王将戦
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王将戦
棋戦の分類タイトル戦
正式名称ALSOK杯王将戦
開催概要
開催時期予選:1月 - 8月
挑戦者決定リーグ:9月 - 12月
タイトル戦:翌年1月 - 3月
初回開催一般棋戦:1950年度(第1回)
タイトル戦:1951年度(第1期)
持ち時間予選:3時間
挑戦者決定リーグ:4時間
タイトル戦:8時間(2日制)
番勝負七番勝負
主催
スポーツニッポン新聞社
毎日新聞社
日本将棋連盟
協賛綜合警備保障(特別協賛)
囲碁・将棋チャンネル
立飛ホールディングス
inゼリー
富士フイルム
公式サイト王将戦:日本将棋連盟
記録
現王将藤井聡太第73期
永世資格者大山康晴(永世王将)
羽生善治(永世王将資格)
最多優勝大山康晴(通算20期)
最長連覇大山康晴(9連覇)
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王将戦(おうしょうせん)は、スポーツニッポン新聞社毎日新聞社および日本将棋連盟が主催する将棋棋戦で、タイトル戦のひとつ。棋戦名は駒の「王将」が由来で、毎日新聞社が公募で命名した[1]。1950年に一般棋戦として創設され、翌1951年にタイトル戦に格上げされた。七番勝負の勝者は王将のタイトル称号を得る。

2021年度の第71期からは、綜合警備保障が特別協賛に加わり正式棋戦名称をALSOK杯王将戦として行われている[2]

また、2019年度の第69期において外食チェーン「大阪王将」を運営しているイートアンドが特別協賛に加わり、正式名称を大阪王将杯王将戦として行われた[3][4]
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一次予選・二次予選・挑戦者決定リーグによって挑戦者を決定する。挑戦者は王将と七番勝負を戦い、先に4勝した棋士が新たな王将となる。

持ち時間は、一次予選および二次予選が3時間、挑戦者決定リーグが4時間(以上第72期よりチェスクロック方式)、王将戦七番勝負が2日制(封じ手採用)の8時間。
一次予選

シード者と二次予選から出場する棋士を除く、順位戦B級1組以下の棋士によりトーナメント形式で行われる。各組のトーナメント勝者が二次予選に進む。予選通過枠は年度によって異なるが8?10人である。
二次予選

トーナメント形式で18人[注 1]から挑戦者決定リーグ進出者3人を選ぶ(第33期以降)。参加者は

前期挑戦者決定リーグ陥落者(3人、二次予選2回戦からの参加)

タイトル保持者および永世称号[注 2]永世王将資格者

順位戦A級の棋士

一次予選通過者

挑戦者決定リーグ

シード者4人(前期王将戦敗者と前期挑戦者決定リーグ残留者、前期成績順に順位1-4位)と二次予選通過者3人(いずれも順位5位)の計7人による総当たりのリーグ戦を行い、成績最上位者が王将戦の挑戦者となる。成績最上位者が複数出た場合は、原則として順位上位の2人によるプレーオフが行われる[注 3]

成績上位者4人が次年度の挑戦者決定リーグに残留し、その順位に従いシード権を得る[注 4]。勝ち星が並んだ場合は当年度のシード順位が優先されるが、二次予選通過者同士で勝ち星が並んだ場合は、リーグ残留の場合は次年度も同順位[注 5]、4位で並んだ場合は残留者決定プレーオフが行われる[注 6]
在籍期限を満了したフリークラス編入棋士の特例参加
挑戦者決定リーグを残留した者が、フリークラス規定の在籍期限を満了したフリークラス編入棋士である場合[注 7]、その在籍期限満了者は他棋戦については出場資格がなくなるが、王将戦については次年度の棋戦に参加が可能となり、引退とはならない(2010年7月9日以降)[5][注 8]
王将戦七番勝負

王将と挑戦者が七番勝負を戦う。七番勝負は全国各地の旅館や料亭などで催される。2012年から2023年にかけては、第1局を静岡県掛川市掛川城(二の丸茶室)で行っていた[6][注 9]。また、栃木県大田原市でも2006年から17回連続で開催されている[7][注 10]
方式の遍歴

期王将戦七番勝負
(2日制)挑戦者決定リーグ二次予選一次予選
持ち時間被挑戦者持ち時間出場
人数シード条件同率首位時
プレーオフ
進出者残留条件持ち時間出場→
予選通過シード条件二次予選
進出者出場資格
第1回10時間
(二日制)名人7時間5名順位戦A級上位5名該当者全員で
プレーオフ
トーナメント-実施せず実施せず
第1期王将か名人
(三番勝負)
27名第1期王将を含む
順位戦A級上位4名リーグ4位以内
5位が複数の場合
該当者全員で
残留者決定
トーナメント不明
[注 11]
16名
→4名順位戦A級下位6名10名順位戦B・C級
の棋士全員
38名4名
・七番勝負敗者
・前期リーグ残留者3名順位戦A級8-10名
[注 12]
4-12王将

シード以外の
棋士全員
13-17・順位戦A級
・前期リーグ陥落者
1809時間
(二日制)6時間
19-30・順位戦A級
・前期リーグ陥落者
・タイトル保持者
・永世称号者
・永世王将資格者
31-337名[注 13]
18名
→3名
34-405時間
41-4208時間
(二日制)
43-714時間順位上位2名
の直接対決リーグ4位以内
5位が複数の場合
同順位の場合のみ
残留者決定戦3時間
72-4時間
チェスクロック3時間
チェスクロック

永世称号など
永世王将

永世称号である「永世王将」は、王将のタイトルを通算10期以上保持した棋士に与えられる。現行の将棋タイトル戦における永世資格の要件はタイトル戦ごとに異なるが、永世王将のみ5期連覇では獲得できない[注 14]。その意味で、タイトル戦ではないが10回優勝が要件の名誉NHK杯選手権者と類似している。2023年4月現在、永世王将の棋士は大山康晴。永世王将の資格を持つ棋士は羽生善治。なお、大山は1973年の王将失冠(無冠)後、長年に渡るタイトル保持者としての功績により、特例的に現役で永世王将を名乗っていた。

なお、中平邦彦『棋士・その世界』(講談社文庫、1979年)の巻末の「将棋百科」の項目「九段制度」(P.304)では、「王将位は五期で名誉王将、十期で永世王将が与えられることになり、大山がそれに該当する」という記述がある。「五期の名誉王将」はその他の著書などに記述がなく、またこの条件が正しいとした場合でも、その時点で王将を六連覇している中原誠が「名誉王将」にあたるがその記述はなく、「五期で名誉王将」という記述は誤記述と判断するしかない。
贈王将

坂田(阪田)三吉は、関根金次郎十三世名人と激戦を繰り返したことで知られ、『王将』というタイトルで数多くの舞台や映画、歌のモデルになったが、没後の昭和30年(1955年)に日本将棋連盟により「名人位」とともに「王将位」を追贈されている。
エピソード


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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