熊本港
熊本港の空撮(2019年2月)
所在地
国 日本
所在地熊本県熊本市西区新港
座標.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯32度45分48.5秒 東経130度35分24.7秒 / 北緯32.763472度 東経130.590194度 / 32.763472; 130.590194
熊本港(くまもとこう、英語: Port of Kumamoto)は、熊本県熊本市西区新港[注釈 1]にある港湾である。熊本都市圏の海の玄関口として機能しており、くまもと海の駅[2]でもある。熊本県の中央部を貫いて有明海に流れこむ白川と緑川に挟まれた熊飽海岸の地先に、人工島形式[3]により熊本都市圏と直結した物流港湾として整備されている。
港湾施設は全て人工島上にある。かつては有明海の浅瀬のために大型船は入港できなかったが、2013年(平成25年)には、国により岸壁と合わせた係留施設の総延長が240 mとなり、クルーズ客船などの大型船の着岸が可能になった。
歴史
1880年(明治13年) - 超軟弱地盤(層厚40 m)や大潮位差(4.5 m)など、港を建設するのに適していない立地から、港の建設が断念され、約40 km離れた宇土郡三角町(現在の宇城市三角町)に、1887年(明治20年)三角港が開港。
1971年(昭和46年) - 熊本新港建設調査チーム発足。
1974年(昭和49年) - 新規港湾計画、重要港湾の指定。
1975年(昭和50年) - 都市計画道路(熊本港線)計画決定。
1979年(昭和54年) - 熊本港大橋工事に着手。
1982年(昭和57年) - -3 m物揚場工事着工。
1986年(昭和61年) - 第1期埋立着手。
1987年(昭和62年) - 熊本港大橋、-3 m物揚場完成、港湾計画改訂(縮小)。
1992年(平成4年) - 第2期埋立免許、熊本港大橋・-3 m物揚場供用開始。
1993年(平成5年) - 開港。フェリー関連施設供用開始、熊本 - 島原間フェリー就航。
1995年(平成7年) - 熊本FAZ[4]計画承認、700トン級岸壁(水深-4.5 m)第1・2バース供用開始。
1996年(平成8年) - 熊本 - 茂木 - 長崎間の高速船就航。
1997年(平成9年) - 熊本 - 本渡間の高速旅客船就航。
1998年(平成10年) - 熊本 - 島原間の高速フェリー就航、2,000トン級岸壁(水深-5.5 m)第1・2バース供用開始。
1999年(平成11年) - コンテナ国際定期航路開設(釜山港間)、熊本港物流センター供用開始、2,000トン級岸壁(水深-5.5 m)第3バース供用開始、5,000トン級岸壁(水深-7.5 m)第1バース供用開始。
2000年(平成12年) - 港湾計画改訂(平成20年代前半目標)。
2001年(平成13年) - 関税法上の開港指定。
2002年(平成14年) - 港湾計画の軽易な変更。
2003年(平成15年) - 港湾計画の軽易な変更、熊本港緑地供用開始、臨海用地第1期分譲開始、漁船船溜まり供用開始。
2004年(平成16年) - 指定保税地域の指定。
2006年(平成18年) - 臨海用地リース制度導入。
2009年(平成21年)3月31日 - 熊本フェリーの本渡への路線が、利用者減少や燃料費の大幅上昇で運航を続けることが困難になり、運航休止。
2012年(平成24年) - 静岡県の清水港で使われていた中古のガントリークレーンを購入。現地での塗装を終え、陸揚げされた。熊本港の外国貿易コンテナの取り扱いは、2010年までの5年間で、3,471 - 5,112 TEU(20フィート海上コンテナ換算)で推移[5]。