この項目では、聖書に登場するパレスチナ地方の道について説明しています。アケメネス朝ペルシア帝国の公道については「王の道」を、スペイン・マラガ県にある小道については「王の小道」をご覧ください。
赤い線が「王の道」、地中海岸を通る紫の線は「海の道」
王の道(おうのみち)はヨルダン川の谷と死海の東を南北に走り、エジプトとメソポタミアを結ぶ幹線道路で、アカバ湾岸のエラテからディボン
、ヘシュボン、ラバテ・アンモン、ラモテ・ギルアデ、アシュタロテなどの町をへてダマスコに至る道。旧約聖書にも登場する。王の道の周辺には、青銅器時代からすでに住居や要塞が発見されているので、この道路は前23世紀から20世紀の間には使用されていたと考えられる。
創世記14章でケドルラオメルと彼にくみした5人の王と戦った時に、王の道を通ってきたと考えられる。モーセを指導者としてエジプトを出たイスラエル民族は、エドムの王とエモリ人の王シホンに彼らの領土を通ることを申請して拒絶された。この時、イスラエル民族はシホンと戦い、その地を占領した。
ソロモン王の治世においては、アカバ湾岸のエツヨン・ゲベル(エラテ)とユダとアラム(シリヤ)を結ぶ重要な交易路であった。
参考文献
『新聖書辞典』いのちのことば社、1985年
表
話
編
歴
交易路
交易路
琥珀の道
ドワールカー-カンボージャの道
大幹道
牛の道
香の道
王の道 (パレスチナ)
王の道 (ペルシア帝国)
王の道 (ヴィア・レギア)(英語版)
帝国の道
海のシルクロード
塩街道
Rome-India routes
シベリアルート(英語版)
シルクロード
茶馬古道
サハラ交易
三角貿易
ウィア・マリス
ヴォルガ交易路(英語版)
ヴァリャーグからギリシアへの道
en:Way of the Patriarchs
公道60号線 (イスラエル)
日本の古代道路、五街道、廻船
関連項目
ソルトロード
香辛料貿易
ハンザ同盟
海洋共和国(英語版)
古代道路
インカ道
ローマ街道
大航海時代
氷貿易
関連項目(手段)
馬車
馬車鉄道
馬力船
河川舟運
鉄道輸送
航路
航空路
海上コンテナ
パイプライン輸送
関連項目(施設)
関所
交易港
出島
キャラバンサライ
隊商宿
関連項目(歴史)
貿易史
海運史(英語版)
鉄道の歴史
航空に関する年表
交通史(英語版)
近代の輸送路
大陸横断鉄道
欧州自動車道路
アジアハイウェイ
一帯一路
自由貿易圏
ブロック経済
カテゴリ