特許庁長官(とっきょちょうちょうかん)は、日本における国家公務員の官職及び役職のひとつで、経済産業省の外局である特許庁の長である。 経済産業省設置法第23条において規定される役職である。 特許法においては、手続の却下(18条、18条の2)、特許証の交付(28条)、出願公開(64条)などは特許庁長官が行うと規定されており、実際に特許庁長官が事務処理を行うわけではないものの、特許庁長官名で処分が行われる。また、願書などの書類の提出は、特許庁長官宛に行われることになっている(36条など)。実用新案法、商標法、意匠法においても同様である。 1949年(昭和24年)5月25日に通商産業省が発足した際に、それまで内局であった特許局が、外局の特許庁に改組されたのに伴って設けられた官職・役職である。 なお、組織や職名・官名は異なるが、現在の特許庁長官にあたる農商務省専売特許局長及び特許局長の初代局長は、高橋是清であった。 ※日付は辞令上の就退任日。 代氏名在任期間前職退任後の主な役職備考
概要
歴代長官等
農商務省専売特許局長
1高橋是清1886年3月4日 - 1887年12月28日
特許局長(農商務省)
1高橋是清1887年12月28日 - 1889年10月31日農商務省専売特許局長内閣総理大臣、大蔵大臣
代理首藤諒
2奥田義人1890年2月22日 - 1892年11月17日農商務大臣秘書官
特許局審判官[1]法制局長官、司法大臣、文部大臣
農商務省特許局長
1藤田四郎1892年11月17日 -農商務省参事官
農商務大臣秘書官[2]
心得藤田四郎1893年3月13日 -農商務次官、貴族院勅選議員
2有賀長雄1893年5月15日 -農商務書記官[3]
3柳谷謙太郎
特許局長(農商務省)
1久米金弥1903年12月5日 -逓信省参事官[5]農商務次官、愛国婦人会事務総長
2磯部正春1905年3月16日 -農商務書記官[6]
3織田一