猿の惑星: 聖戦記
War for the Planet of the Apes
香港・怡和街の宣伝ポスター
監督マット・リーヴス
脚本マーク・ボンバック
マット・リーヴス
原作キャラクター創造
リック・ジャッファ
アマンダ・シルヴァー
原作小説
ピエール・ブール
『猿の惑星』
製作ピーター・チャーニン
ディラン・クラーク
リック・ジャッファ&アマンダ・シルヴァー
製作総指揮メアリー・マクラグレン
ジェンノ・トッピング
マーク・ボンバック
出演者アンディ・サーキス
ウディ・ハレルソン
スティーヴ・ザーン
音楽マイケル・ジアッチーノ
撮影マイケル・セレシン
編集ウィリアム・ホイ
スタン・サルファス
製作会社TSGエンターテイメント
『猿の惑星: 聖戦記』(さるのわくせい: グレート・ウォー、原題:War for the Planet of the Apes)は、2017年制作のアメリカ合衆国のSF映画。ピエール・ブールによる同名のSF小説を原作にした『猿の惑星シリーズ』を新しい解釈で描いた新シリーズの完結作。フランチャイズ通算では9作目の映画化作品となる。
当初は2016年7月29日公開の予定だったが、2015年1月に20世紀フォックスは公開日を2017年7月14日に変更した[7][1]。また、邦題は『猿の惑星: 大戦記』の予定だったが、2017年3月に変更となった[8]。 復讐心に囚われた猿のコバの反乱によって、猿と人間の戦争が引き起こされてから二年。地球の支配権と互いの種としての生存を巡る争いは激化の一途を辿り、猿たちの指導者シーザーは姿を隠して人間に対する聖戦を画策していると噂されていた。 また、シーザーに粛清されたコバのかつての部下で、シーザーへの復讐に燃える赤毛のゴリラ・レッドを筆頭に、猿達の中でも人間側へと寝返る裏切り者も出始め、猿と人間の争いは混迷を極めつつあった。 戦いの続くある日、人間の軍隊であるアルファ・オメガ部隊は猿との戦いに敗れて囚われの身になり、猿のリーダーであるシーザーと対面する。だが、シーザーは噂に反して人間との戦いを望んではおらず、和平交渉の使者とするために、敢えて人間の捕虜たちを無傷で送り返した。 猿の集落へと帰ってきたシーザーの前に、集落からしばらく離れていた側近のチンパンジー・ロケットと、シーザーの息子にして群れの後継者・ブルーアイズが戻ってくる。より安全な新天地を求めて旅に出ていたブルーアイズたちは、砂漠を越えた先に新天地となり得る安全な土地を見つけたのだという。シーザーたちは新天地発見の喜びを分かち合いながら眠りに就く。 その夜、ふと目を覚ましたシーザーは、集落の中に人間の兵士達が入り込んでいることを察知。集落の内部での殺戮は何とか防いだものの、アルファ・オメガ部隊の指揮官である大佐によってシーザーは息子のブルーアイズと妻のコーネリアを殺されてしまう。翌朝、旅立とうとする猿の群れを尻目に、大佐への復讐の為に群れを離れるシーザー。その後ろから古い仲間であるロケットとオランウータンのモーリス、ゴリラのルカが追いつき、シーザーと行動を共にすることを決める。かくして四匹の猿による決死の旅が始まった。 旅の途中、人間の拠点と目して立ち寄ったキャンプの跡地でシーザーたちは大佐の命を受け小屋で病状観察をしている兵士と遭遇、銃撃戦になりかけたところでシーザーが兵士を射殺する。キャンプの跡地を調べた結果、小屋の中で一人の少女を見つけるシーザーたち。見つかった人間の少女、ノヴァ[9]は何らかの病気で言葉を喋ることができないようだった。当初はノヴァを置き去りにしようとしたシーザーだったが、孤児になってしまったノヴァの境遇を哀れんだモーリスの請願により、旅へ同行させることを決める。
あらすじ