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楽器の奏具については「ピック」をご覧ください。
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出典検索?: "爪" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2014年7月)
左足の爪人間の爪の構造

爪(つめ)は、有羊膜類の先端の背面にある、表皮角質が変化・硬化して出来た皮膚の付属器官。

体毛と同じく、から派生した相同器官である。哺乳類ではによって特化している。ここでは、主にヒトの爪について説明する。他の動物の爪については扁爪鉤爪を参照のこと。

表皮から変化して出来た点においては、爪と毛を総じて「角質器」とも呼ぶ。爪が指先を保護するおかげで、手足の動作において指先に力を加えたりうまく歩いたりできるなど、爪は動物にとって重要な役割を果たしている。爪の下部には毛細血管が集中しており、爪は血液の健康状態に影響されやすい。
組織としての爪

爪は、主にタンパク質の一種であるケラチンから構成されている。含水量は12%?16%、脂肪量は0.15%?0.75%程度である。その水分量は外界の環境に左右され、冬の季節等の乾燥期には、硬く脆くなる。環境による爪の水分の変動は、要因によって5%?24%まで変動する。例えば、爪が化学薬品(マニキュアを含む)等に接触し、脱脂・脱水状態に継続的に晒されると水分量を失い、表面が荒れて極端に脆く割れやすくなることがある。

爪は、病気や外傷により欠損することがある。爪母が大きく損傷されると爪は欠損するが、損傷が小さければ欠損しない。人間の成人の手の爪は一日に約0.1mm、足では約半分の速度で伸びる[1]。ただし、一般的に成長速度は新陳代謝の早い若年ほど早く、夜より昼、冬より温かい夏の方が代謝がいいので早く伸びる。高齢者でも速度は遅くなるが一生伸び続ける。人間の手の爪が完全に再生するには半年から1年、足の爪は倍必要となる。

利き手の爪は、もう片手の爪より伸びるのが早い(相当早いというわけではない)。理由については、利き手の方が日常的に多用されることからそうでない方に比べて血流が良く、爪の新陳代謝も盛んになるなどの説がある[2][1]
生物学における爪

爪は、指先に一番近い関節から少し先の辺りから生えている。爬虫類鳥類ではそのほぼ全てが円錐状で、鉤爪のように下に湾曲している。哺乳類では、その構造と役割から扁爪(平爪)・鉤爪の3種類に分けられる。ヒトとサルにおいては平爪に進化し、物を掴んだり操作したりする能力を獲得することになった。さらにまた、硬い爪のおかげで物を識別する能力や挟む能力なども飛躍的に発達した。爪は、相手への攻撃や自分への防御に役立つ。

爪は、細菌アレルゲンなどを移動・伝播させる。爪で掻くと掻痒感を和らげる一方、掻きすぎると湿疹などの皮膚症状を悪化させることがある。これらは、外側の硬い爪板(そうばん)と内側の柔らかい爪蹠(そうしょ。爪床とも)の二重構造になっている。扁爪は指先にある指趾骨末節骨)を覆わず、爪蹠は先端部に残しているだけである。鉤爪は指趾骨の前半分を覆うような構造になっており、前後左右が厚みを帯びたまま湾曲して先端は尖っている。蹄は、爪板と爪蹠で指趾骨を円筒状に完全に覆い尽くしている。
爪の構造1.爪甲
2.爪溝
3.爪半月
4.爪上皮

外の部分に露出している部分を「爪甲」(そうこう)、皮膚に隠れている部分を「爪根」(そうこん)という。常に指先へと成長し、押し上げられている。指先の先端部分では、爪甲はその下部の爪床と剥離し、指先から爪が突出する。

