現改訳聖書
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現改訳聖書(げんかいやくせいしょ)は、日本聖書出版会が刊行する予定の日本語の翻訳聖書奥山実が中心となっている聖霊派聖書翻訳である。

2017年7月時点で「発売は、早くて2018年末、もしくは2019年頭になる見通し」[1]とのアナウンスがあったが、2023年4月、なお制作中である旨の発表がされた[2]
底本

新約聖書の底本はビザンチン・テキストを用いる。これは、欽定訳聖書が底本にしているものであるが、近年の翻訳が底本とするのはほとんどがネストレ・アーラントである。旧約聖書の底本は他の翻訳と同じくビブリア・ヘブライカを用いる。
特徴

奥山は他の翻訳聖書に進化論の影響があるので、その影響を翻訳から除かなければならないとする。またエキュメニズム世界教会協議会(WCC)らは悪霊宗教であるニューエイジの影響を受けているため、イエス・キリストを悪魔、サタンであるルシファーと同一視する事例が見られる[3][4]。今日では公然とルシファー礼拝を行うグループもあるため、イザヤ書14章12節をルシファーと訳さなければならず、ここにも現改訳の意義があるとしている[5]

マルコの福音書16章9-20節が括弧付けにされることがあるのは、学問的根拠からではなく、聖霊派の力の伝道を否定するためであるとし、『ディアテッサロン』(170年頃)にこの聖句が含まれていると指摘する[6]
役員

会長・翻訳委員長
奥山実

副翻訳委員長白畑司

出版委員長笹井大庸

推進委員大川従道尾形守、染本伸之、手束正昭

脚注^ “現改訳聖書の発売時期について(2017年7月)”. Malkoushu Online. 現改訳聖書(お知らせ). 2019年2月26日時点の ⇒オリジナルよりアーカイブ。2023年9月17日閲覧。
^ “現改訳聖書の発売時期について(2023年4月)”. Malkoushu Online. 現改訳聖書(お知らせ). 2023年9月17日時点の ⇒オリジナルよりアーカイブ。2023年9月17日閲覧。
^ 『週刊聖書』なんぷる社、p.319
^ 「新しい聖書の翻訳18-死海写本と信徒の勝利-」2002年11月号
^ 「新しい聖書の翻訳17-ルシファーを隠したのはだれか」2002年10月号
^ 「新しい聖書の翻訳6、7、8 2001年11月、12月、2002年1月号」

参考文献

ハーザー奥山実連載「新しい聖書の翻訳」

『悪霊を追い出せ!-福音派の危機を克服するために』奥山実 マルコーシュ・パブリケーション

「マルコーシュ通信」No.9「現改訳の新訳はビザンチン・テキストを底本とする。」

New Age Bible Versions

外部リンク

現改訳聖書の発売時期について 2017年7月










聖霊派
ペンテコステ運動

指導者

チャールズ・パーハム - ウィリアム・J・シーモア - C・F・ジュルゲンセン - 弓山喜代馬 - 大川修平 - 伊藤顕栄 - 趙繩 - 万代恒雄 - 万代栄嗣
団体

日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団 - 中央聖書学校 - 日本ペンテコステ教団 - 生駒聖書学院 - 日本フォースクエア福音教団 - 日本福音宣教会 - 日本オープン・バイブル教団 - 日本福音宣教団

 カリスマ運動

指導者

デニス・ベネット(聖公会) - マーリン・キャロザース - 手束正昭(日本基督教団) - 大川従道(元日本ホーリネス教団)
団体

聖霊刷新協議会(日本基督教団)


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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