猪俣 康一(いのまた こういち、1976年5月11日 - )は、神奈川県横浜市出身の競輪選手、元マウンテンバイクレース(MTB)選手、元モトクロス選手。日本競輪選手会愛知支部所属。日本競輪学校(当時。以下、競輪学校)第99期生。現在の師匠は山内卓也。 神奈川県立釜利谷高等学校出身。 MTBのダウンヒル及びフォークロス部門において、日本では草分け的存在の選手だった[1]。1996年頃より、本場であるアメリカ合衆国の名門チームと称される、YETI(イェティ)ファクトリーチームの一員として2年間活動した。その後、MTBでの活動を継続しながら、モトクロスの国際B級ライセンスを取得したことで活動拠点を広げたが、2007年10月、いずれの活動からも引退を表明した[2]。 その後競輪選手を目指すため、福島県に所在する大谷競輪選手養成所に入所[3]し、競輪学校第99回適性入学試験に合格した。同校在校競走成績は36勝を挙げ第3位となり、適性試験入学者としては第1位を記録した。 なお競輪学校入学にあたっては、同じく元モトクロスライダーで国際A級ライセンス保持者だった小林正治(東京・77期)に師事し、東京支部所属でのデビューを予定していたが、在学中に小林が引退を表明したため、小林の同期である山内を紹介される形で、デビューから山内に師事し、愛知支部の所属となった[4][5]。 2011年1月15日、一宮競輪場でデビューし3着。初勝利は同年同月25日の松阪競輪場で挙げた。同年8月19日の高松競輪場でA級チャレンジ3場所連続完全優勝を果たし、A級2班に特別昇級した[6]。そして同年9月1日、岐阜競輪場で行われたルーキーチャンピオンレースを優勝した。 2013年12月29日、立川競輪場で行われたヤンググランプリに出場し優勝。同レース史上最年長記録となる37歳での達成だった。 2023年9月8日付で神奈川支部に移籍したが[7]、2024年4月9日付で愛知支部に復帰した[8]。
来歴
脚注^ ⇒日本競輪学校第99回生徒卒業記念レース
^ ⇒猪俣康一が引退を表明 - Bikedaily 2007年10月9日付
^ ⇒ここは、大谷競輪選手養成所です
^ ⇒日本競輪学校 第99回生 卒業記念レース 第1日目レポート
^ “猪俣康一“隠れ地元”に「ここは落ち着く」/京王閣
^ ⇒猪俣康一選手のA級2班特別昇班について - KEIRIN.JP
^ “県外移動一覧(2023年度)
表
話
編
歴
ヤンググランプリ優勝者(競輪祭新鋭王座戦・新人王戦優勝者も含む)
新鋭王座
1960年代
63 高原永伍
64 木村実成
65 野寺英男
66 松本秀房
新人王
1960年代
67 福島正幸
68 藤巻昇
69 班目秀雄
1970年代
70 荒川秀之助
71 山藤浩三
72 藤巻清志
73 国持一洋
74 渡辺孝夫
75 岩崎誠一
76 中野浩一
77 菅田順和
78 吉井秀仁
79 木村一利
1980年代
80 亀川修一
81 北村徹
82 峰重龍一
83 小磯伸一
84 小門洋一
85 山田英伸
86 俵信之
87 鈴木誠
88 長谷部純也
89 神山雄一郎
1990年代
90 紫原政文
91 高木隆弘
92 児玉広志
93 澤田義和
94 横田努
95 金山栄治
96 太田真一
97 手島慶介
98 齋藤登志信
99 吉村和之
2000年代
00 加藤慎平
ヤンググランプリ
2000年代
01 荒井崇博
02 渡部哲男
03 岡田征陽
04 海老根恵太
05 山崎芳仁
06 金成和幸
07 菊地圭尚
08 飯野祐太
09 神山拓弥
2010年代
10 深谷知広
11 柴田竜史
12 松岡篤哉
13 猪俣康一
14 近藤龍徳
15 野口大誠
16 渡邉雄太
17 鈴木竜士
18 太田竜馬
19 松本貴治
2020年代
20 松井宏佑
21 小原佑太
22 菊池岳仁
23 太田海也