玉正鳳萬平
[Wikipedia|▼Menu]

玉正鳳 萬平


基礎情報
四股名高春日 望
→ 種子島 万来
→ 旭蒼天 万来
→ 玉正鳳 萬平
本名エルデンビィールグ・エンクマンライ
Эрдэнэбилэгийн Энхманлай
愛称マンちゃん、タマショー
生年月日 (1993-03-06) 1993年3月6日(31歳)
出身 モンゴルウランバートル市
身長188.0cm
体重125.0kg
BMI34.0
所属部屋春日山部屋
追手風部屋
中川部屋
片男波部屋
得意技右四つ、寄り、投げ[1]
成績
現在の番付西十両9枚目
最高位西十両筆頭
生涯戦歴308勝281敗(76場所)
優勝幕下優勝1回
データ
初土俵2011年9月場所
趣味アニメ鑑賞[2]漫画[2]手芸ブレスレット作りなど)[2]
備考
2024年5月26日現在■テンプレート  ■プロジェクト 相撲

玉正鳳 萬平(たましょうほう まんぺい、1993年3月6日 - )は、モンゴル国ウランバートル市出身で片男波部屋(入門時は春日山部屋、一時期は追手風部屋中川部屋)所属の現役大相撲力士。本名はエルデンビィールグ・エンクマンライ(モンゴル語キリル文字表記:Эрдэнэбилэгийн Энхманлай)、愛称は「マンちゃん」[2]。身長188.0cm、体重120.0kg。最高位は西十両筆頭(2023年9月場所)。好物はモンゴル料理ボーズ。好きな漫画ONE PIECE[3][2]。いわゆる「花のヨン組」の1人。
来歴

父はモンゴル相撲柔道監督。父の教え子には朝青龍日馬富士朝赤龍時天空白馬龍皇と、錚々たる関取衆がいる[2]。エンクマンライ本人は相撲には全く興味がなく、バスケットアイススケートに夢中であった[2]。入門直前に相撲の良さを知り、2011年6月に来日し、当時の高島部屋に入門[2]。しかし新弟子検査を受ける前に高島部屋は所属力士0人となったため消滅に至り、同年7月場所に春日山部屋の力士として新弟子検査を受けた。このため、公式記録上は高島部屋の所属力士であったことはない。興行ビザの獲得のため初土俵は9月場所。当時の四股名は高春日望(たかかすが のぞみ)であり、これは見習いとしての自分の世話をしてくれた13代高島の現役時代の四股名「高望山」から「高」と「望」を取り、新しい師匠の20代春日山の現役時の四股名「春日富士」から「春日」を取って作られたものである。初土俵から2年余りの2013年11月場所に幕下に昇進するなどある程度の実力は持っていた。しかし所属していた春日山部屋は、21代春日山(元前頭・濱錦)の師匠辞任勧告により2016年10月19日に閉鎖され、高春日を含めた旧春日山勢は追手風部屋預かりとなった。その後、2017年2月3日日本相撲協会より1月26日付で15代中川が師匠として旧春日山部屋の再独立が認められたことが発表され、所属部屋が中川部屋となった。中川部屋力士となってからしばらくして、15代中川の勧めで高春日をかわいがっている後援者の種子島という人物から名前を貰い、さらに下の名前も本名のエンクマンライから取り、2017年5月場所から四股名を種子島万来(たねがしま まんらい)と名乗ることにした[2]。元々太れない体質だが、1日4食から5食を食べ、そのほかにもプロテインと夜食を口にしている。食事は稽古よりも厳しいが、体を大きくするために頑張っている。春日山部屋時代までは四つ相撲であったが、中川部屋所属となってからは相撲も押しに変えている[2]。2017年11月場所から15代中川の四股名の「旭」と故郷のモンゴルの空に因んだ旭蒼天万来(きょくそうてん まんらい)へ改名。2020年7月場所の直前、師匠の15代中川に不適切な指導があったとして中川部屋が閉鎖されたため、片男波部屋に移籍[4]。同年9月場所に四股名を14代片男波の「玉」と正しく生きてほしいという意味を込めた玉正鳳萬平(たましょうほう まんぺい)へ改名[5] [6]。2022年11月場所12日目の6番相撲で元大関の朝乃山と対戦することとなって話題となった[7]。この一番は前日に玉鷲と作戦会議した通り、廻しを取らせないように突き放してから叩き込みで勝利[8]。この場所は7戦全勝で幕下優勝を飾った[1]。自己最高位を更新する東幕下筆頭で迎えた2023年1月場所は、3勝3敗で迎えた千秋楽の7番相撲で西十両10枚目の照強を倒して4勝3敗と勝ち越し、日本相撲協会の内規に従って翌3月場所の十両昇進が確実となった[9]。場所後の1月25日に開かれた番付編成会議で、3月場所の新十両昇進が発表された[10]。片男波部屋としては、現師匠が部屋を継承後初、部屋としても2008年1月場所の玉鷲以来の新関取で、モンゴル出身力士としては2022年7月場所の欧勝馬以来37人目、日本国外出身力士としては狼雅ロシア)以来戦後72人目の新関取、所要68場所での新十両は日本国外出身力士として鬼嵐の71場所に次ぐ2番目のスロー出世となった[11]。3月場所前には幕内最高優勝経験者の朝乃山、栃ノ心、逸ノ城、徳勝龍を打倒したいと抱負を語った。この時点では流石に若い衆の頃よりは仕事量は減っているが、部屋に所属力士が4人しかいないという関係上関取であるにもかかわらずちゃんこ番や掃除などの雑用も行っている。若い衆2人と同様に大部屋で生活し、玉鷲の付け人も務めている[12]。新十両として土俵に上がった3月場所は14日目に勝ち越しを決めた[13]。なお、場所6日目の友風戦で左太ももの裏を肉離れしてしまった[14]。西十両11枚目の地位で土俵に上がった5月場所は9勝6敗の勝ち越し。7月場所は東十両5枚目まで最高位を更新。その7月場所は10勝5敗と初の2桁白星となり、9月場所は西十両筆頭まで最高位を更新。勝ち越せば新入幕も狙える地位だったが初日から4連敗、5日目の水戸龍戦で同場所初白星を挙げた際に脇腹の肉離れを起こし、6日目から再び4連敗で9日目にして十両昇進後初の負け越しとなった。
取り口

幕下優勝を果たした2022年11月場所中の報道によると、得意手は右四つ、寄り、投げとある[1]

上手からの芸に優れ、投げの中でも上手投げ、上手出し投げが得意。突き放してからの叩き込みも武器。本人は2023年3月場所前に「右前みつを取れば負けない」と語っていた[12]
エピソード

入門からお家騒動などで部屋を5つ(高島部屋
[15]→春日山部屋→追手風部屋→中川部屋→片男波部屋)、一門を3つ(伊勢ヶ濱一門→時津風一門→二所ノ関一門)回っており、師匠が合計6人(13代高島、20代春日山、21代春日山、11代追手風、15代中川、14代片男波)ついた[2]

玉鷲(片男波部屋)は姉の夫(義兄)。東京ではたまに姉の自宅に呼んでもらい、姉に手作りのモンゴル料理を振る舞ってもらっている[2]。玉鷲とは別の部屋に所属していたが、2020年7月に先述の経緯により自身が玉鷲の所属する片男波部屋に移籍し、同部屋所属となった[4]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:39 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef