「KAB」はこの項目へ転送されています。KABの別の用法については「KAB (曖昧さ回避)」をご覧ください。
熊本朝日放送株式会社
Kumamoto Asahi Broadcasting Co., Ltd.
社屋 (2020年9月撮影)
種類株式会社
市場情報非上場
略称KAB
本社所在地 日本
〒860-8516
熊本県熊本市西区二本木一丁目5番12号
設立1988年(昭和63年)12月16日
業種情報・通信業
法人番号5330001001331
熊本朝日放送
英名Kumamoto Asahi
Broadcasting Co., Ltd.
放送対象地域熊本県
ニュース系列ANN
番組供給系列テレビ朝日ネットワーク
略称KAB
愛称KAB
KAB熊本朝日放送
呼出符号JOZI-DTV
呼出名称くまもとあさひデジタルテレビ
開局日1989年10月1日
本社〒860-8516
熊本県熊本市西区二本木一丁目5番12号
演奏所本社と同じ
リモコンキーID5
デジタル親局熊本(金峰山) 49ch
アナログ親局熊本(金峰山) ※16ch
ガイドチャンネル※16ch
主なデジタル中継局
人吉 21ch
水俣 31ch
牛深 31ch
阿蘇 48ch
南阿蘇 27ch
阿蘇北 21ch
肥後小国 21ch
三角 48ch
主なアナログ中継局
※
人吉 36ch
水俣 32ch
牛深 16ch
肥後小国 23ch
阿蘇 50ch
松橋 52ch
三角 17ch
天草 31ch
ほか
公式サイトhttps://www.kab.co.jp/
特記事項:
平成初の新規開局
アナログ放送は2011年7月24日停波時点の情報
テレビ朝日系列のリモコンキーID地図
テンプレートを表示
熊本朝日放送株式会社(くまもとあさひほうそう、英: Kumamoto Asahi Broadcasting Co., Ltd.)は、熊本県を放送対象地域としてテレビジョン放送事業を行っている、特定地上基幹放送事業者である。略称はKAB。 コールサインはJOZI-DTVで、ANN系列に属するテレビ局である。いわゆる「平成新局」のトップバッターのひとつとして、熊本県では4番目にできた民放テレビ局。以後、平成期に開局したテレビ朝日系列の新局は『○○朝日放送』(または『○○朝日テレビ』)の社名で開局している[注 1]。九州のテレビ朝日系列では、九州朝日放送、鹿児島放送に次いで3番目に開局した局である。 キャラクターに、「ケービィー」を開局15周年を迎えた2004年(平成16年)以降採用している。局のキャッチコピーは「Look」だが、開局25周年を迎えた2014年(平成26年)4月からは「GO×GO25th KAB」となっている。 送信所・中継局の大半は日本テレビ系列の熊本県民テレビと共同使用している。 熊本県内の民放局で唯一ロゴマーク(ウォーターマーク)を変更していない。 1984年(昭和59年)11月16日に熊本県に民間テレビ局第4波が長野県第4波と同時に割り当てられ[4]、その直後に国が民放テレビ全国四波化を打ち出した。テレビ朝日側は当初「ネット局は増やさない」方針であったが、「一流の放送局となるには全国をカバーする必要がある」と一転方針に乗ることとなった[5]。 第4波に対しては482件の事業申請があった[6]。1986年(昭和61年)9月29日より県が調整会議を進め、2年後の1988年(昭和63年)10月5日に最終調整が完了し、同年11月15日に予備免許交付、12月15日に創立総会の開催となった。KABがテレビ朝日系列となるのは、熊本の民放第3局(熊本県民テレビ(KKT))が日本テレビ系列であったことや、テレビ熊本(TKU)がテレビ朝日系クロスネット局であったもののフジテレビ系を主体としていたことから当然の成り行きでもあった。社名に「朝日」が含まれているのは「熊本で(テレビ朝日系列であることが)わかるように」との朝日新聞サイドからの強い要望によるものである[7]。 熊本テクノプラザ内の社屋は1989年(平成元年)7月15日に竣工。8月15日に試験電波を発射し、9月22日に免許交付、9月23日よりサービス放送を開始し、10月1日、いわゆる平成新局として、そして人口200万人以下の県で最初の民放第4局目の放送局として開局した[8]。 