2012年の韓国映画「王になった男」とは異なります。
王になろうとした男
The Man Who Would Be King
監督ジョン・ヒューストン
脚本ジョン・ヒューストン
グラディス・ヒル
『王になろうとした男』(おうになろうとしたおとこ、原題:The Man Who Would Be King)は、1975年公開のアメリカ・イギリス映画。ラドヤード・キップリングの同名小説の映画化作品。ショーン・コネリーとマイケル・ケインが演じる、王になることを夢見た2人の英印軍退役軍人が、アフガニスタン辺境部の国カフィリスタン(英語版)を冒険する物語である。 イギリス領インド帝国・ラホールにある北極星新聞の記者キップリングは、一人オフィスに残り記事を書いていた。そこに、乞食のような男が現れ、キップリングとの再会を喜ぶ。キップリングは彼が何者か分からなかったが、「君の前で契約を交わした」という言葉を聞き、その男が3年前に出会ったカーネハンだと気付く。キップリングは、契約を交わしたもう一人の男ドレイボットの行方を尋ねるが、カーネハンは彼が死んだことを告げ、2人で交わした「王になる」という夢の顛末を語り始める。 3年前のラホール。退役軍人のカーネハンはラホール駅でキップリングの懐中時計を盗むが、時計にはフリーメイソンの紋章が刻まれていた。キップリングが自分と同じフリーメイソン会員だと気付いたカーネハンは、慌てて汽車に乗り込み彼に時計を返す。意気投合したカーネハンは途中の駅で下車し、キップリングに次の駅にいるドレイボットに伝言を頼む。キップリングはドレイボットに伝言を伝えるが、彼らが藩王を脅迫しようとしていることを知り、地区長官に密告する。長官は2人を逮捕するが、キップリングはフリーメイソン会員の2人を釈放するように要請し、2人は釈放される。キップリングはラホールのオフィスに戻り記事を書くが、そこに2人が現れる。彼らは「王になる」という夢を実現するためにアフガニスタン辺境部のカフィリスタンに向かおうとしており、キップリングを証人に「王になるまでは女と酒を断つ」という契約を交わす。20丁のマルティニ・ヘンリー銃を手に入れた2人はカフィリスタンに向けて出発し、キップリングは餞別としてフリーメイソンの紋章をドレイボットに渡す。 ドレイボットとカーネハンはアフガニスタンを横断し、大河を超えて雪山に入るが、カフィリスタンを目前にして行く手を巨大なクレバスに遮られてしまう。食料も焚き木も使い果たした2人は死を覚悟するが、雪崩によってクレバスが埋まり、2人はカフィリスタンに入国する。カフィリスタンに到達した2人は、女性を襲う仮面の部族に出くわし、マルティニ・ヘンリー銃で部族を追い払う。2人は捕虜を連れて襲われていた部族の城に向かうが、そこには英語を話す男ビリー・フィッシュがいた。彼はインド軍所属のグルカ兵で、数年前に地形調査隊の一員としてカフィリスタンを訪れていた。2人はビリーを仲間に引き込み、首長ウータを丸め込みイギリス式の軍事訓練を施し、ウータを利用してカフィリスタンを征服しようと企む。2人は部族を率いて仮面の部族に戦争を仕掛けて降伏に追い込む。その際、ドレイボットの胸に矢が命中するが、サム・ブラウン・ベルトに当たり命拾いする。
あらすじ
再会
夢の始まり
夢の成就
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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