珈琲時光
監督侯孝賢(ホウ・シャオシェン)
脚本侯孝賢、朱天文(チュー・ティエンウェン)
製作宮島秀司、廖慶松(リャオ・チンソン)、山本一郎、小坂史子
出演者一青窈
浅野忠信
主題歌「一思案」(作詞:一青窈 作曲:井上陽水)
撮影李屏賓(リー・ピンビン)
編集廖慶松
配給松竹
公開 2004年9月11日
上映時間103分
製作国 日本
言語日本語
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『珈琲時光』(コーヒーじこう)は、2004年製作の日本映画。侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督、一青窈、浅野忠信主演。 「珈琲を味わうときのように、気持ちを落ち着け、心をリセットし、これからのことを見つめるためのひととき」というテーマを、小津安二郎の生誕100年を記念し『東京物語』のオマージュという形で製作された映画。 神田神保町や鬼子母神等の古き日本の街角や路地、また山手線、京浜東北線、高崎線、都電荒川線の車窓風景の映像美が評価された。 台湾、群馬、神田神保町、それぞれを自分の居場所として、明るい未来を期待しながら生きる女性とその仲間達の姿を優しく、温かく、そして美しき色彩で表現している。また、この話では台湾出身の作曲家・江文也が取り上げられ、江の日本側の夫人と娘が出演している。 映画の舞台、神田神保町の近隣に所在する明治大学が刊行した雑誌『思索の樹海』(2005)において「珈琲時光的生活、或いは航海」というエッセーが掲載され、映画に見る神保町の一様が紹介されている(執筆者は意匠家の山下祐樹と中国人歌手のカリーナ・ラム)。同時期、同大の中国文化論の研究者を中心に台湾大学において、本作と侯孝賢、江文也に関する講座が開かれた。また、江文也作曲のピアノ曲のコンサートが開催され、コンサートの合間には主演の一青窈、監督の侯孝賢のトークショーも行われた。
目次
1 概要
2 キャスト
3 スタッフ
4 受賞など
5 関連
6 外部リンク
概要
キャスト
一青窈:井上陽子
浅野忠信:竹内肇
萩原聖人:誠治
余貴美子:陽子の義母
小林稔侍:陽子の父
スタッフ
監督:侯孝賢(ホウ・シャオシェン)
脚本:侯孝賢、朱天文
主題歌:「一思案」(作詞:一青窈 作曲:井上陽水)
プロデューサー:宮島秀司、廖慶松、山本一郎、小坂史子
製作:松竹、朝日新聞社、住友商事、衛星劇場、IMAGICA
配給:松竹
受賞など
ヴェネツィア国際映画祭 コンペ部門選出
トロント国際映画祭出品
ニューヨーク映画祭出品
釜山国際映画祭出品、Asian Filmmaker of the Year受賞
イスタンブール国際映画祭
山路ふみ子映画賞 新人女優賞受賞
日本アカデミー賞 新人俳優賞
関連
外部リンク
⇒珈琲時光 - allcinema
⇒珈琲時光 - KINENOTE
Cafe Lumiere
Kohi jiko
表
話
編
歴
侯孝賢監督作品
1980年代
ステキな彼女(1980年)
風が踊る(1981年)
川の流れに草は青々(1982年)
坊やの人形(1983年)
風櫃の少年(1983年)
冬冬の夏休み(1984年)
童年往事 時の流れ(1985年)
恋恋風塵(1987年)
ナイルの娘(1987年)
悲情城市(1989年)
1990年代
戯夢人生(1993年)
好男好女(1995年)