新潟焼山
新潟焼山の東、火打山から望む
標高2,400.26[1] m
所在地 日本
新潟県糸魚川市、妙高市
位置.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯36度55分15秒 東経138度02分09秒 / 北緯36.92083度 東経138.03583度 / 36.92083; 138.03583
新潟焼山(にいがたやけやま)は、新潟県西部の糸魚川市と妙高市にまたがる標高2,400 mの活火山。頸城山塊に属する。気象庁が24時間体制で観測を行う常時観測火山の一つである[4]。
通常「焼山」と呼ばれ[2][5][6][7]、また他の焼山と区別するために「新潟焼山」の名称が用いられることがあるものの、新潟県内には、新発田市・阿賀野市と小千谷市・長岡市にも「焼山」という名称の山がある。
概要北麓から望む新潟焼山(2006年5月上旬)
妙高山、火打山とともに頸城三山と呼ばれ、東には火打山、西には富士見峠を隔てて金山が連なっている。周辺の山域は妙高戸隠連山国立公園の特別保護地区および特別地域の指定を受けている[8]。当山は日本山岳会により日本三百名山の一つに選定されている[6]ほか、糸魚川ジオパークのジオサイトの一つにもなっている[9]。山頂からは日本海や白馬岳などの北アルプスの山並みを望むことができる[6]。
山の大部分は火山体ではなくフォッサマグナ由来の第三紀層である。これを基盤とした火山体は比高約400 mの2,400 mの安山岩・デイサイト (SiO2 58-64%) からなる成層火山で、山頂は溶岩ドームからなる。その活動史はかなり新しく、約3,000年前に活動が始まった若い火山[10]である。山頂部は森林限界の高山帯で、日本におけるライチョウの分布北限である[11]。 現在までの活動は4期に分けられ、第1期は3,000年前頃に活動が始まり、第2期はその後の約1,000年間、第3期は約650年前からで、1773年からは第4期の活動とされている[12][13]。過去の活動では火砕流は主に山体北面に向かって流出しており、1773年の活動では日本海まで達したと考えられる[14]。現在でも2つの噴気口からガスを吹き出している。火山活動度ランクはB[3]。気象庁は、2011年(平成23年)3月31日に火山活動に特段の変化はなく、火口周辺に影響を及ぼす噴火の兆候は認められないとして、噴火予報(噴火警戒レベル1、平常)を発表した[15]。2013年(平成25年)2月現在も、その噴火予報を継続している[15]。
火山活動