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出典検索?: "王配"
王配(おうはい)は、一般に女王の配偶者に与えられる称号[1]。国婿(こくせい)や王婿(おうせい)とも言う。
類義語である皇配(こうはい)についても本記事で併せて説明する。
英語では、prince consort(この語は皇配にも用いられる)またはking consort、emperor consortという。以下、一般例として英語を用いて説明する。
ヨーロッパでは“prince”の称号が与えられることが通常であり(ただし、歴史的には後述のように“king”も存在した)、この場合の敬称は殿下である。王妃の男性版にあたるが、王妃の場合は女王と同じ“queen”の称号とともに陛下の敬称が付されるのとは、対照的である。 ヨーロッパにおける王配の称号には、 などがある。 中国や日本では存命の配偶者がいる女性が皇帝や天皇として即位した例がないこともあり、これらに対応した適切な訳語が存在しない。日本では外務省や宮内庁などの公式文書で用いられているものの、そもそも「王配」という言葉が報道記事ではまず用いられない。『大辞林』には解説があるが、その他『広辞苑』を始めとする中型国語辞典には収録されていないなど、「王配」は一般的な語句ではない。そこで他人の夫に対する敬称である「夫君」(ふくん:ご主人、旦那)が代わりに用いられることが多い。 現在はいない。 名および
名称
ヨーロッパにおける称号
“King Consort” - 「(君主の)配偶者たる王」の意。自身が国王(king)である場合と同様の称号を付与したものである。
“Prince Consort” - 「(君主の)配偶者たるプリンス(prince、公)」の意。princeは王族に与えられる称号である。
“Prince” - 前述のように王族に与えられる称号。最も一般的。
日本語での訳語
現在存在する王配
在位中の王配
将来に王配となりうる人物
称号(原語)生年月日国配偶者続柄
ヴェステルイェートランド公ダニエル
Hans Kunglig Hoghet Prins Daniel av Sverige,
Hertig av Vastergotland
(スウェーデン語:
(ヴェステルイェートランド公爵ダニエル王子殿下)1973年9月15日
(50歳) スウェーデン王太女ヴィクトリア
(2010年6月19日結婚)オーレ・ベストリング子息
歴史上の王配
イングランド、スコットランド、イギリス
フランス王フランソワ2世
スコットランド女王メアリーの最初の王配。子はなし。“King Consort”の称号(上記1)。
ダーンリー卿ヘンリー・ステュアート
スコットランド女王メアリーの2番目の王配。父は第4代レノックス伯マシュー・ステュアート。自身も王位継承権を有した。ジェームズ6世(イングランド王ジェームズ1世)の父。“King Consort”の称号(上記1)。
ボスウェル伯ジェームズ・ヘップバーン
スコットランド女王メアリーの3番目の王配。ボスウェル伯爵家出身。子はなし。
アンジュー伯ジョフロワ4世
イングランド君主(女王ではなかった)マティルダの夫。イングランド王ヘンリー2世の父。
ギルフォード・ダドリー
イングランド女王(即位を認めない説もある)ジェーン・グレイの王配。
スペイン王フェリペ2世
イングランド女王メアリー1世の王配。メアリーとの子はなし。“King Consort”の称号(上記1)。
カンバーランド公ジョージ
イギリス(グレートブリテン)女王アンの王配。父はデンマーク=ノルウェーの国王フレゼリク3世。子はいずれも夭逝。王族爵位のカンバーランド公爵位を受けたが、イギリス王配としての称号はなし。“Prince”の称号はデンマーク=ノルウェー王子としてのもの。
ザクセン=コーブルク=ゴータ公子アルバート
イギリス女王ヴィクトリアの王配。父はザクセン=コーブルク=ゴータ公エルンスト1世。エドワード7世の父。イギリスの女王の王配として初めて“Prince Consort”の称号(上記2)を受けた。
エディンバラ公フィリップ
イギリス女王エリザベス2世の王配。ギリシャ系グリュックスブルク家の出身で、父はギリシャ王ゲオルギオス1世の第4王子アンドレアス。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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