『犯罪捜査官ネイビーファイル』(はんざいそうさかんネイビーファイル、原題: JAG)は、アメリカのパラマウント・ピクチャーズ(正確には、同社のテレビ番組製作・配給部門であるパラマウント・テレビジョン)製作により、1995年から2005年までCBSネットワーク(第1シーズンのみNBCで放送。後述)で放送された連続テレビドラマである。 物語は、アメリカ海軍法務部(w:Judge Advocate General's Corps
概要
軍事法典(軍法)により軍隊内の事件を裁く軍法会議のため、一般の民事裁判とは手続きや進行などはやや異なるが、陪審や証言宣誓などアメリカ法独特の制度を忠実に描写している法廷劇(裁判ドラマ)となっている。
また、ドラマ放映の1990年代?2000年代当時のアメリカの世相・国際関係を反映し、一部の国名・組織名およびその指導者名が具体的に登場する[1]。
日本に関するところでは、沖縄米兵少女暴行事件により対米感情が悪化した様子が描写された回[2]もある。ただし映像は必ずしも正確でなく、韓国のデモ活動の映像が沖縄のものとして扱われている。その後第4シーズン「横須賀の悪夢」において、この事件をモデルとしたエピソードが制作された。
他、現役軍人としてベトナム戦争経験者も多く登場する。 主人公のハーモン・ラブ・ジュニア大尉(シリーズ途中で昇進、最終的に大佐)は、戦況の激しい地中海に展開する空母「シーホーク」[3]をはじめ、アメリカ全土・世界各地を舞台に、知性と誠実さで、様々な事件・陰謀の真実を暴き出す。 階級は最終シーズンまでの最終階級
あらすじ
登場人物
メインキャスト
“ハーム”ハーモン・ラブ・ジュニア(Harmon "Harm" Rabb, Jr.)
演 - デビッド・ジェームズ・エリオット
“マック”サラ・マッケンジー(Sarah "Mac" MacKenzie)
演 - キャサリン・ベル、日本語版:田中敦子海兵隊中佐。第2シーズン以降のハーモンのパートナー。幹部候補生学校(OCS)の出身である。少女時代、アルコール依存症に陥り、自分を立ち直らせてくれた叔父に深い感謝と恩義を感じている[6]。
“メグ”ミーガン・オースティン(Megan "Meg" Austin)
演 - トレーシー・ニーダム、日本語版:佐々木優子海軍中尉。第1シーズンにおける、ハーモンのパートナー。第3・9シーズンにも登場する。コンピューター犯罪の専門家だが、閉所恐怖症である。たびたび、敵の男性に言い寄られたり拘束されるなどして窮地に陥る反面、「潜入!女性海兵部隊」においては新兵として部隊に潜入し、新兵訓練を乗り切る心身のタフさを併せ持つ。テキサス州の牧場出身[7]。第2シーズンでは転属となり、その際にバドを推薦していった[6]。