かたぶち すなお
片渕 須直
第32回東京国際映画祭にて
生年月日 (1960-08-10) 1960年8月10日(63歳)
出生地 日本・大阪府枚方市
国籍 日本
職業映画監督
アニメーション演出家
脚本家
ジャンルアニメーション映画
テレビアニメ
配偶者浦谷千恵
事務所クロブルエ
主な作品
テレビアニメ
『名探偵ホームズ』
『名犬ラッシー』
『BLACK LAGOON』アニメーション映画
『アリーテ姫』
『マイマイ新子と千年の魔法』
『この世界の片隅に』製作・製作総指揮
『由宇子の天秤』
受賞
日本アカデミー賞
最優秀アニメーション作品賞
2017年『この世界の片隅に』
ブルーリボン賞
監督賞
2017年『この世界の片隅に』
その他の賞
アヌシー国際アニメーション映画祭
長編部門 審査員賞
2017年『この世界の片隅に』芸術選奨
映画部門文部科学大臣賞
2017年『この世界の片隅に』キネマ旬報ベスト・テン
監督賞
2017年『この世界の片隅に』高崎映画祭
ホリゾント賞
2017年『この世界の片隅に』
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片渕 須直(かたぶち すなお、男性、1960年8月10日 - )は、日本のアニメーション監督、脚本家。大阪府枚方市生まれ。株式会社コントレール取締役[1]。
日本大学芸術学部映画学科卒業[2]。日本大学芸術学部映画学科特任教授、東京芸術大学大学院講師[3]。 母方の祖父が枚方公園駅の近くで映画館[4]を営んでいたため、子どもの頃からアニメ映画などをよく観ていたという[5][6]。2歳7か月で、東映動画の『わんぱく王子の大蛇退治』を観たことを覚えており、特に名アニメーターの大塚康生と月岡貞夫が作画したクライマックスシーンが印象に残っていたが、月岡貞夫には大学で学び、業界では先輩に大塚康生がいて、「自分の人生は、線路が敷かれた一本の電車道なのか」と不思議な縁を感じたという[7][8]。 千葉県立船橋高等学校在学時は、3年の春の時点ではまったくアニメーションなど志してはおらず、学校内で視聴覚委員長という立場になって生徒会長から委託された8ミリカメラをひたすら振り回していた。しかし、たまたま手にした『未来少年コナン・愛蔵版』でアニメーションの映像表現には「絵コンテ」という前段階があるという実態と宮崎駿の存在を知り[9]、学年の後半からは真似事のようなアニメーションを作るようになっていた。高校卒業後、日本大学芸術学部映画学科映像コースに進学、アニメーションを専攻する。大学でのアニメーションの授業は4年間に池田宏と月岡貞夫が担当講師を務める2コマしかなく[注 1]、アニメーションの作り方は日本アニメーションまでときどき出向いて売ってもらう絵コンテで独学するしかなかった[9]。また1980年10月の池田ゼミでは、特別講義に訪れた宮崎駿と初対面している[10]。大学時代は安達瑶と映画を撮ったり、片山雅博、はらひろし。
経歴
年少期 - 学生時代