猫mix幻奇譚とらじ
[Wikipedia|▼Menu]

この記事の主題はウィキペディアにおける書籍の特筆性の基準を満たしていないおそれがあります。基準に適合することを証明するために、記事の主題についての信頼できる二次資料を求めています。なお、適合することが証明できない場合には、記事は統合されるか、リダイレクトに置き換えられるか、さもなくば削除される可能性があります。(2015年9月)

猫mix幻奇譚とらじ
ジャンル少女漫画
漫画
作者田村由美
出版社小学館
レーベルflowersフラワーコミックスα
発表号flowers:2005年2・10月号ふろく、2007年1月号
flowers増刊凛花:2008年第3号 - 2012年第16号
増刊flowers:2012年12月号 - 連載中
巻数既刊12巻[1]
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画
ポータル漫画

『猫mix幻奇譚とらじ』(ねこミックスげんきたん とらじ)は、田村由美による日本の漫画作品。

第1話が2005年(平成17年)に、小学館の『月刊フラワーズ』の2月号付録で発表され、2007年(平成19年)に『凛花』が創刊されたのに伴い、第4話「犬と夜霧と灯台ねずみ」より同誌にて本格的に連載化される。初編発表から4年の歳月を経て、単行本第1巻が刊行された。2019年7月現在既刊12巻[1]
目次

1 あらすじ

2 用語

3 登場人物

3.1 主要人物

3.2 王族

3.3 7勇者

3.4 パイ・ヤンの家族

3.5 ねずみ

3.5.1 伝説のねずみ

3.5.2 その他のねずみ


3.6 ハムスター

3.7 mix

3.8 その他


4 書誌情報

5 出典

6 外部リンク

あらすじ

ねずみが人間の天敵になって2000年以上。ねずみは大軍を組織し、人々を襲う存在となっていた。

とある王国で、最前線で天敵のねずみと戦い続ける勇者パイ・ヤンがいた。戦が一区切りつき、王より休暇を得て久しぶりに故郷へ帰ったパイ・ヤンだったが、故郷のポルカ村はねずみの襲撃を受け、妻・ジョゼは行方不明に、息子・リオもねずみにさらわれていた。残っていたのはリオが飼っていたとらじという子猫一匹。しかもとらじは「魔法のねずみ」によって猫mixにされていた。「魔法のねずみ」の匂いを覚えているというとらじと共に、パイ・ヤンは息子探しの旅に出る。
用語
mix(ミックス)
魔法のねずみの力で半人型にされた動物たちの呼称。元の動物の名にmixをつけ、猫mix、犬mix 等と呼ばれる。顔や体は動物のままだが、二足歩行になり、衣服を着用し、人語を話す。また、mixにされると寿命が人間並みになる。元となった動物の特徴も残っており、全体的に身体能力が高く、例えば鳥mixの場合は空は飛べないが他の鳥たちと交信することができるなど特殊な能力を持つ事もある。
ねずみ
人間の天敵とも呼べる存在。その見た目や形態は様々だが、mix同様に二足歩行をし、人語を介するものが多い。完全な階層社会であり、下位のねずみは上位のねずみに逆らえない。はじめのねずみを頂点とし、次に偉いのが右のねずみと左のねずみ、3番目が魔法のねずみ、その後に伝説のねずみたち、その他のねずみたちと続く。
ハムスター
はじめのねずみの考えに反発し、ねずみたちと袂を分かって反戦活動を続けるレジスタンス。戦を嫌い、人間たちと良好な関係を築いてきた。ほぼ毎朝、「ハム新聞」と呼ばれるハムスターサイズの新聞を発行している。ハム新聞は人間にも購読する事ができ、読むためには虫眼鏡が必須。ハム新聞の取材を行う記者のほか、ハム特別機動隊と呼ばれる物探しなどを行うハムスターが確認されている。
登場人物
主要人物
とらじ
トラ猫のmix。パイ・ヤンの息子リオの飼い猫だったが、「魔法のねずみ」によって、mixにされる。元は子猫であったため精神年齢は幼い。ハッチに言われてからは、毎日欠かさず日記をつけている。猫時代の記憶はあまりない。「魔法のねずみ」の匂いを覚えているため、パイ・ヤンの旅の同行者になる。お風呂が大好き。
パイ・ヤン
「7勇者」と呼ばれる人間の1人。秘宝「ねずみ斬り」を王から賜った。王のお気に入りである為に長らく故郷へ帰る事が叶わず、妻と息子にも会えない日々が続いていたが、戦況が一段落し、1年の休暇を得てポルカ村へ帰還する。しかし、その時既に村はねずみに襲撃された後だった。残された息子リオの日記から、雇っていた手紙屋が金を横領し偽の返事を書いていたため仕送りや手紙が届いていなかったこと、そのためにリオたちはパイ・ヤンに見捨てられたと思い込んでいたことを知り、あまりの衝撃から慟哭する。襲撃の一部始終を目撃していたとらじからリオが「魔法のねずみ」にさらわれたことを聞き、とらじと共に息子探しの旅に出る。とても真面目でお堅い性格であり、とらじの猫mixならではの特異な行動によく驚いている。また、戦いに明け暮れて育った生粋の戦士のため世間の常識に疎い。
リオ
パイ・ヤンの息子。魔法のねずみにさらわれてしまい、パイ・ヤンが旅に出る理由になる。詳細は
#パイ・ヤンの家族を参照。
ジョゼ
パイ・ヤンの妻。息子のリオ同様、消息不明となってしまう。詳細は#パイ・ヤンの家族を参照。
プロフェッサー・プランコ・プーチェン
プーチェン侯爵家の放蕩息子。「そこに愛あり」が口癖で何かにつけて詩を詠む。プロフェッサーの名が示す通りねずみの研究に取り組んでおり、主に「教授」「プーチェン」と呼ばれている。なりゆきでパイ・ヤンの旅に同行することになったが、彼の知識が次の目的地への足掛かりとなる事も多く、欠かせない存在となっている。研究者らしい性格で、興味深い事象や不可解な事象に遭遇した際には情熱的なまでに好奇心や探究心をあらわにする。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:44 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef