狛江駅
北口(2009年6月13日)
こまえ
Komae
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狛江駅(こまええき)は、東京都狛江市東和泉一丁目にある、小田急電鉄小田原線の駅である。駅番号はOH 16。 駅名称は自治体名「狛江」から取られた。 旧・小田原急行鉄道の路線計画時にはなかったが、住民の要望で設置された請願駅である。このため駅の開業は路線開業より2か月遅れている。狛江市の中心に位置するが、駅周辺は住宅が密集していたため大規模商業施設やバスターミナルの設置が困難であった。路線の高架事業に伴い、駅前再開発事業も行われ、駅前施設「エコルマ
概要
「成城学園前管区成城学園前管内」に属する[1]。
狛江市内の駅は、当駅と和泉多摩川駅のみである。なお、喜多見駅はホームの一部が狛江市内となっているが、登記上の所在地は世田谷区となっている。 駅が設置されている自治体の名称「狛江」から。狛江の由来については諸説ある。詳細は「狛江市#市名の由来」を参照 駅舎、路線とも地上にあった。駅舎は下りホーム側にあり、上りホームとは跨線橋により連絡された。上りホームには臨時改札口があった。 ↑喜多見駅 21 間に通過線をはさんだ相対式ホーム2面4線を有する高架駅である。線路・ホームは高架上に、改札口は地上にある。複々線区間なので各停の動きにかかわらず、特急ロマンスカー・快速急行・急行などが追い越すことができる。 改札口は喜多見駅側に1か所あり、北側と南側、および改札正面の公共通路への出口がある。臨時改札口はない。屋根はホームの全面を覆っているが、線路部分は覆っていない。駅舎両脇の高架下を商業施設、自転車置き場として利用している。 世田谷区内をほぼ直線状に進んできた路線が、多摩川橋梁に合わせてカーブする途上にあるため、ホームは緩やかにカーブしている。 駅舎デザインは、内側外側とも改札階は薄い茶色、ホーム階は白色が基調となっている。出入り口付近の装飾(駅名が掲げてある箇所)、改札階の窓枠、およびホーム階の窓枠は、濃い茶色で、上部が半円状のデザインに統一されている[15]。隣の和泉多摩川駅では、淡いグリーン色、上部が三角形となっており、両駅間のデザイン上の差異となっている。和泉多摩川駅との比較 また、ホーム上屋(屋根)については、喜多見駅などの世田谷区内の新設高架駅では、横から見て丸みを帯びたものに統一されているが、狛江市内にある狛江駅と和泉多摩川駅は、直線状のものに統一されている[15]。
歴史高架化直前の狛江駅構内(1995年3月25日)
1927年(昭和2年)5月27日:開業[2]。当初は多摩川駅(現和泉多摩川駅)のみの設置予定だったが、同駅が市の中心部から離れていることから村内中心部への新駅建設を望む陳情書が村側から出され、拒絶した小田急側に対し、村は停留所と用地を地元の募金で買収し小田急に寄付することで駅設置の合意を取り付け、狛江駅の開業が実現した[3]。
1937年(昭和12年)9月1日:片瀬江ノ島駅行「直通」の停車駅となる。小田原方面行「直通」は通過。
1948年(昭和23年)9月桜準急が設定され、停車駅となる。
1951年(昭和26年)4月:準急の停車駅となる。
1964年(昭和39年)11月5日:準急の通過駅となる。
1989年(平成元年)7月:喜多見 - 和泉多摩川間の複々線化着工。
1995年(平成7年)3月26日:高架化(上り線は仮設ホームで営業)[4][5]。
1996年(平成8年)12月1日:上り線ホームを本設ホームへと移動[4]。
1997年(平成9年)
4月27日:現駅舎供用開始[6][7]。
6月23日:複々線の使用開始[8]。
1998年(平成10年)5月28日:小田急マルシェオープン[9]。
2004年(平成16年)12月11日:区間準急が設定され、停車駅となる[10]。
2013年(平成25年)9月1日:接近メロディが狛江市の歌である「水と緑のまち」に変更[11]。
2014年(平成26年)1月:駅ナンバリングが導入され、使用を開始[12]。
2016年(平成28年)3月26日:区間準急が廃止され、再び各駅停車のみの停車となる[13]。
2018年(平成30年)3月17日:54年ぶりに準急の停車駅となる[14]。東京メトロ千代田線直通列車(各駅停車・準急)の停車が開始される。
駅名の由来
旧駅舎
駅構造南口(2016年2月)1番ホーム(2016年2月)シンボルカラーはブラウン
狛江駅
配線図
凡例