爪根には「爪母基」(そうぼき)という部分があり、新しい爪はここで作られる。爪と接触している部分としては爪甲を乗せている皮膚は「爪床」(そうしょう)と呼ばれ、表皮が無く(空気に触れることによって表皮化する)真皮以下は他の皮膚と構造は同じになっている。爪甲の両側を囲んでいる指の皮膚は「爪郭」(そうかく)という。さらに、爪根を覆っている皮膚を「後爪郭」と言い、この部分からわずかに爪甲に覆うようにある半透明の皮膚角質を「爪上皮」(そうじょうひ、あるいは上爪皮、いわゆる「甘皮(あまかわ)」のこと)という。

爪の根元部分は皮膚に隠れている。爪の根元に乳白色の半月形状の部分が見えるが、これは爪半月またはルヌーラ(lunula:"小さな半月"の意)といい、完全には角化していない新しい爪である。この部分より先は薄い肉色であるが、これは爪床内の血管が爪に透けて見えるためであるので、押すと色が抜ける。
爪の健康

健康な爪は薄いピンク色をしており、表面も滑らかである。しかし、身体が貧血の時には爪下の色は赤みが減少し、爪は血色が悪くなり青白く見える。体調が悪いときなど、この爪の色がピンク色で、額などで計る体温が暖かければとりあえず大事ではないなどのように、緊急度の評価法の一助ともなる。また、爪を押して白くなったところが再循環によりピンク色に戻ることを確認できれば、心臓は通常どおり循環をつかさどっていることが分かる。したがって、病院での受診時や手術の前にネイルアートなどをするのは望ましくない。慢性の腎臓病では爪は白くなる。

また、爪の硬さは均等ではない。爪床に接している部分が一番硬く、先端へ伸びるほど割れやすくなる。一旦根元から伸びた爪は、損傷を受ければ二度と回復しない。しかし、爪母基が残っていれば再生はする。

爪の健康を保つには、表面・裏面ともに油性のクリームなどを塗り込む程度の手入れでも、保護には充分効果がある@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}とされる[誰によって?]。
爪の健康に良い栄養素

前述のとおり、爪は主にケラチンで構成されているため、健康維持には良質のタンパク質を食事で採るのが有効である。その他にビタミンAビタミンBビタミンDも必要である。
爪の変型と病気詳細は「en:Nail disease」を参照

爪を見れば健康が分かると言われるほど、爪は健康状態を敏感に反映させる。爪の変型や変色は、全身性の病気で爪の健康的な成長が阻害されたためか、爪の根元に障害が起きたためである[3]。病気や疾患のために生じた異常ならば、その原因でもある病気を治療・根治しなければ爪も元通りにはならない。

外傷で変色・変形した爪は、原因が治れば爪の新陳代謝によってやがて消失する。

爪の深い横シワや横溝

爪の縦ジワ

割れ爪:爪甲縦裂症(英語版)(爪裂症)

陥入爪

巻き爪

ばち指

スプーン爪(英語版)

鉤彎爪(英語版)

爪甲剥離症(二枚爪)

爪甲脱落症(英語版)

外傷

爪囲炎

爪の乾癬

爪甲白癬(爪の水虫)

爪郭の血管拡張・点状出血(皮膚筋炎/強皮症

テリー爪(英語版)

ミュルケ線(英語版)

ミーズ線(線条爪甲白斑症)

Beau's lines(英語版)(内因性爪甲横溝)[4]




白斑

爪甲色素線条(英語版)(黒爪症)

爪下血腫(英語版)(ランナー黒爪) - 継続的に指先に力が加わったために起きる内出血。

黄色爪症候群

グリーンネイル(英語版)

周囲


化膿性爪囲炎(英語版)(en、?疽)

爪の手入れ様々な爪切り爪切りで切った後の人の爪詳細は「ネイルケア」を参照

伸びすぎると怪我や爪が割れやすくなるため、爪切りで短く整える。ただし、皮膚の近くからその先まで切ってしまうと深爪という怪我をした状態となる。

爪を手入れする目的で、爪に塗る油・クリーム・マニキュアなど、爪の化粧品が各種存在する。また、爪洗浄ブラシ、甘皮押し、爪切りおよび爪やすり等の道具で爪の形状を整える。


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