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教科「国語」(こくご)は、日本の学校教育における教科の一つ。
本項目では、主として現在の学校教育における教科「国語」について取り扱う。関連する理論・実践・歴史などについては「国語教育」を参照。 日本の学校教育において、日本語および言語表現の理解、言語による表現方法の獲得などを目的として行われる教科であり、初等教育(小学校の段階)から中等教育(中学校・高等学校の段階)に設けられている。戦前の中等教育で国漢科とされていたものがおおむねこれに該当する。また、高等学校では日本で唯一専門的に国語を学ぶ学校として大阪市立南高等学校がある。 学習内容は相当に多岐にわたっており、学習段階ごとに含まれる分野が異なっているが、どの段階においても、おおまかには次のような内容が取り扱われる。 言語に関する事柄文字(表記)・発音・文法・語彙等の体系、言語そのものの特質などの指導。学習指導要領では「言語事項」と呼ばれる。 教科「国語」の学習内容については、「漢字を覚えること」「語彙・ことわざ・慣用句などを覚えること」「文学鑑賞」「説明文の読解」が学習内容のすべて又はメインのように思われることも多い。 確かに、漢字や文章読解については、国語学習全体ひいては他教科目の学習にも大きな支障をきたすため、日本の国語学習の中で大きな比重を占めていることも事実である。[1] ただし、実際には、それらだけがすべてではなく、口頭表現や作文など表現力の育成も行われている。 初等教育段階においては、日本語の読み書き、読解能力の育成、作文教育など、狭義の国語が主となっている(その内容も、口語文法による現代日本語に限定されている)。近年では俳句のような伝統的な内容が早期に導入される傾向が見られる。また、初等教育では書写も含まれている。 中学校国語(Wikibooks) 高等学校国語(Wikibooks) 必修「国語総合」(標準単位数4単位) この他、作文教育を独立させ、大学入試への対応を旨として小論文と呼ばれる授業・科目が設置されることもある。 大学受験では、文系では英語・地理歴史とともに重要な教科である。一方、理系では国公立大学の場合は大学入試センター試験で課されるのみであり、二次試験でも課されるのは東京大学・京都大学・名古屋大学などの最難関大学にほぼ限られる。私立大学の場合は選択教科目にある場合もあるが、多くはない。
目次
1 概要
2 学習内容
2.1 初等教育(小学校など)
2.2 前期中等教育(中学校など)
2.3 後期中等教育(高等学校など)
3 入試などへの影響
3.1 大学受験での扱い
3.1.1 国語総合(過去は、国語I・国語II)
3.1.2 大学入試現代文の代表的著者
3.1.3 大学入試と「古典」
4 注釈・引用
5 参考文献
6 関連項目
概要
学習内容
言語活動の指導読み方教育または読解指導、作文、話し言葉の指導。学習指導要領では「A.話すこと・聞くこと」「B.書くこと」「C.読むこと」として細分化されている。
初等教育(小学校など)
前期中等教育(中学校など)
後期中等教育(高等学校など)
選択必修「国語表現」(標準単位数3単位)
「現代文A」(標準単位数2単位)
「現代文B」(標準単位数4単位)
「古典A」(標準単位数2単位)
「古典B」(標準単位数4単位)
入試などへの影響
大学受験での扱い
国語総合(過去は、国語I・国語II)
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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