玉石
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石畳」、「敷石」、神社の周囲の垣「玉垣」、あるいは「碁石」とは異なります。
イーモラにある玉石の石畳(イタリア)ポルヴォーの石畳舗装(フィンランドクインス通りの素晴らしい石畳の街並み(アメリカ、フィラデルフィア濡れて滑りやすい石畳の道を進むカブリオレ 。(1823年、ロンドン)イゾラベッラに見られるような石畳は、馬の蹄がしっかりとかかるように設計されている(イタリア)

玉石(たまいし、: Cobblestone)は、土木工学や地盤工学などで用いられる一定の大きさの石(礫=つぶて)。
定義

土木工学における「玉石」の定義は特に大きさにおいて一様ではない。

国土交通省・土木工事共通仕様書では「玉石は、天然に産し、丸みをもつ石で通常おおむね15cm?25cmのものとし、形状はおおむね卵体とし、表面が粗雑なもの、うすっぺらなもの及び細長いものであってはならない。」としている
[1]

NEXCO(東日本高速道路株式会社中日本高速道路株式会社西日本高速道路株式会社)の「土質地質調査要領、参考資料編」(NEXCO、2012)では10?50cm程度の粒径の礫(れき)を指すとし、これよりも大きいものは転石(boulder)としている[2][注釈 1]

地盤工学では、「地盤材料試験の方法と解説 2分冊の1」(地盤工学会,2009年)の地盤材料の分類には玉石は含まれていないが、室内土質試験以外の現場土質名に玉石まじり砂礫の名称が慣用的に使用されることがあるとしている[2]

英語ではCobble stoneという[3]。礫(れき)は粒径による細分で粗礫、中礫、細礫に分類され、円磨度による細分で円礫と角礫に分類される[3]。土質柱状図の図模様でも玉石交じりの表記が行われることがあるが、国際標準化機構(ISO710)では円礫としており丸い記号で表す(礫径に応じて、記号の大きさを変化させる)[3]

Cobbleは堆積組織学ではBoulderとPebbleの中間の大きさの礫をいう[4]。チェスター・キーラー・ウェントワース(Chester Keeler Wentworth)やウィリアム・クリスチャン・クルンバイン(William Christian Krulnbein)の粒度区分尺度では、径が64?256mmのものをCobbleとし、それより大きいものをBoulder、小さいものをPebbleとしている[4]
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舗装

石畳を敷いた区画をスコットランド語で「コーシー」、「カッセイ」、または「キャシー」と呼ぶ (おそらく語源は〈コーズウェイ〉[5])。
道路造成における使用

玉石の石畳は一般的に砂や類似の材料で据えられるか、モルタルで固着される。石畳舗装をすると、未舗装の道路でよく見られるわだち(車が通ったあとに残る車輪の跡)を防いで、道路を一年を通して使用できる。雨天時に泥はねが上がらず、乾季は埃が立ちにくいという利点もある。また蹄鉄を嵌めた馬は、ターマックアスファルトよりも石の玉石やピッチ敷きのほうがより強い牽引力を得ることが可能である。石畳舗装の上を往来すると馬車の車輪や馬のひづめ、あるいは現代の自動車も騒音が大きいという事実は不利益とも考えられるが、歩行者に車両の接近を警告する利点がある。イギリスではかつて、病人や危篤の人がいる家の前の石畳にをばら撒き、騒音を弱める習慣があった[6]
現代の利用

石畳は、19世紀に大部分が花崗岩の切り石敷きに置き換えられていった(ベルギーブロックとも呼ぶ[7] )。

玉石の石畳道や「敷石」街道はしだいにマカダム道路へ、そして後にターマックへ、そして最終的には20世紀初頭にアスファルトコンクリートへと移り変わった。しかしながら現代の車両交通量の多い街路であっても、石畳はしばしば歴史地区に保存されている。ヨーロッパの古くからある村や都市の多くに、今も石畳あるいはピッチ舗装が見られる。


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