この項目では、岡山県倉敷市の玉島支所の管轄エリアについて説明しています。
当地にある狭義の玉島については「玉島地区」をご覧ください。
その他の用法については「玉島 (曖昧さ回避)」をご覧ください。
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玉島地域
たましま
国 日本
地方中国地方(山陽地方)
都道府県岡山県
自治体倉敷市
旧自治体玉島市
面積59.82km²
世帯数26,589世帯
総人口64,512人(登録人口
玉島地域(たましま ちいき)は、岡山県倉敷市における行政上の地域区分。同市の西南部に位置し、倉敷市役所玉島支所の管内にあたる[1][2]。旧玉島市に相当し、1967年2月1日、倉敷市・児島市との3市による新設合併で倉敷市の一部となった。
概要玉島大橋から見た玉島港と旧市街
当地の中心部は、江戸時代より物資の集散地として栄えた玉島港の港町で、備中松山藩や岡山藩等の外港としての機能を備えていた。現代になり、新たに当地東南部の乙島地区に水島港玉島地区が造成され、南の瀬戸内海沖合へと拡大し、貿易港になっている。その周囲は水島工業地帯の一部をなし、事業所・工場が多数立地する。
中部は、近世に干拓によって造成された平坦な平野で、東西方向に山陽新幹線と国道2号玉島バイパスが走っている。また、山陽自動車道が通る北部の丘陵地は岡山県内有数の果樹栽培の盛んな地域で、白桃などのモモ類、マスカット・オブ・アレキサンドリアやピオーネなどのブドウ類の産地である。
西部の黒崎地区は、水産業・水産加工業、およびハエ取りリボンなどの産業が盛んであり、また沙美海岸があり海水浴場が設置されている。
その他、当地全域における古くからの産業として、酒造業・繊維産業・麦稈真田製造・除虫菊栽培などがあり、沿岸部においては養殖・漁業などがある。
地勢
河川
高梁川 - 一級河川。当地域の東側を流れる[3]。
溜川、道口川、里見川 - いずれも玉島港に注ぐ。
隣接する地域・町
東:倉敷市水島地域・船穂地区
西:浅口市
南:(瀬戸内海 水島灘)
北:倉敷市真備地区、小田郡矢掛町
歴史旧市街(中央右)と新倉敷駅前(左奥)
年表
1183年(寿永2年) - 乙島・柏島で源平合戦(治承・寿永の乱)・水島の戦いがおきる。
1550年(天文19年) - 乙島の玉島湊と松山(高梁市)間で高瀬舟による物資の輸送が始まる。
1624年(寛永元年) - 岡山藩により、七島や道越の新田開発がはじまる。
1642年(寛永19年) - 水谷氏が備中松山藩藩主になり玉島東南部を支配に収め、長尾・船穂・玉島などの新田開発を始める。