王様と私_(1956年の映画)
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

この項目では、1956年の映画について説明しています。その他の用法については「王様と私」をご覧ください。

王様と私
The King and I
映画でユル・ブリンナーが使用した衣装
監督ウォルター・ラング
脚本アーネスト・レーマン
原作オスカー・ハマースタイン2世
王様と私
製作チャールズ・ブラケット(英語版)
製作総指揮ダリル・F・ザナック
出演者デボラ・カー
ユル・ブリンナー
リタ・モレノ
マーティン・ベンソン
レックス・トンプソン
音楽リチャード・ロジャース
撮影レオン・シャムロイ
編集ロバート・L・シンプソン(英語版)
製作会社20世紀フォックス
配給20世紀フォックス
公開 1956年6月28日
1956年10月26日
上映時間133分[1]
製作国 アメリカ合衆国
言語英語
製作費$4,550,000[2]
興行収入 $21,300,000[3]
配給収入 $8,500,000
テンプレートを表示

『王様と私』(おうさまとわたし、The King and I)は、1956年アメリカ合衆国ミュージカル映画20世紀フォックスが製作、ウォルター・ラングが監督、チャールズ・ブラケット(英語版)とダリル・F・ザナックがプロデュースし、デボラ・カーユル・ブリンナーが主演した。マーガレット・ランドン1944年に発表した小説アンナとシャム王』をもとに、1951年に初演されたロジャース&ハマースタインミュージカル王様と私』を原作とし、アーネスト・レーマンが脚本を担当した。この小説は1860年代初頭、シャム(現:タイ王国)のラーマ4世の子供たちの教師となったアナ・リオノウンズの回顧録を基にしている。リオノウンズの物語は自伝的ではあるが、様々な部分で議論の余地がある[4]

この映画は商業的、批評的に成功し、第29回アカデミー賞において9部門にノミネートされ、ブリンナーの主演男優賞を含む5部門で受賞した。

また同じミュージカルを原作とし、1999年にアニメ映画『王様と私』が公開された。
あらすじ

夫を亡くした頑固な教師アンナ(デボラ・カー)が息子ルイス(レックス・トンプソン)を伴って、シャムの王様(ユル・ブリンナー)の多くの子供たちの家庭教師として、ウェールズからシャム首都バンコクに到着する。2人は王様の側近で威圧感のあるクララホム首相(マーティン・ベンソン)を紹介される。クララホム首相は2人が住むこととなる王宮に迎えるために来たのだと説明するが、王宮の外に住みたいというアンナの契約を脅かすものであった。アンナはウェールズに戻ろうかと考えたが、ルイスとクララホム首相と共に渋々下船する。

王宮においてアンナは王様との面会を申し出てクララホム首相役に王室への入室を許可される。喜んだ王様はアンナの意見を無視してチャン王妃(テリー・サンダース)、そしてビルマから来た上品なタプティム(リタ・モレノ)を含む複数の妻たちにアンナを紹介する。また王様は生徒となる子供15名も紹介するが、ほかに長男で後継者のチュラーンロンコーン王子(パトリック・アディアート)を含む子供67名がいると語る。アンナは滞在および教育に同意し、封建的なタイ王室に近代の風を取り込もうと、やる気になる。その夜遅く、チャン王妃を含む妻たちがアンナの荷物の整理を手伝っていると、アンナの亡くなった夫トムの古い写真が出てきて、妻たちはタプティムに対し、シャムに自分を連れてきたルン・タ(カルロス・リヴァス)と恋仲であることをあざける。

アンナは自分の住む場所を諦められずに子供たちに家の利点を教え、王様は不機嫌になり文化が違うと主張も違うことに頭を悩ませる。アンナは教えることで互いを知り、子供たちとの関係を築いていく。しかし雪を見たことがない子供たちは雪の存在を信じず混乱に陥る。王様が、騒がしい教室に入ってくるとタプティムが『アンクル・トムの小屋』の本を持っていることに気付き、奴隷について周りを巻き込みアンナと議論が白熱する。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:65 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef