牛久沼
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牛久沼

牛久沼大橋付近からの眺望
地図
所在地 日本茨城県龍ケ崎市
位置.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯35度56分45秒 東経140度7分48秒 / 北緯35.94583度 東経140.13000度 / 35.94583; 140.13000座標: 北緯35度56分45秒 東経140度7分48秒 / 北緯35.94583度 東経140.13000度 / 35.94583; 140.13000
面積3.49[1] km2
周囲長25.5 km
最大水深3.0 m
平均水深1.0 m
貯水量-- km3
水面の標高-- m
成因--
淡水・汽水淡水
湖沼型富栄養型
透明度-- m
プロジェクト 地形
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牛久沼を空撮(2023年)

牛久沼(うしくぬま)は、茨城県龍ケ崎市にある一級河川利根川水系の小貝川支流に含まれる。沼に近い牛久市と同じ名前であるが、全域が龍ケ崎市の区域内である。かつては太田沼とも言われた[2]
地理

小貝川下流部の小貝川低地と呼ばれる低地にあり、筑波・稲敷台地(常陸台地)の末端に位置する[3]。周囲長は約25.5km、平均水深約1m、最深部でも3m程度である[3]

牛久沼周辺には浮田が散在する風景がみられたが、茨城県により河川改修と農地整備が進められた[3]

沼の東岸に沿ってJR東日本常磐線国道6号水戸街道)が通る。最寄り駅は龍ケ崎市駅・佐貫駅。市の鳥である白鳥が毎冬約40羽近く飛来する。また、オオクチバスが生息しており、食性調査が実施された[4]
流入河川

根古屋川


稲荷川

東谷田川

西谷田川

遠山川

流出河川

谷田川

江川

周辺の自治体

龍ケ崎市

牛久市

つくば市

取手市

つくばみらい市

故事来歴
牛になった僧侶伝説

金竜寺には「牛になった小坊主」という昔話が伝わり、牛久沼の名称はこの伝説に拠るとも言われる[5]

金竜寺のあるなまけ者の小坊主は、毎日の勤行(ごんぎょう)を怠ってゴロゴロ寝てばかり。とうとう小坊主は本当に牛になってしまいました。初めて恥を知った小坊主は、沼に入水(じゅすい)しようと決心して岸へ向かいました。しかし寺の住職は小坊主に同情し入水を止めようとして、水の中に入る牛のしっぽを握り引き戻そうとしました。ところが、しっぽはぶっつりと切れてしまったのです。牛はそのまま水底に沈んでしまいました。がっかりした住職は、手に残されたしっぽで払子(ほっす)を作りました。その払子は、今も寺宝として保管されています[5]
河童伝説

牛久沼には昔から河童伝説UMA)の伝説があり、牛久沼沿いの遊歩道は「牛久沼かっぱの小径」と命名された[6]。牛久市では愛称に河童を付けたものがいくつか見られる。

北畔に住んでいた日本画家の小川芋銭は多数の河童画を遺している。
うな丼「発祥の地」鰻丼

うな丼は「牛久沼が発祥の地」と言われており、牛久沼の周囲には現在でもウナギ(鰻)料理店が多く、特に東畔の国道6号は最盛期には8店のウナギ料理店が軒を連ねており、「うなぎ街道」として人気が高い[7][8]

牛久沼のウナギ料理店

東畔(うなぎ街道) - JR龍ケ崎市駅

桑名屋、伊勢屋、鶴舞家、山水閣

閉業:牛久亭、小名浜屋、水神屋、寺田屋


西畔周辺 - 牛久駅などからバス

岬食堂、大はし


北畔周辺 - 牛久駅

阪東、やす川


入地・市街 - 入地駅関鉄竜ヶ崎駅

なか川、いしがみ



縁のある有名人

小川芋銭 - 河童画で有名な画家。沼のすぐ近く(現在の
牛久市内)に住んでいた。

住井すゑ - 小川芋銭宅の近くに居住し、執筆活動を行っていた。


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