王立協会フェロー
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王立協会フェロー
Fellowship of the Royal Society
ロンドン・カールトン・ハウス・テラスにある王立協会本部
受賞対象“substantial contributions to the improvement of natural knowledge”(自然知識の向上への多大な貢献)[1]
スポンサー王立協会
開催日1663年
会場ロンドン
イギリス
主催王立協会
フェロー数8000人以上。うち存命は1600人以上(2016年現在)
公式サイトroyalsociety.org/fellows

王立協会フェロー(おうりつきょうかいフェロー、英語: Fellowship of the Royal Society)は、「数学工学医学を含む自然知識の向上への多大な貢献」[1]をした個人に対して、ロンドン王立協会から付与される賞およびフェローシップ(会員資格)である。
概要アイザック・ニュートンは、1672年に選出された王立協会の初期のフェローの一人である。

最古の科学アカデミーである王立協会のフェローシップは、歴史上、多くの有名な科学者に与えられた重要な名誉である。フェローには、アイザック・ニュートン(1672年)[2]チャールズ・ダーウィン(1839年)[2]マイケル・ファラデー(1824年)[2]アーネスト・ラザフォード(1903年)[3]シュリニヴァーサ・ラマヌジャン(1919年)[4]アルベルト・アインシュタイン(1921年)[5]ウィンストン・チャーチル(1941年)、スブラマニアン・チャンドラセカール(1944年)[6]ドロシー・ホジキン(1947年)[7]アラン・チューリング(1951年)[8]フランシス・クリック(1959年)[9][10]などがいる。

現在では、スティーヴン・ホーキング(1974年)、ティモシー・ハント(1991年)、エリザベス・H・ブラックバーン(1992年)、ティム・バーナーズ=リー(2001年)、ヴェンカトラマン・ラマクリシュナン(2003年)、 アンドレ・ガイム(2007年)、ジェームズ・ダイソン(2015年)、エージェイ・K・スード(英語版)(2015年)を始めとして合計8000人以上がフェローとなり、1900年以降で280人以上のノーベル賞受賞者のフェローがいる。2016年現在、約1600名の存命のフェロー(外国人会員・名誉フェローを含む)がいる[11]

王立協会のフェローシップはガーディアン紙によると「オスカー特別功労賞に匹敵する名誉」[12]とされ、受賞者が所属する研究機関はその名誉を広報するのが普通である[13][14][15][16][17][18][19]
メインフェローシップ

毎年4月下旬または5月上旬に、最大60人ほどの新たなフェロー (FRS)、名誉フェロー (HonFRS)、外国人会員 (ForMemRS) が、約700名の候補者から選出される[20]。フェローの候補者は、既存のフェローからの指名によってのみ、なることができる。
王立協会フェロー (FRS)「en:List of Fellows of the Royal Society」および「王立協会フェローの一覧」を参照スティーヴン・ホーキングは、1974年に王立協会フェローに選出された。ノーベル賞受賞者のエリザベス・H・ブラックバーンは、1992年に王立協会フェローに選出された。

毎年、最大52名の新人フェロー (Fellow of the Royal Society) が、協会の約90%を占める英国英連邦から選出される[1]。各候補者はそれぞれの功績を考慮し、科学界のどの分野からでも提案することができる。フェローは、科学の卓越性に基づいて選出され、終身の資格を得る。王立協会フェローはポスト・ノミナル・レターズ FRS を使用する権利を有する[1]

Category:王立協会フェローCategory:女性の王立協会フェローも参照。
王立協会外国人会員 (ForMemRS)ジェニファー・ダウドナは、2016年に王立協会外国人会員 (ForMemRS) に選出された。

毎年、フェローは10人までの新しい外国人会員 (Foreign Member of the Royal Society)を選出する。フェローと同様に、外国人会員は、科学の卓越性に基づいてピアレビューを通じて選出され、終身の資格を得る。王立協会外国人会員はポスト・ノミナル・レターズ ForMemRS を使用する権利を有する。2016年時点で、約165人の外国人会員がいる[21]

Category:王立協会外国人会員も参照。
王立協会名誉フェロー (HonFRS)ビル・ブライソンは、2013年に王立協会名誉フェロー (HonFRS) に選出された。

名誉フェロー (Honorary Fellow of the Royal Society) は、科学の功績に対する著名な奉仕をしたが、フェローや外国人会員に求められる種類の科学的成果を持たない候補者に与えられる名誉学術称号(英語版)である。ビル・ブライソン(2013年)、メルヴィン・ブラッグ(英語版)(2010年)、ロビン・サックスビー(英語版)(2015年)、タービルのセインズベリー男爵デビッド・セインズベリー(英語版)(2008年)、オノラ・オニール(2007年)などが名誉フェローである。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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