王 柏融台鋼ホークス #9
日本ハム時代
(2019年7月6日、楽天生命パーク宮城にて)
基本情報
国籍 中華民国(台湾)
出身地屏東県万丹郷
生年月日 (1993-09-09) 1993年9月9日(30歳)
身長
体重182 cm
91 kg
選手情報
投球・打席右投左打
ポジション外野手、一塁手
プロ入り2015年 CPBLドラフト1巡目(全体4位)
初出場CPBL / 2015年9月2日
NPB / 2019年3月29日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
新北市私立穀保高級家事商業職業学校
中国文化大学
Lamigoモンキーズ (2015 - 2018)
北海道日本ハムファイターズ (2019 - 2023)
台鋼ホークス (2024 - )
国際大会
代表チーム チャイニーズタイペイ
WBC2023年
プレミア122015年、2019年
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王 柏融
各種表記
繁体字:王 柏融
?音:Wang Borong
注音符号:??????????
和名表記:おう はくゆう
発音転記:ワン・ボーロン
英語名:Wang Po-Jung
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獲得メダル
男子 野球
チャイニーズタイペイ
アジア プロ野球チャンピオンシップ
銅2017
WBSC U-21ワールドカップ
金2014
アジア競技大会
銀2014野球
ユニバーシアード
金2015野球
王 柏融(ワン・ボーロン、1993年9月9日 - )は、台湾(中華民国)・屏東県万丹郷出身のプロ野球選手(外野手・内野手)。右投左打。
愛称は「大王(ダーワン)」[1]。 台湾屏東県出身。王建民に憧れて野球を始め[2]、中学生の時に左打ちに転向[3]。穀保高級家事商業職業学校から、中国文化大学に進学[4]。 小中学校、高校時代に台湾のプロ野球選手としては珍しく、チャイニーズタイペイ代表歴がほとんどない[4][5]。王はコンプレックスのせいで野球をやめようとさえ考えていたという[6]。 高校時代のコーチ・周宗志によると、高校時代に投手として王の球速は145km/h以上も記録したがバッティングの方がよりうまいので野手に専念させた[7]。王は第二の王建民になる夢を断念したが、今でも外野手以外で一番やりたい守備位置は投手である[2]。 中国文化大学在学中に守備の負担が軽くて打撃に専念しやすいという理由で、本人の意向によって三塁手から外野手にコンバートした。コーチの指導により流し打ちから引っ張り専門の打者になった。一生懸命に筋力トレーニングに励んだ王の体格は著しく成長し、高校通算本塁打0本の選手から台湾を代表する屈指のスラッガーへ化けた[4][5][8]。 2014年9月に開催された仁川アジア競技大会の野球チャイニーズタイペイ代表選出された。同大会には外野手として出場し、六番・右翼手で全試合先発した王は4割を超える打率を記録して同大会の準優勝を勝ち取った。当時の監督の呂明賜は王の打撃、守備共に高く評価した。第1回21U野球ワールドカップのチャイニーズタイペイ代表にも選出された。同大会には外野手として出場し、四番打者として活躍していた。同大会で、強豪勢を下し優勝を勝ち取った[9]。シンシナティ・レッズのスカウトの注目を集め、当時コーチだったトミー・クルーズはマイナー入りを期待していたが契約には及ばなかった[10]。 2015年6月29日に行われた中華職業棒球大聯盟のドラフト会議において1巡目(全体4位)でLamigoモンキーズが指名。500万台湾元(+100万台湾元インセンティブボーナス)で契約。会議の最初(全体1位)に名前が読み上げられた元メジャー・林哲?に次いで指名されることが有力視されながら、統一ライオンズは王などの注目選手[注 1]を指名せず、このことに統一ファンは大きくショックを受けた[14][15]。Lamigo監督の洪一中も同様で、ドラフト会議にて王を指名できたことに驚愕したという[16]。 7月に開催された光州夏季ユニバーシアードの野球チャイニーズタイペイ代表に選出された。同大会ではチームの勝利に貢献した王は、準決勝のチャイニーズタイペイ対韓国戦の勝利後、「私達の世代からは、今後も常に韓国に勝利していきたい」と力強く語った[17]。なお決勝戦は雨天により中止となり、大会はチャイニーズタイペイ、日本両チームの優勝で幕を閉じた。 2015年9月2日の義大ライノズ戦でプロデビュー。同試合の8回裏にプロ初安打を記録し、義大・アンドリュー・シスコのノーヒットノーランを阻止して試合のMVPに選ばれた[18]。2日後の9月4日の統一ライオンズ戦でプロ初本塁打。その後も好調を維持し、シーズン打率は.324、本塁打9を記録。プレーオフの台湾シリーズでは打率.500、本塁打2、打点8の活躍でチームの台湾一に貢献し、シリーズ史上最多となる14安打を記録して優秀選手に選出された[19]。 オフの9月30日に2015 WBSCプレミア12 チャイニーズタイペイ代表に選出された[20]。プレミア12のオープニングラウンド・対カナダ戦では九番・右翼手で先発。
経歴
プロ入り前
Lamigo時代Lamigo時代