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王下七武海(おうかしちぶかい)は、漫画『ONE PIECE』に登場する架空の海賊たち、および制度。作中では「七武海」と略されることが多い。作中世界において、現在は七武海制度は廃止されている。 世界政府によって公認された7人の海賊たち。収穫の何割かを政府に納めることが義務づけられる代わりに、海賊および未開の地に対する海賊行為が特別に許されていた。海軍本部、四皇と並び称される「偉大なる航路(グランドライン)」三大勢力の一角だった。 メンバーの選定に際しては、他の海賊への抑止力となりうる「強さ」と「知名度」が重要視された。その顔ぶれには世界レベルの大海賊が名を連ね、一般の海賊からは恐れられている。七武海に加盟した海賊は、政府からの指名手配を取り下げられ、配下の海賊にも恩赦が与えられた[注 1]。七武海を脱退すると再度懸賞金が懸けられた。 一方、海賊でありながら政府に与する立場であるため、「政府の狗」と揶揄されることもあった。名目上は政府と協力関係にあったものの、実際には各メンバーは政府の監視の外で思うままに活動していることが多かった。海軍からの召集があっても全員が揃うことは滅多になく、たとえ揃った所で力を合わせることはまず考えられなかった。これは政府・海軍側でも周知事項のようで、互いに信頼関係はなく、藤虎やスモーカーのように制度そのものを危険視している者も政府内に少なからず存在した。ただし、緊急事態においても政府に非協力的な態度をとり続ける場合、政府側は協定決裂を理由に七武海の称号剥奪を行うことができた。 何らかの理由で欠員が生じた場合、政府によって新たに認められた海賊が後継者となった。メンバーの勧誘には「伝書バット」による文書などが用いられた。後任の選定では、政府からの勧誘を受けた者が加盟する場合(例:ハンコック、ジンベエ、バギー)と、七武海入りを望む者が政府に働きかけ加盟する場合(例:ドフラミンゴ、ティーチ、ロー)があった。 モデルは史実上の海賊の一種「私掠船(プライベーティア)」[1]。作者によると七武海は最初の構想にはなく思いつきで登場させたのだが、これが20年以上に渡る長期連載の元凶と語っている[2]。 超新星編当初ミホーク、クロコダイル、ドフラミンゴ、くま、モリア、ハンコック、ジンベエ アラバスタ編でクロコダイルが称号を剥奪され、その後任としてマーシャル・D・ティーチが加入した。頂上戦争編では、ジンベエとティーチが自ら脱退し、モリアが除名される。この結果、「超新星編」終了時点では、3人の欠員が生じていた。 2年後の「新世界編」では、新たにトラファルガー・ロー、バギー、エドワード・ウィーブルが加入している[注 2]。ドレスローザ編でドフラミンゴ、ローの称号が剥奪され、2人の欠員が出た。 新世界編の世界会議で、七武海によって実害を受けたアラバスタとドレスローザの国王が王下七武海制度撤廃の議案を提出し、可決された。これによって七武海のメンバーはすべての権限と称号を剥奪され、懸賞金がかけられた一海賊に戻ることとなった。世界各国で制度撤廃を歓迎する声が上がる一方、「偉大なる航路」三大勢力の均衡が崩れることを心配する者も少なからずいる。藤虎は、七武海に代わる新たな戦力として、海軍特殊科学班「SSG」に期待している。
概要
メンバーの入れ替わり
スリラーバーク編
?頂上戦争編ミホーク、ドフラミンゴ、くま、モリア、ハンコック、ジンベエ、ティーチ
新世界編当初ミホーク、ドフラミンゴ、くま、ハンコック、ロー、バギー、ウィーブル
制度撤廃時ミホーク、くま、ハンコック、バギー、ウィーブル
元王下七武海メンバー
ジュラキュール・ミホーク声 - 青野武(24話 - 151話)→掛川裕彦(462話 - ) / 演 - スティーヴン・ウォード