猫耳
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映画については「猫耳 (映画)」を、食品については「猫耳 (食品)」を、湿性の耳垢については「耳垢」をご覧ください。
.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ウィクショナリーに関連の辞書項目があります。猫耳 猫の耳と尾を持つウィキペたん

猫耳(ねこみみ)またはネコミミは、あるいは猫の耳状のものを持つ人型のキャラクター。猫の耳のついた髪飾りあるいは演劇・コスプレのコスチュームの一種である。萌え要素のひとつ。 英語圏では女性は「cat girl」と言い、稀に登場する男性は「cat boyキャットボーイ」と言う。
分類

おおまかには、超自然的な存在として分類される使い魔、猫神および化け猫系統(『シャン・キャット』『黒い猫面』など)があり、猫を擬人化した擬人化猫系統(『綿の国星』、『ブリッコミミ』など)、亜人宇宙人などの人間以外の異種族系統(『Wizardry 6』のフェルパー、ファイナルファンタジーXIのミスラなど)、ヒューマノイドに改造された猫系統(『人類補完機構』、『猫でごめん!』、『東京ミュウミュウ』など)。元人間が呪い・病気などで猫化した系統(『猫の恩返し』、『ネコミミデイズ』など)があり、それとは別に猫耳のアクセサリーや猫耳風の髪型をファッションとしている系統(『Dr.スランプ アラレちゃん』、『デ・ジ・キャラット』など)が見られる[1][出典無効][要出典]。
歴史歌川国芳作、『独道中五十三次』岡崎

日本においては藤原定家日記である『明月記』などの記述において、鎌倉時代には猫又化け猫が確認されており、古くから大衆文化である神楽狂言などには猫のキャラクターが登場している。仙台藩祖の伊達政宗が、側室飯坂の局を「猫御前」と呼んだという挿話も有り、化猫遊女のように、江戸時代の遊郭の遊女が猫キャラクターとして描写されることもあった。江戸時代文政10年(1827年)市村座で初演されている鶴屋南北の『独道中五十三次』にも化け猫は登場する。

愛猫家の浮世絵師として知られる歌川国芳は1835年に『独道中五十三次』の岡崎之図に、猫耳を持った女性(化け猫)の浮世絵を遺している。

日本の近代文学に残る最初の猫耳は、大正13年(1924年)に宮沢賢治が発表した『水仙月の四日』に登場する猫耳の雪婆んご(ゆきばんご)である[2]

宮沢賢治が猫耳作品を発表したのと相前後して、新東宝の社長で映画プロデューサーの大蔵貢が当時人気があった講談の佐賀化け猫騒動を多数映画化し、化け猫役を演じた入江たか子らが「化け猫女優」として人気を博したが、化け猫映画では猫耳は登場しておらず、女優の髪を逆立てるなどして猫を表現していた。

ますむらひろしは18歳当時(1971年)、東京という大都市への嫌悪感から、賢治のイーハトーブの世界観に刺激され、水俣病に狂い死ぬ猫をテレビで知り、猫たちの逆襲をテーマにした作品の着想を得、1973年に『霧にむせぶ街』としてデビューした。同年の12月ガロ誌に『母なる大地のこどもたち』で、高校時代の同級生を猫化した作品を発表。『ヨネザアド物語』(1975年)、『アタゴオルシリーズ』(1976年 - )に見られる猫キャラによるパラレルワールドを展開した[3]

一般的に日本のコミックにおける最初の猫耳の少女を描いたとされているのが1978年から連載された『綿の国星』とされているが、一説では日本のコミックにおける最初の猫耳娘は1963年に手塚治虫の描いた『リボンの騎士』のヘケートとされている[1][出典無効][要出典]。

擬人化した猫で言えば、アイルランドの伝説に人語を喋る妖精ケット・シーなどの例がある。また、映画『長靴をはいた猫』などでは人語を喋る猫が登場し、映画『銀河鉄道の夜』などでも擬人化した猫を登場させている。反対に、人間が猫化した物は、『猫の恩返し』などに見ることが出来る。

TV放送の世界では、遅くとも1968年米国SFドラマ『スタートレック』第55話に登場する黒猫の姿をした異星人が人型に変身した際、頭部に猫耳を着けて登場した。同シリーズでは以降にもアニメ版映画版等で惑星連邦の一員として猫を擬人化したヒューマノイド種族が登場した。

ミュージカルの世界で猫の世界をモチーフに採用したのは1981年から始まった、『キャッツ』シリーズである。この際登場人物のコスチュームの一部として猫耳が見られる。

1983年当時から登場し始めた猫少女同人誌について、同人誌評論家である米澤嘉博は、「(猫耳少女を)ひとつのジャンルを築いていけるかは疑問である」と述べていた程度であった[1][出典無効][要出典]。
萌え要素としての猫耳萌え要素として猫耳が与えられた商用萌えキャラクターの実例
萌え要素を与えられた猫耳の原点は何か

日本の萌え要素を含む猫耳の元祖については、意見が分かれており、1978年大島弓子の連載作品『綿の国星』の須和野チビ猫が日本最初の猫耳キャラクターであるという説[4]

コミックにおける最初の猫耳娘は1963年に手塚治虫の描いた『リボンの騎士』のヘケート[5] とされている[1][出典無効][要出典](『漫画ブリッコ』1984年中田雅喜のコラムより)という説。

1976年にSF短編小説『帰らぬク・メルのバラッド』(コードウェイナー・スミス著)の日本語訳が発表されている(ただし文中には猫耳ありとは書かれていない)。@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}それがきっかけとなって猫耳キャラクターが日本で認知される素地となった。そのため、同小説の主人公ク・メルが日本の猫耳の元祖と言われている。[要出典]という三つが挙げられている。

ダ・ヴィンチニュースの記事は、日本では化け猫の影響で不気味でおどろおどろしいとされてきた獣耳に萌え要素を与えて普及させたのは手塚治虫の作品群であり、その原点はやはり『リボンの騎士』のヘケートの猫耳姿であろうとニコニコ大百科・ピクシブ百科事典を引用再編している[6]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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