特捜戦隊デカレンジャーの登場人物(とくそうせんたいデカレンジャーのとうじょうじんぶつ)では、特撮テレビドラマシリーズ『特捜戦隊デカレンジャー』に登場する架空の人物、およびキャラクターを記述する。
なお、テレビシリーズ以外の作品に登場したキャラクターは以下の項目を参照。
劇場版に登場…特捜戦隊デカレンジャー THE MOVIE フルブラスト・アクション
Vシネマに登場…特捜戦隊デカレンジャーVSアバレンジャー・魔法戦隊マジレンジャーVSデカレンジャー・特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER・スペース・スクワッド
また、シリーズ内の他の作品に登場した際の詳細については特捜戦隊デカレンジャー#他媒体展開を参照。 デカレンジャーチームのメンバーの苗字は推理小説作家、下の名前はお茶の名前に由来する[1]。 メンバーは変身の前後ともにニックネーム、もしくは本名で呼び合う。キャッチコピーは個人のものではなく、宇宙警察のものを分担する形で名乗り上げる[注釈 1]。
特捜戦隊デカレンジャー
キャラクター設定は、5人が最初からいる状態は久しぶりだったため、レッドは熱い、ブルーはクール、ピンクは可愛くて元気というパターンに落とし込んだが、残りの2人は脚本の荒川の趣味が反映されており、常にバランスを取ろうとするが、不意に意外なことをやったり言ったりして、みんなを和ませたり驚かせたりするなど、普段は地味だがやるときにはやる名古屋人的な性格となった[2]。
赤座 伴番(あかざ ばんばん)
演 - 載寧龍二本作品の主人公[3]。愛称はバン[4][5][注釈 2]。双子座のB型[ep 1][5]。地球署の新任刑事で、逆立った髪型が特徴[注釈 3]。アヌビス星の古武術がもとになった[6]二丁拳銃を使う宇宙警察の拳法と射撃を融合させた宇宙警察銃拳法ジュウクンドー[2][注釈 4]を得意とし[4][5]、装備も他の4人とは異なり接近戦用の武器を持たない。熱すぎるほどの正義感に立脚したポジティブな正義感と行動力、直感の持ち主で[出典 1]、破天荒な行動のため宇宙警察学校のS.P.D養成所時代は問題生徒だったが、地球署では水を得た魚のように活躍する。嫌いな食べ物は梅干し。また、四字熟語を口癖とするものの[4][注釈 5]、中には熟語とは言い難い怪しい造語も多い[9][5]。ドライビングテクニックにも長け[8]、100メートルを11秒ジャストで走ることができる俊足の持ち主でもある[ep 2]。新撰組隊士であった赤座 伴之進(あかざ ばんのしん)を祖先に持つ[ep 3]。かつて第28銀河系の惑星チャンベーナでのスペシャルポリス見習い時代に担当したディアマンテ星人ドン・モヤイダによる事件にて、逃走中のドン・モヤイダに轢かれ死亡した少年の夢であった「宇宙一のスペシャルポリスになる」という願いを自身が代わりに叶えることを目標としており[ep 4]、スワットモード習得課程の訓練においてはその目標を意識するあまり自分のことしか考えられず周囲に目を向けられなくなったが、訓練の中で宇宙一のスペシャルポリスになるには個人の力だけではなく仲間と力を合わせることが必要だと悟り、「宇宙一のスペシャルポリスとは、宇宙一のチームの一員になること」という結論に達した[ep 5]。やがてチームを精神的に牽引する存在へと成長し、地球署の中心的存在になるほど信頼を勝ち取ってゆく。ホージーとは意見を対立させてぶつかり合うことも多いが、彼を「相棒」と呼び何かと親愛の情を見せる。当初、テツに対しても、感情をあらわにして反発したが、打ち解けてからは「後輩」と呼ぶことがある。後に共闘した伯亜 凌駕 / アバレッドや小津 魁 / マジレッドとも意見を巡って対立したが、お互いを認め合うようになった。しかし、作中では主に女性へのナンパ[注釈 6]などで彼らやセンちゃんと張り合ったり、八つ当たりを行うことも多い。ダイナモ星人テリーXによる事件の解決後、その働きぶりをギョクに見込まれ、彼が組織したファイヤースクワッドにスカウトされる[ep 6]。そして正式に同組織への異動が決まるも、「地球署には自分のような『火の玉』[注釈 7]がいないと駄目だ」との考えから異動に乗り気ではなかったが、自身をも超えるテツの火の玉的行動によって吹っ切れ[ep 7]、アブレラをデリートした後、ファイヤースクワッドに転任[ep 8][注釈 8]。劇場版に登場したレスリー星人マリー・ゴールドに一目惚れしており、それがきっかけで将来はレスリー星の署長を目指しているらしい[10]。勝利の決め台詞は「メガロポリスは日本晴れ!」。
バンの髪型は、演じる載寧龍二のオーディションでの髪型が原型となっており、載寧は台本の描写から週刊少年ジャンプの漫画に登場するようなキャラクターをイメージしていた[11]。