犬部
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この項目では、部首について説明しています。ノンフィクション文学作品については「犬部!」をご覧ください。

この項目には、JIS X 0213:2004 で規定されている文字が含まれています(詳細)。

犬 .mw-parser-output .jis2004font{font-family:"源ノ角ゴシック JP Normal","源ノ角ゴシック JP","Source Han Sans Normal","Source Han Sans","NotoSansJP-DemiLight","Noto Sans CJK JP DemiLight","ヒラギノ角ゴ ProN W3","ヒラギノ角ゴ ProN","Hiragino Kaku Gothic ProN","メイリオ",Meiryo,"新ゴ Pr6N R","A-OTF 新ゴ Pr6N R","小塚ゴシック Pr6N M","IPAexゴシック","Takaoゴシック","XANO明朝U32","XANO明朝","和田研中丸ゴシック2004絵文字","和田研中丸ゴシック2004ARIB","和田研中丸ゴシック2004P4","和田研細丸ゴシック2004絵文字","和田研細丸ゴシック2004ARIB","和田研細丸ゴシック2004P4","和田研細丸ゴシックProN",YOzFont04,"IPA Pゴシック","Yu Gothic UI","Meiryo UI","MS Pゴシック";font-feature-settings:"jp04"1}?
康熙字典 214 部首
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犬部(けんぶ)は、漢字部首により分類したグループの一つ。康熙字典214部首では94番目に置かれる(4画の34番目、巳集の10番目)。

犬の字はイヌを表す。側面から見たイヌの形に象る。「狗」と対照されるときには「犬」は大きいもの、「狗」は小さいものであるが、一般には区別なく使われた。現代中国語ではもっぱら「狗」のみが使われる。逆に日本ではもっぱら「犬」が使われ、「狗」は「走狗」「鶏鳴狗盗」といった熟語でしか用いられない。イヌは中国で古くから飼育された家畜であり、六畜(馬・牛・羊・鶏・犬・豚)の一つに挙げられている。狩猟や牧羊に用いられる他、その肉は食用された。新石器時代から食用犬の飼育が盛んだったことが知られており、「羊頭狗肉」といった熟語も現代に伝わっている。食用犬の価値が下がったのは五胡十六国時代、犬をもっぱら猟用する北方騎馬民族が華北に移動してきたためであり、宋朝以後、「狗肉は席に上さず」として公には食用を禁止した。現在では南方の一部に食用の習慣が残っている。

偏旁の意符としては類(現代的に言えば、四足歩行する哺乳類)に関することを示す。例えば獣の種類や名称(猿・猫…)、獣の性質(猛・狂…)、獣を捕獲すること(狩・獲…)などである。また「狄」など異民族の蔑称に用いたものもある。他に獣類に関する偏旁に「」がある。

犬部は上記のような偏旁を構成要素としてもつ漢字を収録する。
部首の通称

日本:いぬ・けものへん

中国:反犬旁

韓国:???(gae byeon bu、イヌの犬部) ? ????? (gae saseum rok byeon) (イヌ、シカの鹿の偏)(*「?」の形が鹿の角に似ていることから)

英米:Radical dog

部首字



中古音

広韻 - 苦?、銑韻、上声

詩韻 - 銑韻、上声

三十六字母 - 渓母


現代音

普通話 - ピンイン:qu?n 注音:???? ウェード式:ch'uan3

広東語 - Jyutping:hyun2 イェール式:hyun2


日本語 - :ケン(漢音呉音:いぬ

朝鮮語 - 音:?(gyeon) 訓:?(gae、いぬ)


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