取りと、随所に織り込まれたパロディが特徴(特にハルヒドラゴンボールのネタが多い[注 2])で、担当編集の中村昭子は、作品の読みどころについて「たくさんの物が詰まっていて、いろいろな楽しみ方が出来る作品」と述べている[12]。作者によれば「大事件が起こって、日常を取り戻そうとする」というよくある話を逆転し、取り戻したかった価値のある日常を書くことを企図した小説である[13]

本作の本編には編集部から要請された「続きの要素」として、各巻にプロローグとエピローグが挿入されており[13]、生徒会を監視する「企業」の挿話を収める「企業編」は第5巻で完結[14][15]、第6巻から最終巻である第10巻は卒業式前日から始まる生徒会の物語の終わりを描く「卒業編」となっている。

外伝には生徒会室内の出来事も話が多く収録されるものの、前半の巻は杉崎・椎名深夏の2年B組の出来事、後半は椎名真冬が在籍する1年C組の話が多く収録されているが、それに囚われず基本的には本編に収録されなかったサイドストーリーが多い。シリーズの読み進め方としては本編『碧陽学園生徒会議事録』シリーズと外伝・後日譚『碧陽学園生徒会黙示録』・『碧陽学園新生徒会議事録』を織り交ぜてシリーズの刊行年月日順に読み進めることを前提に構成されている。

本編である碧陽学園生徒会議事録「生徒会の一存」シリーズは2012年1月に全10巻をもって完結し、番外編である碧陽学園生徒会黙示録「生徒会の○○」シリーズは2013年7月に発売した第8巻である『生徒会の祝日』をもって完結し、杉崎が3年生になったときの後日談(外伝)である碧陽学園新生徒会議事録「新生徒会の一存」シリーズも上下2巻で完結している。作者は2013年に発売した『生徒会の祝日』がシリーズ全体の完結である[16]と明言しているため、シリーズ全体で全20巻で完結となる(図鑑も含めれば21巻)。しかしもしかしたら戻ってくるかもしれないという発言後に残している[17]。その後2018年7月に第1巻発売から10周年を記念し、碧陽学園生徒会黙示録の9巻目となる『生徒会の周年』が発売された[18]

葵の前作『マテリアルゴースト』及び、後作『ゲーマーズ!』と同一世界観上にあり(時系列的には『マテリアルゴースト』の後、『ゲーマーズ!』の前)、作中でこれらの作品の登場人物や設定などについて触れられていることがある。
作品展開

前作『マテリアルゴースト』の後の新作として作者は最初シリアスな「現代×異世界」の長編を構想していたが、前担当編集者からラブコメを求められたことを受けて書いた第1話が好評であったことからこの小説が生まれた[13]。「日々みんなでダベっているだけの話」であり「いろいろな意味で冒険作だった」と担当を引き継いだ編集者が振り返る作品であったが[12] シリーズ開始直後から話題を呼び、2008年7月に富士見書房の刊行するライトノベル誌『ドラゴンマガジン』(2008年9月号)の表紙を同誌史上最速で飾った[19][注 3]。編集部からは快く受け入れられ『ドラゴンマガジン』に番外編が掲載されているほか、同誌の付録としてシャーペン(2008年9月号)、生徒手帳(2008年11月号)などが作られている[13]。『このライトノベルがすごい! 2009』の作品総合ランキングでは7位(新作としては1位)を獲得し[13][注 4]コミックとらのあなの文庫売り上げランキング(2007年10月1日 - 2008年9月30日分)では新規シリーズとしては売り上げ1位を記録している[13]

10moによる漫画化作品が『ドラゴンエイジピュア』(Vol.12 - Vol.15)、『月刊ドラゴンエイジ』(2009年3月号 - 2013年1月号)まで連載されており全8巻で完結した。また、水島空彦による漫画版「生徒会の一存 にゃ☆」も『コンプティーク』(2009年6月号 - 2010年1月号)にて連載された[21]。さらに、『ドラゴンマガジン』2009年3月号(富士見書房、2009年1月20日発売[22])および『生徒会の四散』帯にてTVアニメ化が発表され、2009年10月から12月まで放送された。また2011年2月発売の『生徒会の水際』帯にて「再び動き出す○○○化」と発表され、3月20日発売の『ドラゴンマガジン』5月号にて新作アニメの製作が正式に発表され、2012年10月より『生徒会の一存 Lv.2』としてニコニコ生放送にて先行配信され、2013年1月よりTVにおいても放送された。
舞台

本作品は公式に碧陽学園の所在地並びに作品の舞台がどこなのか明確にはしていないが、作中で度々「内地」、「道内」という表現などが用いられる、作者もブログで舞台が北海道であることをほのめかす記述をしている[23]ことなどから、舞台は北海道内のようであるが、作者は「北の大地のどこか」という認識を望んでいる[24]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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