牧野 英二(まきの えいじ、1948年8月9日 - )は、日本の哲学者。法政大学名誉教授。文学部長、教学改革本部会議議長、市ヶ谷再開発本部補佐等を務める。その後、ドイツ連邦共和国ルーア大学(ボーフム大学)ディルタイ研究所客員研究員、台湾・中央研究院中国文哲研究所招聘研究員。
また横浜国立大学教育学部、京都大学大学院文学研究科、上智大学大学院文学研究科、早稲田大学文学部、日本大学法学部、東京電機大学理工学部等の非常勤講師を歴任。龍谷大学安重根東洋平和研究センター客員研究員[1]。岩波書店版『カント全集』編集委員、法政大学出版局版『ディルタイ全集』編集代表。 静岡県駿東郡清水町出身。1980年法政大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。1990年「カント純粋理性批判の研究」で法政大学文学博士。法政大学文学部助教授、教授。2019年3月、定年退職。法政大学名誉教授。日本カント協会
経歴
著書
『カント純粋理性批判の研究』法政大学出版局 1989
『遠近法主義の哲学 カントの共通感覚論と理性批判の間』弘文堂 1996
『カントを読む ポストモダニズム以降の批判哲学』岩波セミナーブックス 2003。新装版「岩波人文書セレクション」 2014
『崇高の哲学 情感豊かな理性の構築に向けて』法政大学出版局 《思想・多島海》シリーズ 2007
『和辻哲郎の書き込みを見よ! 和辻倫理学の今日的意義』法政大学出版局 2010
『「持続可能性の哲学」への道 ポストコロニアル理性批判と生の地平』法政大学出版局 2013
共編著
『カント読本』浜田義文編 法政大学出版局 1989
『近世ドイツ哲学論考 カントとヘーゲル』浜田義文共編 法政大学出版局 1993
『カント 現代思想としての批判哲学』大橋容一郎・中島義道共編 情況出版 1994
『ディルタイと現代 歴史的理性批判の射程』西村晧