社屋移転については1995年(平成7年)より20か所以上の候補地の選定を進め、熊本市西区二本木の熊本鉄道病院跡地に決定された。設計は日建設計、施工は戸田建設。2004年(平成16年)3月6日-2005年(平成17年)5月31日の工期で建設を進め、2005年(平成17年)6月より移転作業を進めた。そして2005年(平成17年)10月1日に新社屋からの本放送を開始した。同時に地上デジタル放送に対応したマスター(テレビ朝日系列共通、系列局で最初に導入)も稼動しており、新社屋移転はKAB「第二の開局」となった[9]。 地上デジタル放送の開始にあたって最大の問題となったのは有明海に面する4県の電波の混信、いわゆる「有明問題」であった。デジタル放送のためのチャンネル確保の作業、アナ・アナ変換は難航し、KABが設置している中継局全69局のうち49局が対象となった[10]。
概要
本社・支社かつて本社があった熊本テクノプラザ (2004年撮影)
本社・演奏所
熊本県熊本市西区二本木1丁目5番12号(〒860-8516)
※2005年(平成17年)10月1日、熊本市中央区花畑町(はなばたちょう)12番32号の熊本テクノプラザより移転。但し、郵便番号は「860-8516」を引き続き使用している。
支社
東京支社:東京都中央区銀座5丁目14番5号 光澤堂GINZAビル6階
大阪支社:大阪府大阪市北区中之島2丁目3番18号 中之島フェスティバルタワー19階
福岡支社:福岡県福岡市中央区長浜1丁目1番1号 KBCビル6階
沿革
1984年(昭和59年)11月16日 - 熊本県に民放第4局の周波数割り当て。熊本地区では482件の免許申請があった。
1988年(昭和63年)
11月15日 - 予備免許交付。
12月16日 - 会社設立。
1989年(平成元年)
8月15日 - 試験電波発射。
9月22日 - 本免許交付。
9月23日 - サービス放送開始。
10月1日 - 開局[注 2]
親局送信所は、熊本県民テレビのアナログ送信所施設内に設置。
2005年(平成17年)10月1日 - 本社を熊本市西区二本木(旧熊本鉄道病院跡地)に移し、放送開始。主調整室(マスター)設備も地上デジタル放送対応マスターに更新された。(東芝製)
2006年(平成18年)
6月20日 - 韓国・大田広域市にある大田文化放送(大田MBC)と姉妹局の提携調印。
11月1日 - 地上波デジタル放送試験放送開始。
親局送信所は熊本放送のアナログ・デジタル送信所施設内に設置(熊本放送、テレビ熊本(デジタル)、くまもと県民テレビ(デジタル)、エフエム熊本と共同使用)。
12月1日 - 地上波デジタル放送本放送開始。
2009年(平成21年)
1月12日 - 地上デジタル放送及びワンセグでウォーターマークの表示を開始(提供クレジット表示時、CM時を除く)。
10月1日 - 開局20周年を迎える。
2011年(平成23年)7月24日 - この日正午(午後0時)で地上アナログ放送が終了。翌日(7月25日)の午前0時を以って地上アナログ放送は停波し、地上デジタル放送(地デジ)に完全移行。
2016年(平成28年)4月16日 - 終夜放送(気象情報によるフィラー放送)を開始。[11]
2019年(平成31年・令和元年)
4月1日 - 同年10月1日に開局30周年を迎えるのを記念しこの日より、同日にテレビ放送開始60周年を迎えた熊本放送 (RKKテレビ) との共同企画「RKKAB」を展開[12](2020年(令和2年)3月迄)。
2020年(令和2年)2月1日 - 「RKKAB」の企画の一つとして、この年3月22日に投開票された熊本県知事選挙への立候補予定者によるウェブ討論会を熊本放送と共同で開催、YouTubeで生配信を行った[13][14]。
ネットワークの移り変わり
1989年(平成元年)10月1日 テレビ朝日系列局として開局した。また、同時に熊本放送(RKK)・テレビくまもと(TKU)もそれぞれ、TBS系列・フジテレビ系列のフルネット局となった。熊本県民テレビに次ぎ、熊本県内では2番目の、開局当初からのフルネット局となった。
情報番組はRKKから『モーニングショー』、TKUから『ANNニュースライナー』を引き継ぎ、それ以外は新規ネット開始である。