状態図
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

この項目では、物理化学の図について説明しています。その他の用法については「相図 (曖昧さ回避)」をご覧ください。

「状態図」はこの項目へ転送されています。状態遷移図については「状態遷移図」をご覧ください。
物質の三態と温度、圧力の関係を示す相図の例。横軸が温度、縦軸が圧力、緑の実線が融解曲線、赤線が昇華曲線、青線が蒸発曲線、三つの曲線が交わる点が三重点

相図(そうず、phase diagram)は物質モデルなどの仮想的なものも含む)の熱力学的な状態量との関係を表したもの。状態図ともいう。例として、合金化合物温度圧力に関しての相図、モデル計算によって得られた系の磁気構造と温度との関係(これ以外の関係の場合もある)を示す相図などがある。
自由度
温度と圧力

三態と温度、圧力の関係で、液相(liquid phase)と固相(solid phase)の境界が融解曲線、気相(gaseous phase)と固相の境界が昇華曲線、気相と液相の境界が蒸発曲線である[1]。蒸発曲線の高温高圧側の終端は臨界点で、それ以上の高温高圧では超臨界流体になる。三つの曲線が交わる点は三重点である。融解曲線はほとんどの物質で図の通り蒸発曲線側に傾いているが、水では圧力が高い方が融点が低いので、逆の斜めである。

相律によって、純物質の熱力学的自由度は最大でも2なので、温度と圧力によって,全ての相を表すことができる[2][3]
組成と温度

金属工学においては工業的に制御が容易な組成-温度の関係を示したものが一般的で、合金の性質予測に使用される。
脚注・出典[脚注の使い方]^ 戸田源治郎. “ ⇒状態図”. 日本大百科全書(小学館). Yahoo!百科事典. 2013年4月30日閲覧。
^ “状態図”. 世界大百科事典第2版(日立ソリューションズ). コトバンク (1998年10月). 2013年4月30日閲覧。
^ “状態図”. マイペディア日立ソリューションズ). コトバンク (2010年5月). 2013年4月30日閲覧。

関連項目

相転移

全率固溶体

共晶

共析

包晶

包液

偏晶

偏析

クラウジウス-クラペイロンの式

飽和蒸気圧

典拠管理データベース: 国立図書館

日本

チェコ










物質の状態
物質の状態

固体

液体

気体

プラズマ

低温

ボース=アインシュタイン凝縮


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:15 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef