犬神家の一族_(1976年の映画)
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .pathnavbox{clear:both;border:1px outset #eef;padding:0.3em 0.6em;margin:0 0 0.5em 0;background-color:#eef;font-size:90%}.mw-parser-output .pathnavbox ul{list-style:none none;margin-top:0;margin-bottom:0}.mw-parser-output .pathnavbox>ul{margin:0}.mw-parser-output .pathnavbox ul li{margin:0}犬神家の一族 > 犬神家の一族 (1976年の映画)金田一耕助 > 石坂浩二の金田一耕助シリーズ > 犬神家の一族 (1976年の映画)

犬神家の一族
The Inugamis
監督市川崑
脚本

長田紀生

日高真也

市川崑

原作横溝正史犬神家の一族
製作市川喜一
製作総指揮角川春樹
出演者

石坂浩二

島田陽子

あおい輝彦

川口晶

坂口良子

原泉

草笛光子

岸田今日子

三木のり平

小沢栄太郎

高峰三枝子

三國連太郎

音楽大野雄二
主題歌愛のバラード
撮影長谷川清
編集長田千鶴子
製作会社角川春樹事務所
配給東宝
公開

1976年10月16日[注釈 1]

1976年11月13日

上映時間146分
製作国 日本
言語日本語
製作費2億2000万円[1]
配給収入15億5900万円[2]
(1976年邦画配給収入2位)
次作悪魔の手毬唄
テンプレートを表示

ポータル 映画
プロジェクト 映画

『犬神家の一族』(いぬがみけのいちぞく)は、1976年昭和51年)10月16日[注釈 1]に公開された日本映画横溝正史作による同名の長編推理小説の映画化作品の一作。製作:角川春樹事務所、配給:東宝。監督:市川崑カラー、146分。画面アスペクト比の異なる2つのバージョンが存在する(後述)。

1970年代中頃から1980年代中頃にかけて一種のブームとなった角川映画の初作品であり、市川崑監督・石坂浩二主演による金田一耕助シリーズの第1作でもある。主人公の私立探偵・金田一耕助を初めて原作通りの着物姿で登場させた映画でもある。

映画公開のタイミングに合わせて、関連書籍、音楽などとのメディアミックス戦略を積極的に多用した草分け的作品である[3][4]。劇場公開時の併映作品は『岸壁の母』。

2006年平成18年)には市川・石坂のコンビでリメイク版が製作された。リメイク版も石坂が金田一を演じている(→詳細は『犬神家の一族(06年版)』を参照)。
ストーリー(原作との差異)湖で発見される遺体のイメージ.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この節には独自研究が含まれているおそれがあります。問題箇所を検証出典を追加して、記事の改善にご協力ください。議論はノートを参照してください。(2021年5月)
犬神家の一族#あらすじ」も参照

おおむね原作どおりであるが、現代の人間に分かりやすい設定、かつ時間制限のある劇場映画であるゆえに説明過多になることを避け、また映像での衝撃度を優先した展開に変えられている部分がある。

犬神家は製糸業ではなく、製糸業と密接な関係にある製薬業を営んでいる。また、犬神製薬は戦争の度に著しい発展を遂げているが、その背景は極秘に栽培したケシから麻薬を精製し、それを軍部が大量に買い付けて銃や爆弾に匹敵する兵器として使用していたと設定されている。これに関連して、古舘弁護士が「佐兵衛はケシの栽培に精通していた」と語る場面がある。

事後共犯者が佐智の死体を豊畑村の犬神家旧宅(廃屋)に戻すというのちの説明を要する設定はなくなっており、佐智の死体はただ本宅の屋根の上に置かれた。

珠世が佐兵衛の実の孫だったことは原作では大山神主が関係者のそろった前で大々的に暴露してしまうが、本作では金田一らの内密の話にとどまっている。したがって、静馬が珠世と叔父姪の関係と知って結婚に窮する設定は無く、珠世が佐清との結婚を迫る松子にこの佐清は偽者だと断言して拒絶する展開となっている。

屋敷中の斧(よき)が処分されていたという原作の設定は無く、静馬は斧で殺害されている。そのため「ヨキケス」の見立ては不要になっているが、湖の死体倒立という状況は説明なく原作のまま使われている。

佐清の派手な雪中逃走劇もなく、佐清は珠世に遺書を手渡すために現れ、それにより猿蔵に尾行されて豊畑村の旧宅で警察に逮捕された。

宮川香琴は本作では青沼菊乃ではない。ただ香琴が佐智殺害時における松子のアリバイ崩しの証言をするところは原作通りである。なお本作では、古館弁護士の調査では菊乃は空襲で死亡したということであったが、静馬は松子に殺害される直前に「母は自分が9歳のときに死んだ」と語っており、解決しない謎が残ったまま物語を終える。

また、以下のような原作に無い要素が追加されている。

那須ホテルの女中・はる。金田一の助手的な動きをする。

原作では故人となっている松子の母親が登場する。

出演者

金田一耕助石坂浩二

野々宮珠世:島田陽子松竹

犬神佐清/青沼静馬:あおい輝彦

犬神松子:高峰三枝子

犬神梅子:草笛光子

犬神竹子:三条美紀

犬神小夜子:川口晶

はる(那須ホテルの女中):坂口良子

犬神佐武:地井武男

犬神佐智:川口恒

犬神幸吉:小林昭二

藤崎鑑識課員:三谷昇

猿蔵:寺田稔

井上刑事:辻萬長


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:103 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef