特命刑事 カクホの女
ジャンル刑事ドラマ
脚本秦建日子
脊尾篤弥
最上奈緒子
監督鈴木浩介
『特命刑事 カクホの女』(とくめいけいじ カクホのおんな)は、2018年からテレビ東京系「金曜8時のドラマ」枠で放送されている日本の刑事ドラマシリーズ。主演は名取裕子と麻生祐未[1]。
本項での「S1」は第1シリーズを表す。
2014年に、同じく「金曜8時のドラマ」枠で放送された『マルホの女?保険犯罪調査員?』の名取裕子と麻生祐未との再共演で、脚本と監督も同じく秦建日子と鈴木浩介が担当する[2]。
2019年10月18日から12月6日まで、『特命刑事 カクホの女2』(とくめいけいじ カクホのおんな2)が放送された。 三浦亜矢が率いる神奈川県警捜査一課の三浦班に、警視庁の人事課から北条百合子が異動してくる。通常ではありえない異動をしてきた百合子を警戒する亜矢だったが、じつは一方の百合子も、かつて婚約者だった刑事・刈谷晋作の死の真相を調べる目的で亜矢のことを探っていた。
あらすじ
キャスト
凸凹コンビ
北条百合子
演 - 名取裕子経歴:警視庁警務部人事第一課課長→ 神奈川県警察本部刑事部捜査一課強行犯係 三浦班(S1)→ 定年退職→ 無職(S2第1話)→ 神奈川県警横浜臨海警察署 嘱託職員(S2第2話 - 最終話)昭和32年7月21日生まれ(S2第1話)。階級は警部。キャリアで、警視庁警務部人事第一課課長だったが、定年を目前に現場を経験したいとの希望で神奈川県警刑事部捜査一課に異動する。実は、3年前に神奈川県警内で起きた事件の真相を探っている。マイペースな性格。S2第1話では無職だったが、城田署長と亜矢からの了解を得て嘱託職員として復帰する。
三浦亜矢
演 - 麻生祐未経歴:神奈川県警察本部刑事部捜査一課強行犯係 三浦班班長(S1)→ 神奈川県警横浜臨海警察署 副署長(S2)三浦班班長。現場たたきあげの刑事。階級は警部補。3年前に神奈川県警内で起きた事件の第一発見者。他人のウソを見抜く勘に秀でており、百合子曰くその勘は絶対に外れない。S2は所轄の副署長をしており署員から煙たがられている。
神奈川県警察本部
刑事部捜査一課強行犯係 三浦班
村山修二
演 - 吉沢悠(S1)兄貴肌で筋肉タイプの刑事。亜矢が不在の際には班の指揮を執る。
緑川大和
演 - 小関裕太[3](S1)新米刑事。後輩気質のムードメーカー。
滝沢真央
演 - 鹿沼憂妃[4](S1)事務職。30歳が近づき、結婚について考えている。
谷岡智彦
演 - 菅裕輔(S1第2話 - 最終話)新任刑事。欠員(飯田竜司と半野英明)が出たため交番勤務から異動してきた巡査部長(S1第2話)。異動前の経歴は交番勤務6年、所轄刑事課3年。真面目な熱血漢。
刑事部
淵山蓮
演 - 今野浩喜[5](S1)鑑識課の鑑識員。エキセントリックな言動の目立つ人物。百合子を「百合ちゃん」と呼ぶ。
黒田作之助
演 - 渡辺いっけい(S1)刑事部長。組織の体面を重んじる。実は如月の協力者で、刈谷晋作の事件ファイルを一部消去したり、青酸カリを飲んで死亡した強盗犯の死因を亜矢が飲ませたかのように偽装していた(S1最終話)。
森本武史
演 - 加藤満(S2第1話・第5話・第6話)捜査一課長。S2第1話では野村一志の殺人事件の指揮をとる。
神奈川県警横浜臨海警察署
城田正樹
演 - 大東駿介(S2)、(少年期:志村瑛多
浜口洋二
演 - 正名僕蔵(S2)刑事課強行犯係の係長。神奈川県警本部の命令で亜矢に嫌がらせをしていた(S2最終話)。
黒木達也
演 - 小野塚勇人[6](S2)刑事課強行犯係。亜矢には5年前の新人時代に借りがあり、捜査情報を聞かれれば渋々教えている。スマホの亜矢の登録名は「あの女」。竹宮が作ったキーワードを言うと爆発する「爆弾入りカプセルの入った小籠包」を食べる(S2第5話)。爆弾のキーワード「ゆうりんかく」を言い爆死する(S2最終話)。
磯貝宏行
演 - 生島勇輝(S2)刑事課強行犯係。神奈川県警本部の命令で亜矢に嫌がらせをしていた(S2最終話)。
平純樹
演 - 渡辺碧斗(S2)刑事課強行犯係。神奈川県警本部の命令で亜矢に嫌がらせをしていた(S2最終話)。
竹宮圭介
演 - 加藤雅也(S2)鑑識課の鑑識官。「?すなぁ」が口癖。署内にいるときは白衣を着ている。城田署長と仲が良く、二人で小籠包の研究をしている。7年前、ヤクザに左足を鉄パイプで殴られボルトが7本入っていて今も走れない(S2第5話)。息子がいたが谷崎良雄のレーシック手術を受けて両目を失明する。その息子も1か月前に階段から転落し死亡している(S2第6話)。
その他
如月光太郎
演 - 高橋克典経歴[注 2]:警察庁入庁(昭和63年)→ 新潟県警本部刑事部捜査第二課長(平成4年)→ 外務省大臣官房総務課危機管理調整室(平成5年)→ 警視庁公安部外事第一課長(平成9年)→ 警察庁警備局警備企画課理事官(平成11年)→ 警察庁警備局国際テロリズム対策室理事官(平成15年)→ 大阪府警本部警備部長(平成18年)→ 警視庁第一方面本部長(平成20年)→ 警察庁長官官房総務課長(平成23年)→ 警視庁警務部長(平成26年 / S1)→ 懲戒免職(平成30年)→ 殺人指名手配犯(S2)昭和40年11月19日生まれ(S2第1話)。警視庁警務部長。階級は警視監。百合子とは姉弟の友人で、「コウちゃん」と呼ばれている。百合子に情報を与えることもある。実は刈谷晋作を殺害した真犯人であり、日本で大規模テロを画策している。孝雄殺害後に逃亡。S2第1話で姿を現し、S2最終話で亜矢に逮捕される。
刈谷晋作
演 - 鶴見辰吾(特別出演・S1)警視庁刑事。百合子の婚約者で、人生のパートナーだった。3年前に神奈川県警内で起きた事件で死亡。第一発見者が亜矢で、自殺として処理される。
刈谷孝雄
演 - 伊東四朗(S1)晋作の父で、元刑事。百合子とは家族同然の付き合いをし、彼女を気遣って息子の事件を忘れるように促したが、自身は死因に納得がいかずに独自で再調査を開始し姿を消す。S1最終話で如月光太郎に殺害される。
安西/斉藤
演 - 宮川一朗太[7](S1最終話 / S2第1話)名前はクレジットでS1最終話は「安西」、S2第1話は「斉藤」となっており本名不明。