無線呼び出し
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NTTドコモ インフォネクストB55(松下通信工業製)東京テレメッセージ PHOENIX-fw(Motorola製)ドイツのT-モバイルで使われていたPOCSAG方式のSkyper(日本電気製)

無線呼び出し(むせんよびだし)は、特定の手順によって、電波で小型受信機(通信機器)に合図を送るシステムである。主に連絡を取りたい相手の通信機器に情報を知らせるために用いる。日本ではポケットベル、または略してポケベルと呼ばれる。最盛期を迎えた1990年代平成)の流行期には個人需要が高く、若者ユーザーからは更に省略され、ベルの愛称で呼ばれた。

英語ではpager(ページャー)またはbeeper(ビーパー)という。台湾ではBBCALLという。

NTTドコモによると1996年度のポケベルの総契約数のおよその内訳は、個人が70%法人が30%であり、新規契約数のおよその内訳は、個人が95%法人が5%だったとの事である。

電気通信事業者による電気通信サービス(公衆呼出し。日本ではNTTドコモグループ[注釈 1]及びテレメッセージ各社[注釈 2]が提供していた)と、特定の工場やビル内などを対象に設置されたもの(構内呼出し)がある。

警察無線消防無線の受令機も広義の無線呼出しである。こちらは無線電話の音声を受信でき、全対象者に命令の一斉伝達が、また聴いているであろう特定の相手を名指しすることで簡単な伝言が出来る。

2017年4月6日以降、日本では電気通信事業者による無線呼出しサービスを、2008年10月にYOZANから会社分割した「2代目」東京テレメッセージが既存の顧客へのみ提供していたが、一般向けのサービスを2019年9月に廃止。これ以降は、自治体向けの「280MHzデジタル同報無線システム」のみで利用されている。
概説

1958年アメリカで世界初のサービス「ベルボーイ」が開始された[1]。当時は、交換手に呼出番号を伝えるものだった。やがて、特定の電話番号に電話をすることで呼び出すものとなり、DTMFで電話番号やメッセージを送信できるように多機能化が行われた。

1995年9月にアメリカでReFLEX方式による簡易双方向通信サービスが開始されている。

また、1990年代後半より、電子メールや事業者のウェブサイトからの呼出しに対応したものも登場している。

アメリカでは契約者が2002年末の1410万から2005年末には830万まで減少している。中国でもサービスの停止が発表されている。無線呼出しサービスは世界的に、消滅への流れを進めている[2]
技術

単方向通信であるので受信の確認に別の手段が必要である。また、携帯電話などの双方向通信と比較して加入者の位置追跡が困難である。そのため、他のサービス地域で呼出しを受信するためには、利用者自身が位置登録を行う必要がある。

周波数帯域あたりの加入者収容能力は非常に大きい。しかし輻輳時は呼出しまでの時間遅れが大きくなる。また、小容量の電池で長時間の使用ができるように、受信機をグループ別に分け、通信時間を限定する間欠通信方式となっている。

高出力の複数の送信局から同期した信号を送信し、広いサービスエリアを確保しており、同報通信に威力を発揮する。また、高速化に伴い送信局間のより精密な同期が必要となっている。

制御装置から送信局への情報の伝送は、狭い範囲の場合有線通信や地上固定無線通信が用いられ、広域のものは通信衛星回線が用いられることがある。また、端末への伝送手段としてFM放送に重畳するFM放送ページャーが一部の国で用いられている(日本でも制度上は実施可能[3])ほか、通信衛星からの電波を直接受信し全世界で利用可能な衛星ページャーも提供されている。
使用周波数帯

150MHz帯
需要の少ない地域で用いられている。
250MHz帯
世界的に広く使用されている。日本のPOCSAG:最大空中線電力250W
450MHz帯
一部地域で用いられている。欧州のPOCSAG
900MHz帯
建築物内への浸透性が悪いため中継設備が必要になる場合がある。欧州のERMES、北米のReFLEX:最大空中線電力1kW

無線呼出規格の比較略称規格名搬送波変調方式誤り訂正同期方式備考
間隔
kHz通信速度
kbps
POCSAGPost Office Code Standardi-zation Advisory Group12.5
252.4
1.2
0.5122値
NRZ
FSKBCH(31 21)
パリティビット主要局への従属同期イギリス旧郵電公社を中心に開発、国際的に使用されている
ERMESEuropean Radio Message System6.254値
NRZ
FSK短縮巡回(30 18)
インタリーブヨーロッパの標準規格
NTT1.2
0.4
0.22値
NRZ
FSKBCH(31 16)日本電信電話公社が開発, RCR STD-41
FLEX6.4
3.2
1.64値
2値
NRZ
FSKBCH(31 21)
パリティインタリーブGPSモトローラが開発
ReFLEX簡易双方向通信機能あり
FLEX-TDFLEX-Time DiversityBCH(31 21)
パリティインタリーブ
時間ダイバシティ同一空中線電力でサービスエリアを確保するため最大4回呼出信号を送出し誤りを補正

日本の無線呼出事業日本電信電話公社・NTT・NTTドコモの、初期のポケットベル
課金方式

課金方式としては、次のものがある。
契約者が月額定額料を支払い、呼び出す人が呼出しに要した通話料を支払う。最も一般的だった料金体系。発信者番号は通知されない。

契約者が月額定額料と呼出回数に応じた料金とを支払い、呼び出す人が呼出しに要した通話料を支払う。発信者番号は通知されない。

月間呼出回数が一定回数を超えた場合、契約者に追加料金が発生する形が多い。機能が高度化され、女子高生が話題の中心となりポケベルがブーム化した1990年代の全盛期に登場した料金体系。


020発信者課金 - 契約者には料金が発生せず、呼び出す人が呼出しに要した通話料に上乗せして呼出料を支払う。

日本ではポケットベル衰退期の1999年に登場した課金方式。契約者には基本料が発生しないのが最大の特徴。呼出し側に通話料以外の余計な料金が課金されてしまうことや、電子メールからのメッセージ送信ができない、一定期間呼出しがないと自動的に解約されてしまうため、契約者は少ない(NTTドコモ:02DO(ゼロニード)、東京テレメッセージ(2代目):ゼロプラン、沖縄テレメッセージ:020ポケットベル など)。ドコモの02DOは
ナンバーディスプレイ機能を利用可能で発信者の電話番号が確認できたが、呼び出しはNTT回線の一般電話と公衆電話・ドコモ回線の携帯電話からに限られた。


契約者が月額定額料金を支払い、電話から呼び出す人も通話料に上乗せして呼出料を支払う。電子メールからは、付加料金課金なしで呼出し可能。

東京テレメッセージ(2代目):まるとくプラン など。

一般的には、完全な定額制である1の契約形態が多い。これがポケベル会社の経営を圧迫した一因ともされる。
1968年 - 1985年頃まで (黎明期)ポケットベル B型 RC11。日本初のポケットベル。


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